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英語教材ラボ 塾版

講師と講習

中学生の英語の冬期講習を塾で組む|学年別の10日の芯と、中3が入試直前に残すもの

冬期講習の英語は日数が短く、学校の進度も学年で違います。中1は一般動詞と過去形の総点検、中2は不定詞・動名詞・比較の穴埋め、中3は文法の総点検を5日で終えて残りを入試の長文と英作文に。学年別の10日の芯、1日90分の型、講習の最後に保護者へ返す1枚まで、塾でそのまま使える形で書きました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

冬期講習の英語は、夏期講習と同じ組み方では回りません。日数が8〜10日と短く、年末年始で真ん中が切れ、中3は入試直前、中1・中2は3学期の学年末テストの前哨戦にあたります。教材を注文するのは11月上旬なので、10月のうちに「10日で何が変わったかを保護者にどう見せるか」まで決めておきます。この記事は、中学生の英語の冬期講習を学年別に組む芯と、1日90分の型、講習の最後に家庭へ返す1枚を、塾でそのまま使える形で書いたものです。

学年別の芯

冬期講習で扱う文法は、12月までに学校で習ったところまでです。教科書会社によって順が違うので、正確には生徒の教科書を単元マップで確かめますが、多くの教科書で共通する芯は次のとおりです。

学年芯にする文法冬に戻す穴講習の出口
中1一般動詞の疑問文・否定文、三単現、過去形(習っていれば)be動詞と一般動詞の混在、does と s の二重加算学年末テストで、1学期の文法を落とさない
中2不定詞、動名詞、比較(教科書により受け身・助動詞)to のあとが原形に戻らない、比較級と最上級の取り違え学年末テストの範囲を、講習中に半分終わらせる
中3現在完了、関係代名詞、分詞の総点検中1・中2の語順(矢印が書けない)5日目からは入試の長文と英作文

中3は、文法の総点検を5日で終える計画にします。10日すべてを文法に使うと、入試の長文に手がつかないまま講習が終わります。

10日の配分

やること使う紙
1日目診断。どのブロックに戻すかを決める学び直しの診断(中1〜中3・15分・点数をつけない・無料)
2〜4日目芯の文法1つずつ。要点まとめ→定着→小テスト文法ガイド10分小テスト(3版)
5日目芯の文法を混ぜた確認定期テストの標準版を通しで
6〜8日目中1・中2は学年末テストの範囲の先取り。中3は入試の長文中3はリーディング・ラダー入試直前の3か月
9日目落とした大問の戻し塾限定の確認テストb(別の問題・同じ配点)
10日目確認テストと、保護者へ返す1枚確認テスト・保護者報告票

年末年始で講習が前半と後半に分かれる塾は、5日目の「混ぜた確認」を前半の最終日に置くと、休みの間の宿題が決まります。宿題は「落とした大問の紙をもう一度」です。

1日90分の型

やること
0〜10前日の小テストを返す。落とした大問で今日の最初に戻す場所を決める
10〜40芯の文法。要点まとめを音読してから定着ドリル。解説は3分まで
40〜70中1・中2は定着の続きと英作文。中3は長文1本(時間を計る)
70〜9010分小テストと宿題の指示

講師が変わる日があるなら、この表をそのまま講師に渡します。90分の型が紙にあると、講師が交代しても授業の形が変わりません。

中3: 5日目からは入試

中3の冬期講習の後半は、文法ではなく長文と英作文です。長文はリーディング・ラダー中3(初見読解の10分小テスト・Level 1〜20)で、時間を計って1日1本。止まった場所に線を引かせて、単語で止まるのか、文の構造で止まるのかを見分けます。進め方は英語長文の教え方に書きました。

英作文は、要点まとめの例文を写してから、同じ日本語を3回書く。入試の英作文で白紙にする生徒は、英語ができないのではなく、白い行に書き出す回数が足りません。入試直前の3か月に「やること・やらないこと」は高校入試直前の英語指導にまとめてあります。

教科書が違う生徒が混ざるとき

講習は複数の学校の生徒が同じ教室に集まるので、教科書がばらばらになります。学校別に組むのではなく、文法別に組みます。同じ「不定詞」の紙を、教科書が違う生徒に同じ日に渡す。範囲表の翻訳のしかたは学校ごとに教科書も範囲も違う生徒を1つの教室で回す方法に書きました。

講習の最後に保護者へ返す1枚

冬期講習の申し込みを決めるのは保護者で、決め手は「10日で何が変わるか」が見えるかどうかです。10日目に、確認テストの点数と、できるようになったこと、3学期にやることを1枚にして渡します。

塾・教室ライセンスのある教室なら、講習テキスト(学年×季節・表紙と10日の進度表つき)に、文法ごとの要点まとめ・確認テスト・解答・保護者報告票と、再テスト用の確認テストbが束ねてあります。冬期の分は、10日の進度表がこの記事の配分と同じ考え方で並んでいます。無料の紙だけで組む場合も、保護者へ返す1枚だけは手書きでも用意してください。講習の申し込みは、その1枚を見た家庭から来ます。

準備リスト

  • 生徒の教科書と、12月までに習った単元(単元マップで確かめる)
  • 1日目の診断(学年別・無料)
  • 芯の文法ごとの要点まとめ・定着ドリル・小テスト3版(無料)
  • 5日目の定期テスト標準版(無料)
  • 中3の長文(リーディング・ラダー中3・無料)
  • 9日目の確認テストb・10日目の保護者報告票(塾限定)

これを11月上旬までにそろえると、教材の注文は要りません。

執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が書いています。塾での指導と予備校で働いた経験もあり、定期テストを作る側と、塾で教える側の両方から見たことを書いています。塾長・講師の方からのご指摘で直していきます。教材のつくり方と運営者の情報は教材のつくり方と運営者情報へ。

この記事の紙は、生徒の教科書と学年から引けます

範囲の単元を選ぶと、小テスト3版と、塾限定の要点まとめ・確認テスト・保護者報告票が並びます。無料のPDFはそのまま使えます。

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