一般動詞のつまずきの根は、導入期にbe動詞と同じ引き出しに入れてしまうことにあります(× I am play tennis. はここで生まれます)。この授業案は、動詞を「動きの言葉」として体で導入し、be動詞とは別世界のものだと印象づけることを最優先に設計しています。ジェスチャー中心なので、英語が苦手な生徒も1時間ずっと参加できます。
この教材で解決できる悩み
- I am play tennis. 型の誤りを最初から予防したい
- 動詞の意味を日本語訳の暗記でなくイメージで入れたい
- 入学期の緊張が残るクラスの空気をほぐしたい
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学1年(BLUE SKY 1 Unit 3) |
| 文法項目 | 一般動詞(1人称の肯定文・否定文) |
| 形式 | 授業案A4(動詞カード16語とジェスチャーの一覧つき) |
| 所要時間 | 50分×1コマ |
| 準備物 | 動詞カード16枚(下の一覧の動詞を厚紙に1語ずつ書く)。教師の日常写真があれば効果倍増 |
授業の流れ(50分)
導入: 先生の一日をジェスチャーで(12分)
教師が朝から夜までの行動を、ジェスチャーつきの英語で流します。
- I get up at six.(伸びをする)
- I drink coffee.(飲む動作)
- I play tennis after school.(素振り)
- I watch TV at night.(リモコンを押す)
2周目は音声を消してジェスチャーだけを見せ、生徒に英語を言わせます。動作と動詞が直結した状態を作ってから、板書で文字と対面させる順番です。
気づき: be動詞との別世界宣言(8分)
板書の I play tennis. と既習の I am a tennis fan. を並べ、「amの仲間(=イコールの言葉)」と「動きの言葉」を色分けします。ここで一言、「1つの文に、両方は入れない」と宣言しておきます。誤りが出てから直すより、出る前の予防線が効きます。
展開: ジェスチャー当てゲーム(22分)
グループで動詞カード(下の一覧の16語。play / like / eat / go など)を山にし、引いた人がジェスチャー、他のメンバーが英語で当てます(You play soccer!)。後半は「自分の本当のこと」に切り替え、I like ~. / I don't like ~. を使った自己紹介ジェスチャーに発展させます。否定文は「首を横に振りながら don't」と、これも体とセットで導入します。
まとめ(8分)
「先生の一日」を全員でジェスチャーつきで再現して終了。宿題は「自分の一日を動詞3つでメモしてくる」(次時のI play/don'tの練習素材になります)。
動詞カード16語とジェスチャー
カードには動詞を1語だけ書きます(絵は要りません)。引いた人は目的語を自分で決めて動き、当てる側は You play soccer! のように文で言います。
| 動詞 | ジェスチャーの例 | 動詞 | ジェスチャーの例 |
|---|---|---|---|
| get up | 伸びをする | go | その場で歩く |
| eat | 箸で食べる | drink | コップで飲む |
| play | ラケットやバットを振る | watch | リモコンを押して画面を見る |
| study | ノートに書いて頭をかかえる | read | 本を開いてページをめくる |
| cook | フライパンを振る | wash | 皿を洗う |
| clean | ほうきで掃く | swim | 平泳ぎの手 |
| sing | マイクを持って歌う | sleep | 手を合わせて頬に当てる |
| like | 両手でハートを作る | want | 両手を差し出す |
定着への接続
次時は宿題のメモを使って「本当の一日 vs ウソの一日」ペア当てクイズへ。その後の三単現の導入時にも、この「動きの言葉」の世界観(動詞が変身する)がそのまま土台になります。
