本文の内容理解問題を先生が作って解かせる——この矢印を逆にすると、読みの深さが変わります。いいクイズを作るには、本文のどこが大事か・どこが誤解されやすいかを見極める必要があり、そのためには何度も読み返すしかない。作問は、精読を強制する最も自然な仕事です。
進め方
- ①作問の型を3つ示す——○×(本文と1か所だけ変える)・3択(正解1+惜しい誤答2)・記述(Whyで聞く)。当サイトの定期テストの作問原則のミニ版です
- ②個人で本文から2問作る(10分)。「教科書を見れば解ける問題」でよい——見返すことが目的だから
- ③グループ内で出題大会。出題者は正解発表のとき「本文の何行目」まで言う(根拠の明示)
- ④グループ代表の1問を选んでクラス大会へ。黒板に問題を書き、全員で挑戦
- ⑤よくできた問題は次回の小テストに採用すると宣言する——生徒の作問が本物の教材になる瞬間です
この活動の急所
いい問題の条件を1つだけ教えるなら「×の選択肢が、本文をちゃんと読んだ人だけ×と分かるものになっているか」です。適当な誤答は読まなくても消せますが、惜しい誤答は本文に戻らないと消せない——誤答の質が、作問者の読みの深さをそのまま映します。
本文活用術シリーズの中での位置
発問の3層設計(事実→推論→自分)の記事と対になる活動です。教師の発問で読む→自分の作問で読む、の順で本文の読みが立体になります。