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英語教材ラボ
期末テスト2学期期末テストの9枚を土台に(無料PDF)
段階4・覚える(5つの段階のうち)

本文カルタ大会先生が文の前半を読み、後半の札を取り合う。本文を覚えた分だけ早く取れる

準備後半を書いた札(1班に1組・本文の文の数だけ)

この活動の流れ合計10分(目安 10分)
  1. 札を並べ、ルールを確かめる2分
  2. 1回戦(先生が読み手)4分
  3. 2回戦(生徒が読み手)3分
  4. 取れなかった札の文を言う1分

生徒にはこう言って始める

仕掛けと本物にする一手とは

“I'll read the first half of a sentence. Find the card with the second half and touch it first!”

先生が文の前半を読みます。後半の札を、先に取った人の勝ち

生徒が乗る仕掛け動く挑む
前半を最後まで聞かずに取れたら、本文が頭に入っているしるし。どこまで聞けば取れるかで差がつく
本物にする一手相手
読み手を ALT にして、ふつうの速さの英語で取る。最後は生徒が読み手になり、ALT と対戦する

ねらい

カルタは、読み手が読む札を聞いて、取り札を早く取る遊びです。本文カルタ大会では、本文の文を前半と後半に分け、先生が前半を読み上げ、生徒は後半が書かれた札を取り合います。

早く取るには、前半を聞いた時点で、後半が頭に浮かんでいなければなりません。本文を覚えている生徒ほど、読み上げの途中で札に手が伸びます。百人一首で、上の句の最初の数音で下の句が取れる「決まり字」と同じで、どこまで聞けば取れるかが勝負になります。聞く・覚えるの練習が、取り合いの中で何度もくり返されます。

頭文字だけ本文のような覚える練習のあとの、仕上げの遊びとして置けます。文の切れ目で前半と後半に分けるので、コンマや接続詞の所で文がどう続くかにも目が向きます。

手順

  1. 本文を音読で練習し、見ないで言える文が増えてきたころに置きます。3〜4人の班に、後半を書いた札を1組ずつ配り、机に表を上にして並べます。
  2. ルールを示します。読み手が前半を読み始めたら取ってよい。違う札に触ったら(お手つき)、次の1枚は休み。同時に触ったら、じゃんけん。
  3. 1回戦(4分)。先生が前半を読みます。取った人は、札の後半を声に出して読みます。読めなければ札を戻します。
  4. 2回戦(3分)。班の1人が読み手になり、教科書を見ながら前半を読みます。読み手は1枚ごとに交代します。
  5. 最後に、だれも取れなかった札と、お手つきが出た札の文だけを、全員で通して言います(1分)。

先生が言う言葉の例です。

場面先生の言葉
始めるときI'll read the first half. Touch the card with the second half.
取ったあとRead your card aloud. Then say the whole sentence.
お手つきのときOops! That's the wrong card. Skip the next one.
最後にLet's say the sentences nobody took.

見本

見本の本文(当サイトのオリジナル)Three Lemon Candies物語・中2程度・全9行(全文で約134語)
  1. It was raining hard after school. Mika didn't have an umbrella, so she waited at the school gate.
  2. Then Sota came out. He was in her class, but they didn't talk much.
  3. He had a big blue umbrella. He looked at the rain, and then he looked at Mika.
  4. “Here,” he said. He gave her the umbrella and ran into the rain.
  5. The next morning, Mika went to Sota's desk. “Thank you for yesterday. Here's your umbrella.”
  6. Sota smiled, but his voice sounded strange. He had a cold.
  7. “No problem,” he said. “I like rain.”
  8. Mika knew that wasn't true. She took a small bag out of her pocket. There were three lemon candies in it.
  9. “For your throat,” she said. This time, Sota didn't say anything, but his face turned a little red.

この物語で作れる札の例です。前半と後半は、コンマや接続詞の所で分けます。

読み札(前半・読み手が読む)取り札(後半・机に並べる)行
Mika didn't have an umbrella,so she waited at the school gate.1
He looked at the rain,and then he looked at Mika.3
He gave her the umbrellaand ran into the rain.4
Sota smiled,but his voice sounded strange.6
She took a small bagout of her pocket.8
This time, Sota didn't say anything,but his face turned a little red.9

取り札には、後半だけを見てもどの文の続きかが分かるものと、分かりにくいものがあります。and then he looked at Mika. は、he と Mika があるので前半が浮かびやすい札です。out of her pocket. は短く、どの文の続きかを覚えていないと取れません。

読み札の最初の語だけで取れる札もあります。この6枚で This で始まるのは1枚だけなので、This まで聞けば取れます。He で始まる札は2枚(He looked と He gave)あるので、2語目まで聞かないと取れません。1回戦のあとに「どの札が早く取れた?」と聞くと、文の始まり方を見分けることに目が向くきっかけになります。

変化をつける

  • やさしくする: 取り札に、後半の英文と日本語の意味を両方書いておきます。中1の前半や、本文に入ったばかりの単元で使えます。
  • むずかしくする: 読み手は前半の日本語の意味を読み、生徒は英語の後半の札を取ります。日本語から英文を思い浮かべるので、日本語→英語クイックレスポンスに近い負荷になります。
  • 単元の終わりに: その単元の全部のパートの文を札にして、班対抗のカルタ大会にします。取った札の文を言えた数で点にします。
  • 高校では: 長い文は、関係詞や分詞の前で分けます。後半の札に、前半のどの語とつながるかを書かせると、文の組み立ての確かめになります。

つまずきと手当て

  • 強い生徒ばかりが取る: 1人が続けて取れるのは2枚まで、と決めます。取った人が札を読み上げる決まりで、取ったあとにも英語を言う場面を作ります。
  • 札を取ることに夢中で、英語を聞いていない: 読み手が前半を読み終える前に取ったら、取った人に前半も言わせます。言えなければお手つきにします。
  • 札を作るのに時間がかかる: 教科書の文を、コンマや接続詞の所で分けるだけにします。本文プリントメーカーの並べかえカードを使えば、1文ずつのカードをはさみで前半と後半に切るだけで札になります。

出どころ

読み札を聞いて取り札を取り合うカルタは、日本の遊びとして広く知られ、英語の授業でも単語や文を覚える遊びとして使われてきました。この活動の、文の前半と後半で札を分ける作り方、取ったあとに後半を声に出して読む決まり、文の始まり方に目を向ける問いかけ、見本の札は、このサイトで作ったものです。

公開 2026-10-29・更新 2026-10-29

この活動を授業で使う

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このページの流れ・手順・先生の英語・つまずきの手当てを、A4 の1枚にまとめたものです。

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いっしょに組むとよい活動

執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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