対話文を2時間で
見本: Monday Morning(対話文・中2程度)
1時間目で場面と人物の関係をつかみ、2時間目で「会話として言える」まで運ぶ組み方です。
中学・高校の教科書本文に
教科書の本文は、授業でいちばん長くつき合う素材です。同じ本文でも、扱い方を変えれば、聞く・読む・話す・書くのどれの練習にもなります。ここでは、その扱い方(料理でいえば調理のしかた)を5つの工程に分けて、1本ずつレシピにしました。どのレシピにも、手順と先生が言う言葉、このサイトで書いたオリジナルの本文でやってみた見本、やさしくする・むずかしくする工夫をつけています。特定の教科書に頼らないので、中学校のどの教科書にも、高校の教科書にも使えます。
レシピ26本+紙つきの手順15本(最終更新 2026-10-18)・単元の2〜3時間の組み方は献立の例へ
工程
本文の型
使える時間
全41本(レシピと紙つきの手順)
いつ・どこ・どんな関係かを、本文の文を証拠にして当てる
場面ごとの気持ちを、形容詞1語と数字と証拠の行で折れ線にする
登場人物のプロフィールを、書いてある事実と証拠つきの推理に分けて作る
数字は表に、時間の流れは図に。本文の情報を形に移し、表だけを見て英語で言う
どこで区切るかが読みになる。本文を4つの場面に割って描き、4コマを見て内容を言う
1文ずつのカードを、代名詞と時を表す語を手がかりに本文の順へ
わざとのまちがいに気づいたら、手を挙げて Stop! と止め、正しく直して言う
事実→推論→自分の考えの順に、問いを重ねて読む
聞いてメモして、グループで本文を組み立て直す
既習のページから、言われた情報を最速で探す帯活動
聞く前に、強く読む語に●、区切りに/。音声で確かめてから、その強弱で読む
同じせりふを、引いたカードの気持ちで読む。最後は場面に合う気持ちを証拠の行で決める
相手の行のあとに、内容に合う相づちを1つ。本文の音読を、やり取りの練習に変える
かたまりごとに意味に合う動作を決めて読む。最後は動作だけで本文を言う
追い読みからシャドーイングまで、ねらいで選ぶ早見表
同じ段落を目標タイムで読み、記録を更新していく帯活動
最初の1文字だけを見て、本文を言う。音読と暗唱のあいだの1段
板書の本文を2〜3語ずつ消しながら読む。最後は何もない黒板で言う
動詞だけ、前置詞だけを空けて読む。抜く品詞で、目の向く所が変わる
自然な日本語を聞いて、3秒で本文の英語に。訳ではなく組み立ての練習
挿絵や黒板の絵を指して本文を言う。リテリングの「絵だけ」の段への橋
読んで顔を上げて言う。1分で何文言えるかをペアが判定
後ろに貼った本文を覚えて戻り、ペアに伝えて書かせる
別の登場人物になって I で語り直す。その人が知らないことは書かない
1か所だけ違う文を聞いて、No. で直す。合っていれば That's right.
対話文は said を使ったお話に、物語はせりふとト書きの台本に書きかえる
行と行のあいだに、心の声か省かれた動きを1文。ペアはどこに足したかを当てる
次の日や1週間後を5〜8文で。本文の表現を2つ以上使い、下線を引く
登場人物になって前のいすに座り、クラスの質問に役のまま答える
本文の文の形を借りて、中身を自分のことに。書く前に、まず話す10分
手がかりを1段ずつ外して、自分の言葉で語り直す
本文の1文を、同じ意味の別の英語に言い換える
1語→1文→3文の順で、本文を要約する
内容理解の問題を生徒が作って、出し合う
題材の対立軸を見つけて、30秒ずつ言い合う
本文の表現と構成を借りて、自分のことを書く
「教科書だけ」は、本文を写したり加工したりしたプリントを作らずに、教科書を開いたままでできるレシピです。
レシピの見本は、すべてこの4本でやってみせています。同じ本文が、扱い方でどう変わるかを比べられるようにするためです。どれもこのサイトで書いたオリジナルなので、授業でそのまま使ってかまいません。
月曜日の朝、授業の前の廊下。サッカー部のリクと、ALT のグリーン先生。 使っている文法: 過去形・過去進行形・不定詞(want to)・命令文
放課後の大雨。傘を持っていないミカと、同じクラスのソウタ。 使っている文法: 過去形・接続詞 so と that・There were ...・look / sound +形容詞
クラスで「どうやって学校に来ているか」を調べた、生徒の報告。 使っている文法: 比較(the most / faster than)・動名詞の主語・want to・too +形容詞
中学3年のハルトのスピーチ。海辺の町にひとりで住むおばあさんの日記の話。 使っている文法: 現在完了(継続)・名詞を後ろから説明する文(the dinner she cooked)・接続詞 when
教科書の本文は、教科書会社と著者の著作物です。このサイトには教科書の本文を載せていません。見本は、すべてこのサイトで書いた本文です。
学校の先生が授業のために、教科書の本文をプリントや板書、スライドに使うことは、著作権法35条(授業のための複製)の範囲で認められています。頭文字だけにする、句読点を消すといった形を変えた使い方も、その授業のための利用として同じように認められています(47条の6)。ただし、ネットで誰でも見られる場所に載せるのは別の話です。
塾・英語教室は、営利の教育機関なので35条の対象になりません。本文を写したプリントを配るには、原則として許諾が要ります。「教科書だけ」の札がついたレシピなら、生徒が自分の教科書を開いたまま回せます。くわしくは塾で教材をコピーして配るのは著作権的にどこまでOK?へ。
このレシピ集を作るときに、次の本と論文の考え方を参考にしました。活動の名前、説明の文章、例文、紙面は、すべてこのサイトで作ったものです。それぞれの活動の出どころは、レシピの最後の「出どころ」に書いています。
本文の授業の考え方は、こちらにも