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英語教材ラボ
期末テスト2学期期末テストの9枚を土台に(無料PDF)
段階2・内容をつかむ(5つの段階のうち)

2つの真実と1つの嘘本文について本当の文を2つ、うその文を1つ書き、相手に見抜かせる

準備なし(ノートに3つの文を書く)

定番の形はNo, で直すゲーム

この活動の流れ合計10分(目安 10分)
  1. 本当2つ・うそ1つを書く4分
  2. ペアで読み上げ、うそを当てる3分
  3. 相手を替えてもう1回2分
  4. 見抜きにくいうそを紹介1分

生徒にはこう言って始める

仕掛けと本物にする一手とは

“Write two true sentences and one lie about the story. Can your partner find the lie?”

本文について、本当の文を2つ、うそを1つ。相手はうそを見抜ける?

生徒が乗る仕掛け当てる
本文と1か所だけ違ううそほど見抜きにくい。よいうそを作るには、作る側が本文を細かく読むしかない
本物にする一手本物の英文
英語のニュースの見出し3本と記事の最初の1文を配り、1本だけ記事と食い違うよう先生が書きかえた見出しを、記事の文で見抜く。最後に元に戻す

ねらい

自己紹介の遊びとして知られる「2つの真実と1つの嘘」は、自分について本当のことを2つ、うそを1つ言い、聞き手にどれがうそかを当ててもらうゲームです。この活動では、その形を本文に使います。生徒は本文について本当の文を2つ、うその文を1つ英語で書き、ペアの相手は、どれがうそかを本文の行を挙げて見抜きます。

見抜く側は、どれがうそか分からないうちは、3つの文を全部、本文とくらべることになります。作る側には、もっと細かい読みが要ります。本文と関係のない文は、すぐに見抜かれます。本文の文の1か所だけを変えた、もっともらしいうそを作るには、どこを変えれば本文と食い違うのかを、作る側が先に読み取っておく必要があります。

No, で直すゲームは、相手が言った違う文を直す活動です。こちらは、生徒が自分で本当とうその文を書きます。内容をひととおりつかんだあとの、2回目の読みとして置きます。

手順

  1. 本文の内容をひととおりつかんだあとに置きます。最初に、先生が作った3つの文を見せて、全員でうそを当てます(1分)。
  2. うその決まりを2つ示します。うそは本文の文の1か所だけを変えて作ること。本文に書いていないこと(好きな食べ物など)は、うそにしないこと。
  3. 1人で3分、ノートに本当の文を2つ、うその文を1つ書きます。順番はばらばらにして、1〜3の番号をつけます。どれがうそかは、ノートの端に小さく書いておきます。
  4. ペアで3分。Aが3つの文を読み上げ、Bは本文を見ながら、うその番号と、そう言える行を言います(The lie is number 2. Line 3 says big and blue.)。当たったら、Bはうその文を No, で始めて正しい文に直します。交代します。
  5. 相手を替えて、もう1回します(2分)。前の相手にすぐ見抜かれたうそは、ここで作り直してかまいません。
  6. 全体で、見抜くのがむずかしかったうそを2〜3つ紹介します(1分)。なぜ見抜きにくかったかを、作った生徒に聞きます。

先生が言う言葉の例です。

場面先生の言葉
始めるときTwo of my sentences are true. One is a lie. Which one is the lie?
うその決まりを示すときChange only one part of a sentence in the text.
見抜くときTell me the number and the line. The lie is number ...
当たったあとGood. Now correct the lie. Start with "No."

見本

見本の本文(当サイトのオリジナル)Three Lemon Candies物語・中2程度・全9行(全文で約134語)
  1. It was raining hard after school. Mika didn't have an umbrella, so she waited at the school gate.
  2. Then Sota came out. He was in her class, but they didn't talk much.
  3. He had a big blue umbrella. He looked at the rain, and then he looked at Mika.
  4. “Here,” he said. He gave her the umbrella and ran into the rain.
  5. The next morning, Mika went to Sota's desk. “Thank you for yesterday. Here's your umbrella.”
  6. Sota smiled, but his voice sounded strange. He had a cold.
  7. “No problem,” he said. “I like rain.”
  8. Mika knew that wasn't true. She took a small bag out of her pocket. There were three lemon candies in it.
  9. “For your throat,” she said. This time, Sota didn't say anything, but his face turned a little red.

この物語で作れる3つの文の例です。1組目は、うそがすぐに見抜かれる例です。

番号文本当かうそか確かめる行
1Mika didn't have an umbrella after school.本当1行目
2Sota had a small red umbrella.うそ3行目(a big blue umbrella)
3Sota had a cold the next morning.本当5〜6行目

2は、色と大きさの2か所を変えています。どちらか1つを覚えていれば、違うと分かります。うその決まりを「1か所だけ」にしているのは、このためです。

2組目は、見抜きにくい例です。

番号文本当かうそか確かめる行
1There were two lemon candies in the small bag.うそ8行目(three lemon candies)
2Sota said, "I like rain."本当7行目
3Mika waited at the school gate.本当1行目

1は数を1つ変えただけで、文の形は本文とほぼ同じです。見抜くには、8行目の There were three lemon candies in it. まで目を通さなければなりません。数や色は読み飛ばされやすい、と考えてうそを作ること自体が、本文のどこに情報があるかを読むことになっています。

2の文には、話し合いの種があります。Sota said, "I like rain." は本文に書いてあるので、本当です。でも8行目の Mika knew that wasn't true. を読むと、ソウタの言葉の中身はうそでした。本文にそう書いてあることと、人物の言ったことが本当かどうかは別だ、という読みが、ここから出てきます。

変化をつける

  • やさしくする: 先生が3つの文を作って配り、生徒は見抜く側だけをします。慣れたら、本当の文は本文からそのまま写してよいことにして、うその1文だけを自分で作らせます。
  • むずかしくする: 本当の文を、本文どおりではなく自分の言葉で書かせます(Sota helped Mika on a rainy day.)。言いかえた本当の文と、1か所を変えたうその文が並ぶので、見抜く側は意味でくらべるしかありません。
  • 班の対抗にする: 班で1組の3つの文を作り、ほかの班に出します。見抜かれなかったら1点です。点を取るには、もっともらしいうそが要ります。
  • 高校では: うそを「書いていないことを、書いてあるように言う文」にしてもよいことにします。見抜く側は The text doesn't say that. と答えます。書いてあることと推し量れることを分ける練習になります。

つまずきと手当て

  • うそが本文と関係ない: Sota likes cats. のような文は、本文に書いていないだけで、うそとは言い切れません。最初に、うそは本文の文の1か所を変えて作る、と決めておきます。
  • 見抜く側が勘で答える: 番号だけでなく、行を言うことを決まりにします。行を言えないときは、当たっていても正解にしません。
  • うそを作るのに時間がかかる: 変える所の例(数・色・人・場所・時)を板書しておきます。5つのどれか1つを変えればよいと分かると、手が動きます。

出どころ

自分について本当のこと2つとうそ1つを言い、聞き手にうそを当てさせる遊びは、英語では Two Truths and a Lie と呼ばれ、自己紹介やアイスブレイクとして広く使われています。この活動では、それを本文の内容理解に使い、正誤問題(True or False)を生徒が作って出し合う形にしました。うその決まり(1か所だけ・書いていないことはうそにしない)と見本の表は、このサイトで作ったものです。

公開 2026-10-29・更新 2026-10-29

この活動を授業で使う

先生の手元に:A4 の活動カード

見るのは無料・印刷は無料登録

このページの流れ・手順・先生の英語・つまずきの手当てを、A4 の1枚にまとめたものです。

カードを見る

生徒に配る紙:行番号つき本文

作る・映すは無料・印刷は Premium

使っている教科書の本文を貼ると作れます。印刷するとき、この活動のカードを1枚目に添えられます。

プリントを作る

いっしょに組むとよい活動

くわしい手順と紙(このサイトの教材)

執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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