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助動詞 must / have to 導入『転校生は宇宙人!地球ルール講座』授業案

地球のルールを知らない宇宙人(先生)に must / have to で校則やマナーを教える設定で導入。混乱しやすい must not(禁止)と don't have to(不要)を場面の必然性から区別させる50分。

対応: 検定教科書6種のどれでも(中2・NEW HORIZON Unit 4 の進度に合わせて作成)/文法: 助動詞/公開 2026-07-03・更新 2026-10-11

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must と have to の導入で最初から「ほぼ同じ意味」と教えると、否定形(must not=禁止/don't have to=不要)で必ず事故が起きます。この授業案は、地球のルールを何も知らない宇宙人に校則やマナーを教えるという設定で、「これは絶対ダメ(must not)」と「べつにしなくていい(don't have to)」を、教える必然性のある場面から区別させます。宇宙人役は担任でもALTでも、うまくボケるほど盛り上がります。

この教材で解決できる悩み

  • must not と don't have to の違いが定期テストまで定着しない
  • 助動詞の導入が文法説明だけで終わり、使う場面がない
  • 「意味が似ている2つ」を最初にどう区別させるか設計が難しい

教材の概要

項目内容
対象中学2年(NEW HORIZON 2 Unit 4)
文法項目must / must not / have to / don't have to
形式授業案A4(ルールカードの場面12と、宇宙人のセリフ台本つき)
所要時間50分×1コマ
準備物ルールカード(下の12場面をグループ数分印刷・裁断)。宇宙人の小道具(触角カチューシャ等があると一気に世界が立つ)

授業の流れ(50分)

導入: 宇宙人、転校してくる(12分)

教師(宇宙人役)が、地球のルールを珍妙に破ってみせます。上履きのまま机に乗る、授業中に立ち歩く、給食を手づかみで食べようとする——生徒が「ダメダメ!」と反応したところで、"Why? Teach me the rules of the Earth!" と英語で助けを求めます。ここで You must not stand on the desk!(禁止)を教師が板書し、生徒の「ダメ」を英語の型に翻訳していきます。

気づき: 4つの箱に仕分ける(10分)

板書を「しなければならない(must / have to)」「してはいけない(must not)」「しなくていい(don't have to)」の3枠で色分けします。ポイントは must not と don't have to を隣に並べて対比すること。「宇宙人に『廊下を走ってはいけない』と『宿題は今日中じゃなくていい』は、どっちも“notがつく”けど意味が正反対だよね」と、事故ポイントを最初に正面から扱います。

展開: ルール講座を作る(20分)

グループで「宇宙人のための地球ルール講座」を作ります。ルールカード(下の12場面。学校・電車・レストランなど)を引き、must / must not / have to / don't have to を最低1つずつ使って4つのルールを英語で書きます。書けたら宇宙人(教師)のところへ「講座」を届けに行き、宇宙人が1つわざと勘違いして実演("So, I don't have to wear shoes? OK!" と裸足になろうとする)すると、生徒が必死に訂正します。訂正の場面が、実は一番濃い産出練習になっています。

まとめ(8分)

各グループの「一番大事なルール」を1つずつ発表。must not と don't have to を1回ずつ含む講座を作れたグループを称えて終了します。

ルールカードの場面12

カードには場面と例の1文だけを書きます。例は must・must not・have to・don't have to が3枚ずつになるようにしてあり、残りの3つのルールはグループで考えます。

#場面例の1文
1教室You must not use your phone in class.
2図書室You don't have to pay to borrow books.
3廊下You must not run in the hallway.
4体育館You have to wear gym shoes.
5給食You have to wash your hands first.
6電車You must let people get off first.
7プールYou must take a shower first.
8レストランYou don't have to cook. Someone cooks for you!
9公園You must not leave your trash.
10日本の家You have to take off your shoes.
11横断歩道You must stop at a red light.
12夏祭りYou don't have to wear a yukata.

宇宙人のセリフ台本

教師が言うセリフです。( )は動き。生徒の答えを待つ間は、首をかしげて黙ります。

場面宇宙人のセリフねらい
登場Hello, Earth people! I'm Pico from Planet Blue. Nice to meet you!教室を宇宙人の世界にする
ルール破り1(上履きのまま机に乗ろうとして)Is this a chair? I like high places!生徒の「ダメ!」を引き出す
助けを求めるWhy? Teach me the rules of the Earth!英語の型へ翻訳を始める合図
must not を受けるI must not stand on the desk. OK, OK!生徒の must not を復唱して板書へ
ルール破り2(言葉だけ)Lunch time! I eat with my hands!衛生ネタは実演しない。have to を引き出す
have to を受けるI have to wash my hands. And I have to use chopsticks? Wow, difficult!have to を復唱
宿題Do I have to finish my homework today?No, you don't have to. Tomorrow is OK. を生徒から引き出す
わざと勘違いSo, I don't have to wear shoes? OK!(靴を脱ごうとする)生徒が You must wear shoes! と訂正する
締めThank you, Earth people! I must not ... / I don't have to ...2つの not の違いを全員で唱和

定着・テストへの接続

この導入の翌時間には、当サイトの『must / have to の使い分け10分小テスト』(書き換え・校則英作文つき)がそのまま定着チェックとして使えます。宇宙人講座で書いたルールは、定期テストの条件英作文(「自校の校則を英語で説明しなさい」)の下書きにもなります。

NEW HORIZON 2 で次の単元の疑問詞+to は、『もしもの時、どうする?——ALTの先生に渡す防災カード』で入れます(今度は、何をすればよいかを知らない人に教える英語)。

投影版パワーポイント(Premium)

この授業案には、導入用のヒントクイズ投影版パワーポイント「ここはどこ?ルールクイズ」(6問・ルールが1つずつ増える→クリックで正解・話者ノートつき)が付属します。You must 〜./You have to 〜. のルール文だけで図書館・プール・飛行機などの場所を当てる形式で、「きまりを語ることば」として助動詞を導入。ルールは場所の指紋——という気づきが、授業案のエイリアンへのルール説明パートへそのままつながります。ダウンロードはPremium特典です。

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この教材のPDFは登録不要・無料です。学校の授業・校内研修での利用は自由ですが、再配布・販売はご遠慮ください。 編集できるWord版はPremiumのファイルです(ログイン後にダウンロードできます)。投影してそのまま帯活動に使えるPowerPoint版もPremiumです。はじめの1本は無料。替えのシートと2本目以降の活動はPremium(月980円・年9,800円)——線の全体はPremiumのご案内にあります。

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執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、実際の教室で使っていた教材を原型に制作・検証しています。詳しくは教材のつくり方と運営者情報へ。

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