be動詞の教え方ガイド中学英語・中1
中学英語の最初の山。「〜です」の訳より「主語=あとの語」の感覚を渡す
be動詞は最初の単元なのに、誤りは中3まで残ります。原因は「です=be動詞」という訳語の丸暗記で乗り切れてしまうこと。あとから一般動詞が入ってきた瞬間、I am play tennis. が生まれます。このページでは、be動詞を意味の言葉として教える導入から、定着・応用・テストまでの一本道と、つまずきの直し方をまとめました。
be動詞でつまずく3つのポイントと直し方
つまずき1: 一般動詞との混在
× I am play tennis.
なぜ起きる? 「〜です」「〜します」を日本語の丁寧さの違い程度にしか区別しておらず、amを「主語のあとに置くおまじない」として覚えているために起きます。
直し方 「主語=あとの語」が成り立つときだけbe動詞、という等号テストを教えます。I am hungry.(私=空腹)は成り立ち、I play tennis.(私=テニス?)は成り立たない。この物差しは生徒が自分で誤りに気づく道具になります。
つまずき2: 主語とbe動詞の不一致
× My friends is kind.
なぜ起きる? am/is/areの使い分けを「I・You・それ以外」の表で覚えると、主語が長くなったとき(My friends / Ken and I)に単複の判断が抜けます。
直し方 主語に下線を引いて「一人?二人以上?」を声に出してから選ばせる手順を、ドリルの段階で固定化します。場面つきの問題で「だれの話をしているか」を追わせるのが近道です。
つまずき3: 疑問文の答え方が続かない
× Are you a soccer fan? — Yes, I do.
なぜ起きる? 疑問文の作り方(beを前に出す)は覚えても、答えの短縮形(Yes, I am. / No, I'm not.)を使う場面の練習が不足しがちです。
直し方 インタビュー形式の活動で「聞く→答える」を1セットで大量に回します。答えて終わりではなく、Yes, I am. のあとに一言足す(I like Marinos!)ところまでをゴールにすると会話になります。
be動詞の授業の一本道(導入→定着→応用)
1つの文法は1時間では身につきません。意味に出会う導入、形を固めて使う定着、自分のことを語る応用——この一本道を、そのまま使える教材つきでたどれます。
1. 導入——意味と場面に出会わせる
文字より先に、教師の自己紹介や実物で「主語とあとの語をつなぐ言葉」として出会わせます。訳さずに意味がわかる場面を最初に見せるのがポイントです。
2. 定着——形を固め、使って身につける
定着ドリルは全問にミニ場面つき。一般動詞が正解の問題も混ぜてあるので、「主語のあとにamを入れるだけ」の機械作業では解けない設計です。ペアのコミュニケーション活動で「使って身につける」段階まで進めます。
3. 応用——自分のことを語るタスクへ
自分の宝物や身近な人をbe動詞で紹介する産出タスクへ。ドリルの大問6(自己紹介3文)がそのまま持ちネタになります。
定期テストでどう測るか
定期テストでは単独の書き換え問題にせず、自己紹介カードや対話の場面の中でbe動詞と一般動詞の使い分けを問います。中1・1学期のテスト(基礎・標準・発展)が場面設定つきの実例です。
be動詞の指導でよくある質問
be動詞と一般動詞、どちらを先に教えるべきですか?
教科書によって順序が違います(単元マップで確認できます)が、どちらが先でも「出そろった直後」に混在誤りが必ず出ます。先にどちらを教えたかより、出そろったタイミングで使い分け専用の練習(be動詞と一般動詞の区別ドリル)を1時間はさむことが効きます。
am/is/areの表は覚えさせるべきですか?
表は入り口としては有効ですが、表の暗唱で止まると主語が長い文で崩れます。表を覚えたあとに「主語に下線→単数か複数か→選ぶ」の手順を練習に組み込み、表を使わなくても判断できる状態をゴールにしてください。
何度直してもI am play〜.が再発します。
誤りを直すだけでは消えません。正誤混在の問題で「この文は直すべきか」を診断させ、なぜ間違いかを自分の言葉で説明させると定着します。当サイトの定着ドリルの「まちがい診療所」がこの形式です。