仮定法の読みの核心は、If I were the mayor で「この人は市長ではない」と分かることです。②の「書き手はこの町の市長だ」(F)はその1点を問います。この1枚の本文は「もし私が市長だったら」の10文で、If+過去形5・would/could 6・I wish 2の13が出ます。⑧の Actually, I can. The mayor is coming to our school next month. だけが現実の文(現在形)で、①でここを仮定法に入れる生徒には「現実の話? ありえない話?」で仕分けさせます。
④は「設定と最初にすること→それで人々ができること→もう1つの もし→願い(I wish)→現実の一歩(Actually, I can 〜)」の骨組みで、現実の一歩まで書けると仮定法と現在形の対比が作文の中で完成します。
この教材で解決できる悩み
- ドリルでは形が書けるのに、本文の中でその文法を見つけられない・意味が取れない
- 教科書の本文以外に、その文法が「意味を運んでいる」まとまった英文がない
- 読解の問いに「なんとなく」で答える生徒に、根拠の文を指さす習慣をつけたい
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学3年(仮定法を習ったあと。検定6種のどれでも) |
| 本文 | "If I Were the Mayor"(オリジナル・10文・約125語)に仮定法が13回 |
| ①の分け方 | If+過去形(もし〜なら)/would・could(〜だろう)/I wish(〜ならいいのに) |
| 構成 | 生徒面A4表裏(表: ねらい→本文(文番号・語注つき)→①見つけて分ける→②根拠で読む→③言い換える/裏: ④パラレルライティング→⑤1分リテリング→豆ポイント)+3ページ目=解答・全訳・指導メモ・次の1枚 |
| 時間 | 50分(20分版=本文+①②) |
本文——"If I Were the Mayor"
If I were the mayor of this town, I would build a big library by the river. People could read books while they listen to the water. If the library had a café, students would stay there after school. I wish our town had more places like that. My friend Aya says, "If I were you, I would make a skate park." She is right. If we had a skate park, nobody would skate on the school steps. I wish I could ask the real mayor. Actually, I can. The mayor is coming to our school next month. If I were brave enough, I would raise my hand and tell him our ideas. Maybe I don't need to be a mayor to change the town.
5つの問いの見どころ
②は「書き手は市長だ(F・①)」「図書館にカフェがあれば、生徒は放課後そこにいるだろう(T・③)」「What would Aya make if she were the mayor?(A skate park.)」「When is the mayor coming to the school?(Next month.)」。③は「①を she で(If she were 〜, she would 〜)」「④を スケートパークがあればいいのに に」「⑦を 本物の市長に会えればいいのに に(meet)」「もし私があなたなら、手をあげるだろう を英語で」。④は仮定法を4回以上。⑤のキーワードは mayor・library・café・skate park・raise my hand です。
文法を読むとは
文法の練習は1文単位になりがちで、生徒が「本文の中でその文法が何をしているか」を読む機会は、教科書の本文を除くとほとんどありません。このシリーズは、目標文法が7〜13回出るオリジナルの本文(中1は60〜90語、中2・中3は100〜130語)を読み、次の5つの問いで「読む→形を見る→使う」を1コマに収めるPremiumの紙です。中1から中3まで20の文法を、教科書の配列に近い順に並べてあります。
- ① 見つけて分ける: 本文の目標文法に全部下線を引き、種類ごとの表(be動詞なら am / is / are、過去形なら規則・不規則・was / were…)に書き出す。本文に「◯回あります」と印刷してあるので、生徒は数が合うまでさがす
- ② 根拠で読む: 文法の読み取りで答えが決まる問い4つ(T / F 2問+英語で答える2問)。答えを決めた文の番号を書く欄があり、「なんとなく」の正解を防ぐ
- ③ 言い換える: 本文の文を材料に、主語・時・肯定否定・疑問を操作する4問。本文を見てよいので、形の練習が文脈つきになる
- ④ パラレルライティング: 本文と同じ骨組み(役割+ヒント)で自分のことを5文書く。目標文法の最低回数を指定
- ⑤ 1分リテリング: キーワード5つだけを見て本文の内容を1分で話す。聞く人は目標文法が出た回数を正の字で数える
裏面の最後に豆ポイント(その文法を読むときの1つの視点)。3ページ目は①〜④の解答(根拠の文番号と理由つき)、全訳、先生向けの指導メモ(50分の流れと20分版)、次の1枚です。解答が生徒面の裏にないので、表裏をそのまま配れます。
| 学年 | 文法(20本) |
|---|---|
| 中1 | ①be動詞・②一般動詞・③三単現・④命令文・⑤過去形・⑥現在進行形・⑦can・⑧未来表現 |
| 中2 | ⑨過去進行形・⑩助動詞・⑪接続詞・⑫不定詞・⑬動名詞・⑭比較・⑮受け身・⑯現在完了(経験) |
| 中3 | ⑰現在完了3用法・⑱関係代名詞・⑲分詞・⑳仮定法 |
前後の教材
形の練習は「仮定法の定着ドリル」(無料)。「仮定法とふつうの if の使い分けワークシート」(Premium)でありえる話との区別を深める。英作文にするなら「英作文ステップ⑭——もしも作文」(Premium)。前の1枚は「文法を読む⑲——分詞」(Premium)。
