間接疑問の1時間目で Do you know what this is? の語順に出会ったあと、2時間目でつまずくのは、もとの疑問文に do・does・did がある文です。Do you know where does it come from? と does を残す、Do you know where it come from? と s を落とす、Do you know when did it come? と did を残す。どれも「does と did は疑問文を作るための語で、Do you know のあとでは仕事がない」が見えていない誤りです。この授業案は、パンやアルバイトがどの国のことばから来たのかを当てるクイズで、Do you know ~? の質問と答えを18組聞かせます。もとの疑問文と並べて「does はどこへ行った?」と問うのは、そのあとです。
この教材で解決できる悩み
- Do you know where does it come from? のように、does・did が残る
- Do you know where it come from? のように、3単現の s や過去形が落ちる
- 間接疑問の練習が、並べかえと書きかえだけで終わる
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学3年(NEW HORIZON 3 Unit 4/SUNSHINE 3 PROGRAM 4/NEW CROWN 3 Lesson 8/Here We Go! 3 Unit 6/BLUE SKY 3 Unit 3)。ONE WORLD は2年 Lesson 8 |
| 文法項目 | 間接疑問(Do you know where it comes from? / when it came / how you say ~ / who brought it)。もとの疑問文に do・does・did がある形 |
| 形式 | 授業案A4(ペアで使う「ルーツのカード8語」の一覧つき) |
| 所要時間 | 50分×1コマ |
| 準備物 | 印刷のみ(投影版はプロジェクタ)・A と B のカード(下の一覧を左右に切る) |
授業の流れ(50分)
導入: このことば、どこから来た?(15分)
「パンは英語? アルバイトは? きょうは、ことばのふるさと当て」と告げ、Do you know where “pan” comes from? と聞きます。候補は黒板に4つ(投影版なら画面のいちばん下)。ALT とのやり取り(いなければ先生の一人二役)で、Do you know ~? の質問と答えを1組ずつ聞かせます。
- Do you know what “pan” means in English? — A frying pan! Not bread.
- Do you know when bread came to Japan? — About 480 years ago. The Dutch came later.
- Do you know who brought it? — The people who brought guns to Tanegashima!
候補は English / Dutch / French / Portuguese。1組目で English、2組目で Dutch が消え、3組目は社会科の知識で Portuguese に決まります。以降はアルバイト(ドイツ語)、ランドセル(オランダ語)、イクラ(ロシア語)と進み、5問目で向きが逆になります。英語の tycoon(大金持ち)は、幕末に外国が将軍を「大君(たいくん)」と呼んだことから。6問目の honcho(ボス)はスペイン語に聞こえますが、もとは日本語の「班長」です。
正解のたびに、次のことばの質問を全員で先生に向けさせます(Ask me! Do you know where “arubaito” comes from?)。板書は2列=左に聞こえた質問、右に聞こえた答え。左の列に、does も did もない Do you know ~? がたまっていきます。
気づき: does と did は、どこへ行った?(8分)
板書の左の列から2つ選び、それぞれの横にもとの疑問文を書きます。
| もとの疑問文 | Do you know のあと |
|---|---|
| Where does “pan” come from? | Do you know where “pan” comes from? |
| When did bread come to Japan? | Do you know when bread came to Japan? |
「does と did は、どこへ行った?」と問い、does は comes の s に、did は came に入った——が生徒の言葉で出るまで待ちます。1時間目の what this is と同じで、疑問詞のあとは「主語+動詞」の順に戻ります。
続けて誤りを3つ板書します。Do you know where does it come from? には「この does、まだ仕事がある?」。Do you know where it come from? には「does はどこに消えた?」と聞き、s を書き足させます。Do you know when did it come? は came に直させます。最後に honcho の Do you know who brought it? を指し、主語をたずねる who は、もとから「主語+動詞」の順なのでそのまま、を確かめます(who it brought にしない)。
展開: ペアで「ことばのルーツ・クイズ」(15分)
A と B に、下の一覧の片側ずつを渡します。4語は、4語とも別の国から来ています。
| A のカード | ルーツ(もとの語) | B のカード | ルーツ(もとの語) |
|---|---|---|---|
| カルタ | ポルトガル語(carta=カード) | ボタン | ポルトガル語(botão) |
| ゴム | オランダ語(gom) | ガラス | オランダ語(glas) |
| エネルギー | ドイツ語(Energie) | カルテ | ドイツ語(Karte=カード) |
| クレヨン | フランス語(crayon=えんぴつ) | アンケート | フランス語(enquête=調査) |
A は Do you know where “karuta” comes from? と聞きます。B は I think it comes from Portuguese. か I don't know where it comes from. で答えます。答えは2回まで。A は That's right! か No. Try again! で返し、最後に It comes from Portuguese. “Carta” means “card.” と伝えます。1回目で当たれば2点、2回目なら1点。交代して B が出題します。
4語とも別の国なので、3語目が終わると4語目は考えれば分かります。聞く側には前の答えを覚えておく理由があり、出す側は Do you know のあとを4回言います。机間では、does の残り(where does it come)と s の落ち(where it come)を聞き取ります。
出口: 分かったルーツと、ALT に聞きたいこと(8分)
2文書きます。1文目は、分かったことを Now I know where “crayon” comes from. It comes from French. の形で。2文目は ALT に聞きたい質問を1つ(Do you know where “piano” comes from? / Do you know what “mottainai” means?)。机間で見るのは3つ——does・did の残り、comes の s の落ち、Now I know where のあとの語順です。紙は回収し、次の時間に ALT が答えます(いなければ先生が辞書で調べて答えます)。
まとめ(4分)
「Do you know のあとでは、does と did は消えて、動詞の形に入る」と板書の2行を指して終わります。
定着・テストへの接続
2学期期末では、間接疑問の並べかえ(where / it / comes)と、does・did を消す書きかえで出ます。板書の2行と出口の1文目がその形です。1時間目の導入は『クイズショー Do you know what this is?』授業案です。練習は間接疑問の定着ドリル、確かめは間接疑問の10分小テスト、活用はクラスのひみつ調査団へ続きます。Premium では秘密ファイルの引き継ぎ(Do you know ~? で情報を引き継ぐペア活動)と、文法を読む「間接疑問」に続きます。
投影版パワーポイント(Premium)
導入15分のクイズ6問をそのまま映せるパワーポイントです(全27枚・下に4つの候補の札・質問と答えが1組ずつ増える・話者ノートつき)。Premiumのファイルです。
