中3の that は、中2の I think that 〜 に tell 人 that・be glad that・so 〜 that … が加わって役目が増えます。つまずきは形ではなく「その that が何をしているか」で、本文の中には接続詞ではない that も混ざります。この1枚の本文は、合唱コンクールの2日前から本番までを11文で書き、考え・知ったこと3・伝える・気持ちの理由5・so 〜 that … 2の10が出ます。NEW HORIZON 3 Unit 2 や SUNSHINE 3 PROGRAM 2 の接続詞 that、そして入試の読解で出る形をそろえました。
罠は3つと、消えた1つ。⑥の That day と⑪の that cold morning は名詞の前の「その」、⑩の the class that practiced the most は名詞のあとの関係代名詞で、どちらも接続詞ではありません。そして⑩の前半 I believe we were は that が省略された形——表には入れず、③で補わせます。①の表で「that の前は動詞・形容詞・so か、名詞か」「that のあとに主語+動詞があるか」の2つを声に出させるのが、この回の芯です。
この教材で解決できる悩み
- ドリルでは形が書けるのに、本文の中でその文法を見つけられない・意味が取れない
- 教科書の本文以外に、その文法が「意味を運んでいる」まとまった英文がない
- 読解の問いに「なんとなく」で答える生徒に、根拠の文を指さす習慣をつけたい
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学3年(接続詞 thatを習ったあと。検定6種のどれでも) |
| 本文 | "The Chorus Contest"(オリジナル・11文・約128語)に接続詞 thatが10回 |
| ①の分け方 | think/know+that/tell 人/glad+that/so 〜 that … |
| 構成 | 生徒面A4表裏(表: ねらい→本文(文番号・語注つき)→①見つけて分ける→②根拠で読む→③言い換える/裏: ④パラレルライティング→⑤1分リテリング→豆ポイント)+3ページ目=解答・全訳・指導メモ・次の1枚 |
| 時間 | 50分(20分版=本文+①②) |
本文——"The Chorus Contest"
Last week, our class sang in the chorus contest. Two days before, our teacher told us that our voices were too small. I was afraid that we would lose, and I knew that others felt the same. Then Mika, our leader, said, "I'm sure that we can do better." We practiced so hard that our voices were tired at night. That day, I was so nervous that I couldn't look at the audience. When we finished, I heard that the hall was full of clapping. Later, the music teacher told us that our harmony was the best. I don't think that we were the best singers. But I believe we were the class that practiced the most. I'm glad that I didn't give up on that cold morning. ——that は13回出ますが、接続詞は10回。「その」が2回、関係代名詞が1回、そして見えない that が1回です。
5つの問いの見どころ
②は「先生は、コンクールの前に、声が小さすぎると伝えた(T・②)」「書き手は、自分たちがいちばん歌がうまかったと思っている(F・⑨)」「Why couldn't the writer look at the audience?(Because the writer was so nervous.)」「What did the music teacher tell the class?(That their harmony was the best.)」で、2問目は don't think that(〜とは思わない)を読み切れるか、3問目は so 〜 that … の前半を理由として取り出せるかを見ます。③は「②を直接の言葉に(Our teacher said, "Your voices are too small.")」「⑤を very 〜, so … の文に(We practiced very hard, so our voices were tired at night.)」「⑩の前半に that を入れる(But I believe that we were the class that practiced the most.)」「④を Mika said that … の1文に(Mika said that she was sure that we could do better.)」で、時制の一致が戻ること、so 〜 that … を very 〜, so … にすると that が消えること、補った that と関係代名詞の that の役目のちがい、that が2つ重なる形を1問ずつ。④は「いつ、何の行事があったか→だれかに言われたこと→そのときの気持ち→どれくらいがんばったか→いま思うこと」の5行で、接続詞 that を4回以上・so 〜 that … を1回以上。⑤のキーワードは chorus contest・too small・so hard・harmony・give up です。
文法を読むとは
文法の練習は1文単位になりがちで、生徒が「本文の中でその文法が何をしているか」を読む機会は、教科書の本文を除くとほとんどありません。このシリーズは、目標文法が7〜13回出るオリジナルの本文(中1は60〜90語、中2・中3は100〜130語)を読み、次の5つの問いで「読む→形を見る→使う」を1コマに収めるPremiumの紙です。中1から中3まで24の文法を、教科書の配列に近い順に並べてあります。
- ① 見つけて分ける: 本文の目標文法に全部下線を引き、種類ごとの表(be動詞なら am / is / are、過去形なら規則・不規則・was / were…)に書き出す。本文に「◯回あります」と印刷してあるので、生徒は数が合うまでさがす
- ② 根拠で読む: 文法の読み取りで答えが決まる問い4つ(T / F 2問+英語で答える2問)。答えを決めた文の番号を書く欄があり、「なんとなく」の正解を防ぐ
- ③ 言い換える: 本文の文を材料に、主語・時・肯定否定・疑問を操作する4問。本文を見てよいので、形の練習が文脈つきになる
- ④ パラレルライティング: 本文と同じ骨組み(役割+ヒント)で自分のことを5文書く。目標文法の最低回数を指定
- ⑤ 1分リテリング: キーワード5つだけを見て本文の内容を1分で話す。聞く人は目標文法が出た回数を正の字で数える
裏面の最後に豆ポイント(その文法を読むときの1つの視点)。3ページ目は①〜④の解答(根拠の文番号と理由つき)、全訳、先生向けの指導メモ(50分の流れと20分版)、次の1枚です。解答が生徒面の裏にないので、表裏をそのまま配れます。
| 学年 | 文法(24本) |
|---|---|
| 中1 | ①be動詞・②一般動詞・③三単現・④命令文・⑤過去形・⑥現在進行形・⑦can・⑧未来表現 |
| 中2 | ⑨過去進行形・⑩助動詞・⑪接続詞・⑫不定詞・⑬動名詞・⑭比較・⑮受け身・⑯現在完了(経験) |
| 中3 | ⑰現在完了3用法・⑱関係代名詞・⑲分詞・⑳仮定法・㉑不定詞の発展・㉒間接疑問・㉓受け身の運用・㉔接続詞 that |
前後の教材
形の練習は「接続詞の定着ドリル」(無料)。「接続詞 that の使い分けワークシート」(Premium)で tell 人 that・so 〜 that の位置を深める。中2の基本形は「文法を読む⑪——接続詞」(Premium)。前の1枚は「文法を読む㉓——受け身の運用」(Premium)。
