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英語教材ラボ
期末テスト2学期期末テストの9枚を土台に(無料PDF)
段階2・内容をつかむ(5つの段階のうち)

答えから問いを考える答えだけを見て、本文からその答えになる問いを英語で作る

準備答えだけのカード(板書でもよい)

この活動の流れ合計10分(目安 10分)A4 のカードで見る
  1. 答えだけを4つ示す30秒
  2. ペアで問いを英語で作る4分
  3. 問いを出し合い、板書する3分
  4. いちばん合う問いを比べる2分30秒

ねらい

本文の内容を確かめるとき、ふつうは先生が問いを出し、生徒が答えます。答えから問いを考えるは、その向きを逆にした活動です。先生は答えだけを示します(At two. / Brazil. / Number 10. / After school.)。生徒はペアで本文を読み、その答えになる問いを英語で作ります。

At two. が答えになる問いを作るには、本文のどこに at two があるかを探し、その文が何を言っているか(リクが寝た時刻)をつかまなければなりません。そのうえで時刻を聞く疑問詞を選び、疑問文の語順に組み立てます。読みの確かめと、疑問文を作る練習が、1つの作業の中で起きます。同じ答えに違う問いが出たときは、疑問詞の選び方を比べることが、本文の文の中身を比べることになります。

本文クイズ職人は、生徒が本文から答えも選んで問題を作る活動です。こちらは答えが先に決まっているので、10分で全員が同じ答えに向かえます。答えにする文を本文から選んで記事に書きかえるインタビュー記事にするの、短い練習にもなります。

手順

  1. 本文の内容をひととおりつかんだあとに置きます。
  2. 先生が答えだけを4つ示します。カードを黒板に貼るか、板書します。答えは本文の語をそのまま使い、短くします。
  3. ペアで4分、本文を読み、それぞれの答えになる問いを英語で作ります。問いは疑問詞で始めます。
  4. 2〜3組に問いを読んでもらい、板書します(3分)。ほかの組は、その問いを聞いて、カードの答えになるかを確かめます。
  5. 同じ答えに違う問いが出たら、どれがいちばん合うかを比べます(2〜3分)。比べるのは、疑問詞の選び方です。

先生が言う言葉の例です。

場面先生の言葉
答えを見せるときHere are four answers. What are the questions?
問いを作るときStart with a question word: What, When, Where, or Who.
問いを読んでもらうときRead your question. Everyone, is the answer "At two"?
比べるときTwo questions for one answer. Which is better? Why?

見本

見本の本文(当サイトのオリジナル)Monday Morning対話文・中2程度・全10行(全文で約88語)
  1. Ms. Green:Good morning, Riku. You look sleepy.
  2. Riku:Good morning, Ms. Green. I went to bed at two last night.
  3. Ms. Green:At two? Were you studying for the test?
  4. Riku:No. I was watching a soccer game on TV. Japan played Brazil.
  5. Ms. Green:Oh, I watched it, too! What a game!
  6. Riku:But Japan lost. I was so sad.
  7. Ms. Green:Me, too. But the last goal was beautiful.
  8. Riku:Yes! Number 10 was amazing. I want to play like him someday.
  9. Ms. Green:Then don't sleep in class today. You have practice after school, right?
  10. Riku:Right. I'll try!

先生が示す答えと、その答えになる問いの例です。

答え問いの例本文の行
At two.When did Riku go to bed? / What time did Riku go to bed last night?2行目
Brazil.Who did Japan play? / Which team did Japan play?4行目
Number 10.Who was amazing?8行目
After school.When does Riku have practice?9行目

At two. には、When と What time の2つの問いが出ます。どちらも合っていますが、「時刻をはっきり聞くなら?」と比べると、What time のほうが At two. にぴったり合うことが分かります。When には、Last night. と答えることもできるからです。

Brazil. では、What did Riku watch? と作る組が出ます。答えは A soccer game. で、Brazil. にはなりません。4行目の文のどこを答えにするかで、疑問詞が変わります。Who won the game? と作る組もあります。勝ったのがブラジルだとは、本文のどこにも書いていません。けれども、6行目の But Japan lost. と合わせれば、勝ったのはブラジルに決まります。答えが1行にそのまま書いていない問いで、行間の推理の問いになっています。証拠の行(4行目と6行目)が言えれば認めます。

Number 10. では、Who scored the last goal? と作る組が出ることがあります。7行目の最後のゴールと、8行目の10番は続けて出てきますが、ゴールを決めたのが10番だとは書いていません。Who won the game? と違って、本文のどの行を合わせても答えが1つに決まりません。「その問いの答えは、本文のどこに書いてある?」と聞き、本文に書いてあることから問いを作り直させます(Who was amazing?)。

いちばん手が止まるのは、7行目の Me, too. を答えにしたときです。4つの答えを出し終えた組に、5つ目のカードとして渡します。Was Ms. Green sad? と作る組もありますが、その答えなら Yes, she was. です。Me, too. は問いへの答えではなく、相手の言ったことに「わたしも」と返す言葉で、7行目は、6行目のリクの I was so sad. に返したものです。「この答えの前に、だれが何と言った?」と聞くと、答えの前に来るのが問いの形とは限らないことが見えてきます。

変化をつける

  • やさしくする: 答えといっしょに疑問詞を渡します(At two. → What time / After school. → When)。中1では、答えを本文の1文で示し、その中の1か所を聞く問いを作らせます。
  • むずかしくする: 推理の要る答えを混ぜます。Because he watched a soccer game. は、1行目の You look sleepy. と2行目・4行目を合わせて、Why is Riku sleepy? と作れたら正解です。
  • 説明文で: How We Come to School なら、Sixteen. / Four. / The hill. のように示します。The hill. に合う問いは What is too steep? で、主語を聞く問いなので do や did が入りません。
  • 高校では: 説明文や評論の数字や年を答えにします(In 1990. / About 30 percent. / For ten years.)。When と How long、How many と How much のような似た疑問詞の選び分けが、本文の数字が何を表しているかの読みになります。

つまずきと手当て

  • はい・いいえの問いばかりになる: Did Riku go to bed at two? の答えは Yes. で、カードの At two. になりません。「問いは疑問詞で始める」を決まりにして、最初に示します。
  • 問いの語順をまちがえる(When Riku went to bed? / When did Riku went to bed?): 本文の文から問いを作る順を、板書で1回見せます。2行目を Riku went to bed at two. と言いかえてから、at two を When に変えて前に出す → did を入れる → went を go に戻す、の3つです。did のあとの動詞はもとの形、を合言葉にします。
  • 答えの語を問いに入れてしまう(When did Riku go to bed at two?): 答えの部分は、疑問詞に置きかわって消えることを確かめます。問いを読んで、答えが問いの中に聞こえたら作り直す、と決めておきます。

評価につなげる

定期テストでは、初めて読む短い本文と答えを示し、問いを書かせます。答えに合う疑問詞か(内容)と、語順が正しいか(形)を、分けて採点できます。授業で扱った本文は、覚えている問いを書くだけになるので使いません。

出どころ

答えを示して問いを作らせる活動は、疑問文の練習と、本文の読みの確かめを兼ねる活動として、英語の授業で広く使われています。先生が本文について出す発問の向きを、生徒の側から逆にたどる形です。この活動の、答えだけのカードを4つ示して、いちばん合う問いを比べる回し方と、見本の答えと問いの表は、このサイトで作ったものです。

公開 2026-10-18・更新 2026-10-18

この活動を授業で使うときに

いっしょに組むとよい活動

くわしい手順と紙(このサイトの教材)

執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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