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英語教材ラボ 塾版

講師と講習

夏期・冬期・春期講習の英語を10日で組む|学年別の芯と、1日90分の型

講習の英語は「何を復習するか」で決まります。中1は動詞の形、中2は不定詞・動名詞・比較・受け身、中3は現在完了・関係代名詞と入試の長文。学年ごとの芯、1日90分を要点まとめ→定着→確認テスト→戻しで回す型、10日の配分表、生徒差への応え方、講習の最後に保護者へ返すものまで。

公開 2026-09-06・更新 2026-09-06

講習は塾の売上が立つ場面ですが、英語はいちばん成果を見せにくい教科です。10日間で単語を覚えさせても、9月の定期テストで点が動かなければ、保護者は「講習の意味があったのか」と思います。講習の英語で変わったことを見せるには、文法を1つずつ「合格」にして、その紙を束ねて返すのがいちばん確かです。

学年別の芯

10日で全部はできません。学年ごとに、定期テストと入試で点差がつく文法に絞ります。

学年芯にする文法理由
中1(夏)be動詞・一般動詞・三単現2学期の過去形の前に、動詞の形が3つ区別できていないと全部崩れる
中1(冬・春)過去形・進行形・未来表現中2の最初の定期テストの範囲がここ
中2(夏)不定詞・動名詞・接続詞2学期の比較・受け身の前に、to と ing の使い分けを固める
中2(冬・春)比較・受け身・現在完了の入口中3の1学期に現在完了が来る。過去分詞の表をここで入れる
中3(夏)現在完了・関係代名詞・分詞2学期の定期テストと、入試の長文で最も出る
中3(冬)入試の長文と英作文文法は確認テストで穴だけ埋め、時間は読解に使う

中3の冬は文法の講習をやめて、高校入試直前の3か月の記事にある読解の型に切り替えます。説明文・物語・資料・対話文の入試チャレンジがあるので、10日で4種類を1周できます。

1日90分の型

講習の1コマは90分が多いので、その型を1つ決めておきます。文法1つを1日で「合格」まで持っていく配分です。

時間やること使う紙
10分要点まとめを音読。例文を見ずに言えたら行に印定期テスト対策パック p1
30分定着ドリル→小テスト(生徒ごとに3版)無料の10分小テスト・定着ドリル
20分確認テスト(20点・合格ライン14点)パック p2
20分採点と戻し。落とした大問で紙を替えるパック p3
10分報告票の「できたこと」に印。次回の予告パック p4

採点と戻しの20分がいちばん大事です。ここを削って次の文法に進むと、講習が「紙をやっただけ」になります。確認テストで14点に届かなかった生徒は、翌日の最初の10分でもう一度同じ確認テストを解かせてください。2回目で合格する生徒がほとんどです。

10日の配分

中2の夏期講習(不定詞・動名詞・接続詞)を例にした10日の配分です。

文法内容
1診断中2の診断で戻し先を決める。中1の動詞の形が崩れている生徒は中1の診断も
2〜3不定詞2日目に要点まとめと定着、3日目に確認テスト
4〜5動名詞同じ型。4日目の最初に不定詞の再テスト(不合格者のみ)
6〜7接続詞同じ型
8混ぜる3つの文法を混ぜた小テスト。to と ing の使い分けが崩れるのはここ
9定期テスト型学年の定期テストの標準版を通しで。時間配分
10返す3枚の報告票を束ねて保護者へ。2学期の最初の範囲を予告

8日目の「混ぜる」を抜かないでください。文法を1つずつやっているときは正解できても、混ざった瞬間に to と ing を取り違えるのが中2です。定期テストは混ざった形で出ます。

生徒差に応える

講習は集団になりがちなので、学力差がそのまま出ます。同じ回に、同じ時間で、隣の生徒と違う紙を渡せるように、小テストは基礎・標準・発展の3版があります。線の引き方は定期テスト対策を範囲表から組む手順に書いた「前回の定期テストの点数」でよいです。確認テストは標準版だけなので、基礎版が必要な生徒には小テストの基礎版を先に1枚はさみます。

講習の最後に返すもの

10日目に、文法ごとの保護者報告票を束ねて渡します。3つの文法なら3枚です。点数・合格ライン・できたこと・次にやること・講師のひとこと。この束が「講習で何が変わったか」の答えになります。

講習テキストを買わなくても、この束は作れます。テキストを買う場合でも、報告票だけはこの形で返してください。保護者が見るのはテキストの厚さではなく、できるようになった文法の数です。

高校生の講習

高校生は文法18ユニットの見取り図から中学の穴を見つけて、穴があれば中3のパックに戻り、なければ読解・速読ラダーで段を上げます。読解ラダーは10段あり、1日1段で10日がちょうど1周です。

執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が、定期テストの作り手として見てきたことを、塾で使う立場に置き換えて書いています。塾を経営した経験はありません。塾長・講師の方からのご指摘で直していきます。教材のつくり方と運営者の情報は教材のつくり方と運営者情報へ。

この記事の紙は、生徒の教科書と学年から引けます

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