I think that ~. は、教科書の本文で出会った日から生徒の口にのります。止まるのは that のあとです。I think that delicious. と、思ったことを形容詞だけで置く生徒、I know that he like natto. と、that のあとの文で3単現の s を落とす生徒、I think that soccer. で終わる生徒が、同じクラスにいます。3つとも、that のあとに「文が1つ」入ることがまだつかめていない誤りです。この授業案は、学校のだれかが言いそうな3つのヒントで「だれのことばか」を当てるクイズで I think / know / hope that ~ を18回聞かせ、that のあとにはいつも主語と動詞のある文が来ることに気づかせます。
この教材で解決できる悩み
- I think that ~ を練習しても、作文で I think that delicious. や I think that soccer. が出る
- that のあとの文になると、3単現の s や be動詞が落ちる(I know that he like ~.)
- think・know・hope の使い分けがあいまいで、「〜だと思う」以外の気持ちを言えない
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学2年(NEW CROWN 2 Lesson 2/Here We Go! 2 Unit 2/ONE WORLD 2 Lesson 1 ほか) |
| 文法項目 | 接続詞 that(I think / know / hope that ~)・that の省略 |
| 形式 | 授業案A4・3ページ |
| 所要時間 | 50分×1コマ |
| 準備物 | 印刷のみ(投影版を使う場合はプロジェクタ)・カード(1人1枚) |
授業の流れ(50分)
導入: これ、だれのことば?クイズ(15分)
学校のだれかが言いそうなことを、その人の声で3つ聞かせ、生徒はだれのことばかを当てます。ヒントは1枚ずつ増え、6問で18文。どの文も I think that / I know that / I hope that のどれかで始まり、that のあとに文が1つ続きます。
- I think that breakfast is very important.
- I know that some of you don't like green peppers.
- I hope that you will finish our curry on Wednesday.
答えは給食の調理員さん。1枚目は保健室の先生・家の人・担任のだれでもありえて、2枚目で食べ物の人に絞れ、3枚目の「水曜のカレー」で確定する——この勾配がクイズの生命線なので、ヒントの順番は入れかえないでください。以降は保健室の先生、部活の顧問、ALT、校長先生(I know that my speeches are a little long.)と進み、最後は先生本人です。
正解のたびに、What do you think about ~? の問いを1つだけ生徒に向けます。What do you think about today's lunch? — I think it's delicious./What do you think about natto? — I think natto is great. のように、自分の考えを I think ~. で返させます。板書は2列にして、左にヒントの that のあと、右に生徒の I think ~. を書きためていきます(I think delicious. は先生が I think it's delicious. と言い直すだけ)。
気づき: that のあとは「文1つ」(8分)
板書の左の列を見渡して「that のあとには、いつも何が来ている?」と問います。breakfast is / some of you don't like / you will finish——どれも主語と動詞のある文です。think・know・hope は「思う・知っている・願う」で気持ちがちがっても、that のあとの形は同じ、が生徒の言葉で出るまで待ちます。
次に右の列を指さします。生徒の答えは、ほとんどが I think it's delicious. のように that がありません。話すときは that をよく省くこと、書くときも省いてよいことを確かめます。最後に、クイズの途中で聞こえた I think that delicious. を板書し、「足りないものは?」と聞いて it is を足させます。that のあとの文も、ふつうの文と同じルール(主語・動詞・3単現)で書く、を1行でまとめます。
展開: わたしはだれでしょう?(15分)
1人1枚のカードに、身近なだれか(先生・部活の先輩・家の人・ペットでもよい)になりきって、その人の声で I think that ~. / I know that ~. / I hope that ~. の3文を書きます。4人班で1人ずつ1文ずつ読み上げ、ほかの3人は1文ごとに Is it ~? と当てます。1文目で当たったら3点、2文目なら2点、3文目なら1点。書く側は、すぐには当たらない1文目から書くことになります。
当てる側は、that のあとの文を最後まで聞かないと手がかりがつかめません。だれのことばかは書いた本人しか知らない——当てる理由が本当にあるので、that のあとを聞く回数が自然に増えます。クラスの友だちを題材にするときは、本人が聞いてうれしいことだけ、と最初に約束します。机間では、that のあとに主語と動詞があるか、3単現の s が落ちていないかを聞き取ります。
出口: 自分の気持ちを2文で(8分)
近いうちの行事(文化祭・期末テスト・部活の大会)について、I think (that) ~. と I hope (that) ~. の2文を書きます。机間で見るのは3つです——that のあとの主語と動詞(I think that fun.)、that のあとの3単現(I know that my brother practice ~.)、hope のあとの will(I hope that we will win.)。書けた2文はカードごと回収し、次の時間の最初に2〜3枚読み上げます。
まとめ(4分)
2文を2〜3人に読ませ、that のあとに文が1つ入っているかを確かめます。次の時間は教科書の本文から that を探し、that のあとの文の主語と動詞に線を引く、と予告して終わります。
定着・受験への接続
板書の2列(ヒントの that のあと/生徒の I think ~.)は、そのまま定期テストの「自分の考えを書く」問題の形です。中2の接続詞 that のまちがいは、that のあとの文に集まります(主語と動詞の抜け・3単現の落ち)。今日のカードの2文を、この2つの点検に使ってください。
接続詞をまとめて練習するなら接続詞の定着ドリル、10分で確かめるなら接続詞の10分小テスト、意見と理由を言う活用は理由つきおすすめカード&おすすめ図鑑、評価は意見と理由の30秒トークへ続きます。if の導入は『もしも占いの館』授業案、when は『あなたが幸せを感じるときは?』自己表現スリップです。when・if・because・that を見分ける練習は接続詞の使い分けワークシート(Premium)にあります。
投影版パワーポイント(Premium)
この授業案には、導入15分の「これ、だれのことば?」クイズをそのまま投影できるパワーポイント(全27枚)が付属します。スライドを進めるたびにヒントが1枚ずつ増え、もう1回進めると答えの人と What do you think about ~? の問いかけがめくれます。答えスライドのポイント欄には板書の右の列に書く I think ~. の例を、発表者ノートにはクイズの勾配を崩さない読み方と、6問目を先生の実話に差し替えるときの作り方を書いています。ダウンロードはPremiumのファイルです。
