仮定法の英作文でいちばん多い答案は、If I am a bird, I will fly. と、ありえない話を現在形で書くものです。形を知らないのではなく、「この話はありえない」と自分で決めてから書いていないから起きます。このシートはお題を「ありえない設定(動物・有名人・別の時代・魔法)」に限定し、ペア添削で相手の If の文を読んで「その話はありえる?」と聞く手順を印刷してあります。
役割は「設定」「すること①」「すること②」「理由」「現実の自分」「しめ」の6つで、「現実の自分」(In real life, I can't fly, but I can call her every Sunday.)の1文で仮定法と現在形の対比が体に入ります。If I were a teacher は現実になりうるので If I were the principal のように遠くする、と指導メモに書いてあります。
この教材で解決できる悩み
- 英作文を書かせると添削が全部先生に回ってきて、返すのが1週間後になる
- 「自由に書いていいよ」と言うと止まる生徒と、日本語の直訳を書く生徒に分かれる
- 書いた文を評価する観点が生徒に伝わっておらず、点数だけが返る
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学3年(仮定法・I wishを習ったあと。検定6種のどれでも) |
| お題 | 「もし〜だったら」の作文。ありえない設定(動物・有名人・別の時代・魔法)を1つ選び、何をするか、なぜか、現実の自分との関係を書く。 |
| 相手 | クラスの友だち(読んで笑える・考えさせられる文) |
| 条件 | 設定(If I were 〜 / If I had 〜)・すること2つ(would / could)・理由(because)・現実の自分(I wish 〜 / but in real life 〜) |
| 語数 | 6文・55語以上 |
| 構成 | 生徒面A4表裏(表: お題→STEP 1 型→STEP 2 表現バンク→STEP 3 下書き/裏: STEP 4 自己添削(添削記号8つ)→STEP 5 ペア添削→STEP 6 清書→ルーブリック)+3ページ目=模範解答2本・よくある誤り5つ・指導メモ・次の1枚 |
| 時間 | 50分(時短版25分=STEP 1・3・4 だけにして清書は宿題に) |
この回の芯——If I were・would・could・I wish と、現実の現在形
モデル文は If I were a bird, I would fly to my grandmother's house in Okinawa every weekend. → I would sit on her window and sing a song for her. → I could also see the sea from the sky and find the best beach. → I want to do these things because I can visit her only once a year now. → In real life, I can't fly, but I can call her every Sunday. → I wish I had wings, but a phone call can carry my voice, too. です。よくある誤りは If I am a bird(V)・I will study(V)・I wish I can fly(V)・I would went(V)・because を文の頭で切る(W)の5つで、この回は V が4つです。
模範解答2本——標準はタイムマシン、発展は校長先生になったら
標準の模範解答(6文・89語)は If I had a time machine で江戸時代へ行く作文で、If I had・would・could・I wish I could の形がそろい、しめで現実に戻ります。発展は If I were the principal で昼休みを1時間にする作文で、so that 〜 could・how bread is made(間接疑問+受け身)を足し、しめの「現実の一歩」(生徒会に手紙を書く)で作文を大人にした形です。清書は読み合って「いちばん行ってみたい世界」に投票できます。
英作文ステップとは
英作文の授業で先生がいちばん時間を取られるのは、書かせることではなく直すことです。このシリーズは、その直す仕事を「生徒の自己添削→ペア添削→先生はルーブリックで見る」の順に組み替えて、1コマ(50分)で「書く→直す→清書→評価」まで回るようにしたPremiumの紙です。中1から中3まで15のお題を、学校でよく出る順に並べてあります。
生徒面の表(書く前に・書く)と裏(直す・仕上げる)の6ステップは、15本すべて同じです。
- STEP 1 型を見る: 役割ラベル(「名前・学年」「理由」「しめ」…)つきのモデル文。文ごとに何をしている文かが見える
- STEP 2 部品を集める: 表現バンク。使えそうな表現に○を付け、自分の語を書き足す
- STEP 3 下書き: 役割ごとに1文ずつ書く枠。書けない役割は STEP 1 の同じ番号の文の主語と語をかえて書く、という逃げ道を印刷してある
- STEP 4 自己添削: 添削記号8つ(S 主語・V 動詞の形・A 冠詞・複数・P 前置詞・O 語順・Sp つづり・C 大文字・記号・W 語の選び方)と、その回のチェック項目。記号は15本で固定なので、生徒は1年を通して同じ記号で直せる
- STEP 5 ペア添削: 相手の文に記号を書き、「いいところ1つ・直すといいところ1つ」を伝える
- STEP 6 清書とルーブリック: 内容・構成・正確さ・語数と表記の4観点×3段(12点満点)。自己評価に○を付けてから先生の評価をもらう
3ページ目は模範解答2本(標準・発展。STEP 1 と同じ役割ラベルつき)、添削記号つきの「よくある誤り」5つ、先生向けの指導メモ(50分の流れ・時短版・評価のしかた)、次の1枚です。解答が生徒面の裏にないので、表裏をそのまま配れます。
| 学年 | お題(15本) |
|---|---|
| 中1 | ①自己紹介・②家族・友だちの紹介・③わたしの1日・④思い出の1日・⑤好きなもの・ことと理由 |
| 中2 | ⑥旅行・お出かけの思い出レポート・⑦将来の夢・⑧意見と理由・⑨おすすめの紹介(比べてすすめる)・⑩さそいの手紙・メール |
| 中3 | ⑪3年間の思い出スピーチ・⑫私の町の紹介・⑬賛成・反対の意見文(入試の型)・⑭もしも作文・⑮感謝のメッセージ |
前後の教材
書く前の形の練習は「仮定法の定着ドリル」(無料)。話す形にするなら「もしも展覧会——If I were... の1枚」(無料)。ありえる話との使い分けは「仮定法とふつうの if の使い分けワークシート」(Premium)。前の1枚は「英作文ステップ⑬——賛成・反対の意見文」、次は「英作文ステップ⑮——感謝のメッセージ」(Premium)。
