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英語教材ラボ 塾版

教材と著作権

塾用教材の英語はどれがいい?|市販テキストと無料プリントを、費用・教科書準拠・生徒差の3つで比べる

塾用教材の英語を選ぶとき、テキストのページ数や解説の量で決めると失敗します。比べるのは3つ。生徒1人あたりの費用、生徒の学校の教科書に合うか、同じ教室の学力差に1冊で応えられるか。市販の塾用テキスト、教科書準拠ワーク、無料プリントの向き不向きと、当サイトの塾版の位置づけを書きました。

公開 2026-09-12・更新 2026-09-12

塾用教材の英語を選ぶとき、テキストのページ数や解説の量で決めると、たいてい失敗します。厚いテキストは使わないページを買っていることが多く、解説が長いテキストは講師が読み上げる授業になります。比べるのは3つで足ります。生徒1人あたりの費用、生徒の学校の教科書に合うか、同じ教室の学力差に1冊で応えられるか。この記事は、個人塾・英語教室が英語の教材を選ぶときの軸を、市販の塾用テキスト、教科書準拠ワーク、無料プリントの3種類で比べたものです。当サイトの塾版の位置づけも、向き不向きを含めて書きます。

塾が使える教材は3種類

種類手に入れ方費用の形
塾用テキスト塾専用の教材会社から。一般の書店には並ばない生徒1人1冊。年に1回の注文
教科書準拠ワーク教科書会社ごとに1冊。塾用のものと市販のものがある生徒1人1冊。教科書が変わると買い直し
無料プリントウェブサイトからPDFを印刷印刷代だけ。ただし利用条件はサイトごとに違う

3種類とも、生徒の手元に「解答つきで自習できる紙」があるかどうかで価値が決まります。解答が講師用にしか無い教材は、自習室と宿題で使えません。

比べる軸1 生徒1人あたりの費用

塾用テキストは1冊の値段で見ると安く見えますが、実際には「使わなかったページ」を買っています。定期テストの範囲は学校ごとに違うので、1冊のうち授業で使うのは範囲のページだけです。年間で見ると、テキストの半分は開かれないまま終わることが珍しくありません。

比べるときは、年間の教材費を生徒数で割ります。当サイトの塾・教室ライセンスは年29,800円で、講師が何人でも同じ教室なら追加費用がありません。生徒10人の教室で1人あたり年2,980円、20人なら1,490円、30人なら993円です。テキストを買い足すのではなく、紙を必要な文法ぶんだけ刷る形なので、使わないページを買うことがなくなります。

比べる軸2 生徒の学校の教科書に合うか

教科書準拠ワークは、教科書会社ごとに1冊です。生徒が1つの中学校から来ている塾ならこれで足りますが、2校以上から来ていると教科書がばらばらになります。検定教科書は6社あり、同じ中2の同じ月でも単元の順が違います。教科書ごとにワークをそろえると、在庫と講師の準備が教科書の数だけ増えます。

文法別に引ける教材なら、教科書が違っても同じ紙が使えます。範囲表の単元名を教科書別の単元マップで文法に翻訳してから紙を決める、という順にすると、教科書の違いは講師の作業の最初の2分で吸収できます。この考え方は学校ごとに教科書も範囲も違う生徒を1つの教室で回す方法に書きました。

比べる軸3 学力差に1冊で応えられるか

塾用テキストは、標準の1本で作られているものが多く、基礎が必要な生徒には解説が足りず、上位の生徒には物足りません。個別指導では、隣の生徒と違う紙を同じ時間に渡せるかどうかが授業の質を決めます。

当サイトの小テスト・定期テスト・ワークシートは基礎・標準・発展の3版で、同じ場面・同じ文法で難易度だけが違います。塾限定の確認テストには、同じ問題で支援の量だけを変えた4段階版もあります。1冊で応えるのではなく、版で応える形です。

3種類の向き不向き

種類向いている塾向いていない塾
塾用テキスト集団指導で全員が同じページを進める。講師の準備時間が取れない生徒の学校が複数。学力差が大きい
教科書準拠ワーク生徒が1校から来ている。学校の定期テストに本文の暗記が多い生徒の教科書が複数
無料プリント個別指導で生徒ごとに紙を替えたい。範囲のぶんだけ刷りたい印刷の手間をかけられない。利用条件の確認をしたくない

無料プリントを塾で使うときに確かめること

  • 解答がついているか。解答がない紙は自習室で使えません
  • 塾(営利)での利用が利用条件で認められているか。学校向けの無料教材には、塾での利用を断っているものもあります。詳しくは塾で教材をコピーして配るときの著作権に書きました
  • 更新されているか。教科書が改訂されても直らないサイトは、単元の順がずれていきます
  • 印刷して読める作りか。A4で表裏に収まるか、書体が大きいか、生徒が書き込む欄があるか

当サイトの塾版の位置づけ

中学・高校の公開PDF(小テスト3版・定着ドリル・定期テストなど)は、そのままの形なら登録なしで塾でも印刷して生徒に配れます。塾名を入れる、Word版・PowerPoint・音声を使う、講師のあいだで共有する、塾限定の紙(定期テスト対策パック・入塾診断・講習テキスト)を使う、というときが塾・教室ライセンス(月2,980円・年29,800円)です。

向いているのは、生徒の学校が複数あって、個別指導で生徒ごとに版を替えたい塾です。向いていないのは、教科書本文の暗記が定期テストの中心で、本文の穴埋めを大量に配りたい塾です。当サイトの教材は教科書本文を載せていません。その部分は、生徒の学校のワークにしか受け持てません。

選ぶときの手順

  1. 生徒の教科書を数える。2社以上なら、文法別に引ける教材を軸にする
  2. 前回の定期テストの点数で生徒を3つに分ける。50点未満、50〜75点、75点以上。それぞれに渡せる紙があるかを見る
  3. 年間の教材費を生徒数で割る。テキストは「使うページ数」で割り直す
  4. 解答つきで自習室に回せる紙があるかを見る
  5. 無料の紙を使うなら、利用条件を1度読む

見本は定期テスト対策プリントから、教科書と学年と範囲の単元を選ぶと出てきます。無料登録で見本パック(不定詞・4ページ)を開けるので、自塾の生徒の答案で試してから決めてください。

執筆: 英語教材ラボ編集部

首都圏の公立中学校で英語を10年教えた元教員が書いています。塾での指導と予備校で働いた経験もあり、定期テストを作る側と、塾で教える側の両方から見たことを書いています。塾長・講師の方からのご指摘で直していきます。教材のつくり方と運営者の情報は教材のつくり方と運営者情報へ。

この記事の紙は、生徒の教科書と学年から引けます

範囲の単元を選ぶと、小テスト3版と、塾限定の要点まとめ・確認テスト・保護者報告票が並びます。無料のPDFはそのまま使えます。

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