中2の接続詞は4つが一度に出そろいます。when・if・because・that——生徒が困るのは、意味の選び方と、選んだあとの置き方(コンマ・中の時制・that の位置)の2段階です。このワークシートは「意味」→「位置」の順に決める練習にしました。目印さがしでは、「帰るのは決まっている=when」「ひまかどうか=if」「理由=because」「think のあと=that」と決め手を書き、(6)ではコンマの位置を選びます。
when と if は、When it rains, I take the bus.(雨は降るのが前提)と If it rains, I take the bus.(降るかどうか分からない)で分かれます。どっちも正しいの①でこのちがいを説明させます。
この教材で解決できる悩み
- 定着ドリルでは正しく書けるのに、テストや発話で形が崩れる(どの形を使うかを決めていない)
- 「なぜまちがいか」を生徒が自分の言葉で言えず、同じ誤りがくり返される
- 正誤問題だけでは「2つとも正しい文の意味のちがい」を扱えない
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学2年(when・if・because・that を学んだあと。検定6種のどれでも) |
| 位置づけ | 文法ステップ2=定着ドリル(形を固める)のあと、応用ワークシート(自分のことを語る)の前。会員限定の「使い分けワークシート」シリーズ |
| 構成 | 生徒面A4表裏=表: ねらいと目印→①目印さがし(6問・決め手の語を書く)→②どっちも正しい(3組・意味のちがいを説明)→③実答案の診療所(5問・誤答タイプを名指し)/裏: ④ふくらませる(5段の産出)→⑤ペアで確かめる(2分の手順)→⑥仕上げの3問。3ページ目=解答・許容範囲・タイプ別の直し方・先生への指導メモ |
| 記入箇所 | 約35(決め手6・説明3・診断5+直し5・産出5段・自己採点3) |
| 時間 | 15〜20分(⑥は宿題への切り出しも可) |
I think that he is right. と I think he is right.——同じ意味
どっちも正しいの②は「同じ」が正解です。that は省略できる——正誤問題では扱えない「どちらも正しい」を、この紙では説明の対象にします。③の I was happy because you came.(理由)と I was happy when you came.(時)は、because と when が同じ位置に入って意味だけが変わる例です。
実答案の診療所——4つの接続詞に4つの誤り
A「if・when の中に will」(When I will get home)、B「コンマ」(If it rains tomorrow I will stay home.)、C「that の位置」(I think it that this movie is interesting.)、D「because の向き」(I had a cold because I stayed home.)。Aは未来の単元で扱った「中は今の形」の再確認で、Dは中1の because の向きの再確認。ここで直せない生徒は、それぞれの単元に戻す目安になります。5問目の I hope that you will like this present. は正しい文で、hope のあとの that 節には will が入ることの確認です。
使い分けワークシートとは(文法ステップ2)
定着ドリルは「正しい形を書く」練習です。ところが定期テストや発話で崩れるのは、形を知らないからではなく「この場面でどの形か」を決められないからです。使い分けワークシートは、その「決める」を練習の中心に置きました。
- 目印さがし: 正しいほうを選ぶだけでなく、決め手になった語を書きます。空欄の生徒は形を丸暗記で選んでいるので、机間で「どの語で決めた?」と聞けます。
- どっちも正しい: 2つとも正しい英文を並べて意味のちがいを日本語で説明させます。正誤問題では育たない「文法は意味の選択だ」という見方が、ここで生まれます。
- 実答案の診療所: 実際の答案に出る誤りに名前を付け(4タイプ)、診断→修正→理由の順で扱います。模範解答しか載らない問題集には作れない形式です。
- ふくらませる: 1文から2文、対比の文へと5段で産出し、ペアで読み合って自己チェックします。個人で解いて終わる紙ではなく、授業が回る紙です。
解答は生徒面の裏ではなく3ページ目にあるので、表裏をそのまま配れます。3ページ目には許容範囲と、15分で回す手順・机間で見るものを書いた指導メモがあります。
導入→定着→使い分け→応用の一本道
導入は「接続詞 if 導入『もしも占いの館』授業案」、形を固めるのは「接続詞の定着ドリル」(無料)。このワークシートで意味と位置を決められるようになったら、「理由つきおすすめカード&おすすめ図鑑」(無料)へ。測るなら「接続詞の10分小テスト」の標準・発展です。
