Eメール問題の答案は15〜25語と短いので、1枚ずつはすぐ読めます。困るのは30人分そろったときです。片方の質問にしか答えていない答案を何点にするか、時制のずれをどこまで見るか。見る先生や見る日によって、基準がぶれます。
この早見表は、見る順番を「止めるところ」から決めておくための3ページです。内容(①②の両方に答えたか)を先に見て、×ならそこで止め、語彙と文法は見ません。答えていれば語彙、文法、語数の順に見ます。1枚20秒が目安です。
この教材で解決できる悩み
- 短い答案を30人分見ると、採点の基準がぶれる
- 返却のときのコメントを、毎回1枚ずつ考えている
- クラスでどの手順に戻ればよいかが、答案の山からは見えない
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 英検3級のEメール問題を指導する先生(中2・中3) |
| 構成 | 1ページ目=見る順番と、3つの観点×4段階の条件・この表の位置づけ/2ページ目=よくある答案の型10種と返却コメント・次の授業で戻る手順/3ページ目=30人分の集計欄 |
| 使う場面 | 答案の点検と返却・クラスの○×の集計・次の授業の計画(3回目の生徒の自己採点は、練習の2ページ目の「確かめる」で) |
| 形式 | A4・3ページ(全体が先生用)・無料PDF |
1ページ目:見る順番と、3つの観点×4段階
| 観点 | ◎ の条件 | × の条件 |
|---|---|---|
| 内容 | ①②の両方に答え、2つともにひとことがある | 片方か両方に、答えようとした文が無い(ここで止める) |
| 語彙 | 質問に合う語を選び、つづりの誤りがない | 誤りが多く、答えの意味が伝わらない |
| 文法 | 答えの文(①②に答える文)の時制が質問と同じで、すべての文に主語と動詞がある | 時制のずれ・主語や動詞の欠け・be動詞と一般動詞の混同(was went など)が2か所以上 |
紙には、○ と △ の条件も1行ずつ書いてあります(内容の △ は、答えようとしたが質問とずれている答案。例 What song did you play? → I played the guitar.)。ひとことの時制は中身に合わせてよく、今もそうなら現在形でかまいません。語数(15〜25語)は観点とは別に数えます。数えるのは解答欄に書いた英文だけで、印刷されている Hi, ○○! などは数えません。
2ページ目:よくある答案の型10種と返却コメント
型シートの例題(キャンプの写真を見た Emma のメール)への返信で、よく出る10の型を並べました。片方だけ・単語だけ・意見文の型・時制ずれ・主語なし・be動詞と一般動詞の混同・語数不足・語数超過・説明のないローマ字の日本語・質問の書き写し。型ごとに、どの観点がどの段階になるかの目安と、返却のときにそのまま書ける1行のコメントがあります。
| 型 | 答案の例 | 返却コメント |
|---|---|---|
| 片方だけ | We cooked curry and rice. It was really good. | ②の who に答えよう。I went with __. |
| 時制ずれ | We cooked curry. It was good. I go with my family. We sang songs. | did で聞かれたら過去形。go → went |
| 質問の書き写し | What did you cook there? We cooked curry. Who did you go with? I went with my family. | 質問は写さない。答えから書いて、ひとことを足そう。 |
コメントは1行に絞り、書き出しの形まで書いて返すと、次の1題でそのまま使えます。同じページの下に、次の授業で戻る手順(①②なら手順1と2、時制なら手順1、語数なら手順3と4)と、戻ったときの10分の使い方を添えました。
3ページ目:クラスの集計
30人分の ①に答えた・②に答えた・時制・15〜25語 を○×で書く欄です。いちばん下の行に×の数を書き、×が3割以上(30人なら9人以上)の項目は、2ページ目の「次の授業」の手順から戻ります。
一緒に使う教材
- 英検3級 Eメール問題の型シート(4つの手順・例題と3つの答案)(生徒用。早見表の答案の型は、この紙の例題への返信)
- 英検3級 Eメール問題の練習3題(本番形式・基礎/標準/発展)(3回目は、生徒が練習の2ページ目の「確かめる」で自己採点し、先生はこの早見表で○×を集める)
- 英検3級のEメール問題の教え方——2つの質問に答える4つの手順と、採点の目安(採点の目安の考え方と、10分×3回の帯)
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