中1の最初の英作文は、ほぼ全員が自己紹介です。ところが「5文書きなさい」と言うと、I am play soccer. と I like soccer very much. が同じ答案に並びます。be動詞と一般動詞のどちらの文を書くかを決める前に書き始めるからで、このシートの STEP 1 は、モデル文の5文それぞれに「名前・学年」「好きなもの」「理由」「できること」「しめ」の役割ラベルを付け、文ごとに「今どの文を書いているか」を決めてから書く型にしてあります。
下書きの枠も役割ごとに1行ずつです。書けない役割は「STEP 1 の同じ番号の文の主語と語をかえて書く」と印刷してあるので、止まる生徒が出ません。自己添削のチェックは「be動詞と一般動詞が1文に2つない」「can のあとが原形」など、この回の誤りに絞った6項目です。
この教材で解決できる悩み
- 英作文を書かせると添削が全部先生に回ってきて、返すのが1週間後になる
- 「自由に書いていいよ」と言うと止まる生徒と、日本語の直訳を書く生徒に分かれる
- 書いた文を評価する観点が生徒に伝わっておらず、点数だけが返る
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学1年(be動詞・一般動詞・canを習ったあと。検定6種のどれでも) |
| お題 | 新しいクラスの自己紹介カード。読んだ人が「話しかけてみたい」と思うように、自分のことを英語で書く。 |
| 相手 | クラスの友だち・ALTの先生 |
| 条件 | 名前と学年・好きなもの・こと(理由つき)・できること1つ・最後にひとこと |
| 語数 | 5文・30語以上 |
| 構成 | 生徒面A4表裏(表: お題→STEP 1 型→STEP 2 表現バンク→STEP 3 下書き/裏: STEP 4 自己添削(添削記号8つ)→STEP 5 ペア添削→STEP 6 清書→ルーブリック)+3ページ目=模範解答2本・よくある誤り5つ・指導メモ・次の1枚 |
| 時間 | 50分(時短版25分=STEP 1・3・4 だけにして清書は宿題に) |
この回の芯——be動詞の文と一般動詞の文を分けて書く
モデル文は Hi, I'm Yuki Sato. I'm a first-year student.(be動詞)→ I like soccer very much.(一般動詞)→ I can run fast, but I can't swim well.(can)の順で、1文の中に be動詞と一般動詞が同居しないことを役割の並びで見せます。よくある誤りの5つは I am play soccer.(V)・I can plays the piano.(V)・I like cat.(A)・i'm from tokyo(C)・My hobby is soccer.(W)で、添削記号を付けて直した文と理由を並べてあります。
模範解答2本——標準は5文42語、発展は理由を2文に
標準の模範解答は課題どおり5文(42語)で、理由を「毎日聞く」「好きな歌手」の2文にすると内容の観点でAになる、と解答欄に書いてあります。発展は because や if を使って理由とさそいを1文にまとめた形で、中1の後半で習ってから読み返す用です。ルーブリックは内容・構成・正確さ・語数と表記の4観点で、この回の「正確さ」は記号の直しが0〜1か所ならAです。
英作文ステップとは
英作文の授業で先生がいちばん時間を取られるのは、書かせることではなく直すことです。このシリーズは、その直す仕事を「生徒の自己添削→ペア添削→先生はルーブリックで見る」の順に組み替えて、1コマ(50分)で「書く→直す→清書→評価」まで回るようにしたPremiumの紙です。中1から中3まで15のお題を、学校でよく出る順に並べてあります。
生徒面の表(書く前に・書く)と裏(直す・仕上げる)の6ステップは、15本すべて同じです。
- STEP 1 型を見る: 役割ラベル(「名前・学年」「理由」「しめ」…)つきのモデル文。文ごとに何をしている文かが見える
- STEP 2 部品を集める: 表現バンク。使えそうな表現に○を付け、自分の語を書き足す
- STEP 3 下書き: 役割ごとに1文ずつ書く枠。書けない役割は STEP 1 の同じ番号の文の主語と語をかえて書く、という逃げ道を印刷してある
- STEP 4 自己添削: 添削記号8つ(S 主語・V 動詞の形・A 冠詞・複数・P 前置詞・O 語順・Sp つづり・C 大文字・記号・W 語の選び方)と、その回のチェック項目。記号は15本で固定なので、生徒は1年を通して同じ記号で直せる
- STEP 5 ペア添削: 相手の文に記号を書き、「いいところ1つ・直すといいところ1つ」を伝える
- STEP 6 清書とルーブリック: 内容・構成・正確さ・語数と表記の4観点×3段(12点満点)。自己評価に○を付けてから先生の評価をもらう
3ページ目は模範解答2本(標準・発展。STEP 1 と同じ役割ラベルつき)、添削記号つきの「よくある誤り」5つ、先生向けの指導メモ(50分の流れ・時短版・評価のしかた)、次の1枚です。解答が生徒面の裏にないので、表裏をそのまま配れます。
| 学年 | お題(15本) |
|---|---|
| 中1 | ①自己紹介・②家族・友だちの紹介・③わたしの1日・④思い出の1日・⑤好きなもの・ことと理由 |
| 中2 | ⑥旅行・お出かけの思い出レポート・⑦将来の夢・⑧意見と理由・⑨おすすめの紹介(比べてすすめる)・⑩さそいの手紙・メール |
| 中3 | ⑪3年間の思い出スピーチ・⑫私の町の紹介・⑬賛成・反対の意見文(入試の型)・⑭もしも作文・⑮感謝のメッセージ |
前後の教材
書く前の形の練習は「be動詞の定着ドリル」「can の文の定着ドリル」(無料)。話す形にするなら「はじめての自己紹介スピーチ」(パフォーマンステスト・無料)。次の英作文は「英作文ステップ②——家族・友だちの紹介」(Premium)。
