ねらい
1人が本文に出てくる人・物・場所から1つを心に決め、ほかの人は Yes/No で答えられる質問だけで、それが何かを当てるゲームです。質問は10回まで。英語では Twenty Questions として知られる遊びを、本文の中身にしぼって短くしました。
当てる側は、本文の中身を手がかりに質問を組み立てます。Is it a way to come to school? のように大きく分けてから、本文の語や数字で絞りこむと、少ない回数で当たります。答える側は、本文に書いてあることでしか答えられません。Is it fast? と聞かれたら、本文に速いと書いてあるかを確かめてから Yes か No を言います。聞く側にも答える側にも、本文に戻る理由ができます。
Is it ...? Does it ...? のような疑問文を、答えの分からない相手に本当に使う場面にもなります。答えを知っているのは選んだ人だけなので、質問は形の練習ではなく、情報を取りに行く手段です。
手順
- 本文の内容をひととおりつかんだあとに置きます。教科書は開いたままでかまいません。
- 先生が1つ選び、全員で当てます(3分)。質問は Yes/No で答えられる形だけ、10回まで、と決まりを示します。質問の回数を黒板に正の字で数えます。
- 4人の班で回します(6分)。選ぶ人は、選んだ物をノートの端に書いて伏せておきます。答えるときは本文で確かめてから Yes か No を言い、本文に書いていないことには I don't know. と言います。当たったら、選ぶ人を交代します。
- 全体で、少ない回数で当たったときの質問を1〜2つ紹介します(1分)。
先生が言う言葉の例です。
| 場面 | 先生の言葉 |
|---|---|
| 始めるとき | I'm thinking of something in the text. Ask me yes-or-no questions. |
| 質問の形を示すとき | Start with "Is it ...?" or "Does it ...?" |
| 本文に書いていないとき | The text doesn't say. Ask another question. |
| 当たったとき | You got it in five questions! Which question helped most? |
見本
- We asked 32 students in our class, “How do you come to school?”
- Sixteen students walk. Walking is the most popular way.
- Ten students come by bike. Most of them live more than two kilometers away from school.
- Four students take a bus, and two students come by car.
- We also asked, “What do you like about your way?”
- Many walkers said, “I can talk with my friends.”
- Bike riders said, “It's faster than walking.”
- Bus riders said, “I can read a book on the bus.”
- But some students said, “I want to come by bike, but the hill near our school is too steep.”
- What can we do about the hill? Please tell us your ideas.
この説明文で、先生が「学校の近くの坂(the hill)」を選んだときの質問の例です。
| 回 | 質問 | 答え | 確かめる行 |
|---|---|---|---|
| 1 | Is it a way to come to school? | No. | 2〜4行目(歩く・自転車・バス・車) |
| 2 | Is it a person? | No. | — |
| 3 | Is it near our school? | Yes. | 9行目(the hill near our school) |
| 4 | Is it a problem for some students? | Yes. | 9〜10行目 |
| 5 | Is it the hill? | Yes! | 9行目 |
1回目の質問で「来る方法」を外したので、2〜4行目の walk・bike・bus・car を一度に消せました。3回目の near our school は、本文の語をそのまま質問に使っています。本文の語を借りると、質問が作りやすくなります。
答えに困るのは、本文に書いていないことを聞かれたときです。Is it big? と聞かれても、本文には坂の大きさは書いてありません。書いてあるのは too steep(急すぎる)だけです。このときは I don't know. と答えて、本文に書いてあることと書いていないことを分けます。
変化をつける
- やさしくする: 選べる物を先生が5つ板書しておきます(the walkers・the bike riders・the bus・the hill・32 students)。当てる側は、5つのうちどれかを質問で絞りこみます。
- むずかしくする: 質問を5回までにします。大きく分ける質問から始めないと当たらないので、質問の順番を考えるようになります。
- 物語で: 人物と物(傘・レモンのあめ・校門)を選ばせます。Did Sota have it? のように、だれが持っていたかを聞く質問が、本文の確かめになります。
- 高校では: 選ぶものを段落の要点にします(the main idea of the second paragraph など)。質問が抽象的になり、要旨の読み取りの練習になります。
つまずきと手当て
- すぐに当てずっぽうで答えを言う: 答えを言ってよいのは質問を3回したあと、と決めます。言って外れたら、質問2回分と数えます。
- Yes/No で答えられない質問をする: What color is it? のような質問には、答える側が Yes or no, please. と返す決まりにします。
- 答える側が本文を見ずに答える: 答える前に、確かめた行を指でさしてから答えることにします。
出どころ
Yes/No の質問だけで相手の考えている物を当てる遊びは、英語では Twenty Questions と呼ばれ、英語の授業でも疑問文の練習として広く使われてきました。この活動の、本文の中から選ぶ決まり、10回までの数え方、本文に書いていないときの I don't know.、見本の質問の表は、このサイトで作ったものです。