be動詞のドリルを終えた生徒に、be動詞だけで書かれた本文を読ませると、says・love・laughs にも下線を引きます。「be動詞は=の記号で、動作はしない」という区別は、1文の練習では身につかず、動作の動詞と混ざった本文の中で初めて見えてきます。この1枚の本文は、新しい英語の先生(オーストラリア出身・カンガルー好き)をめぐる10文で、be動詞が9回、動作の動詞が5回混ざっています。
①では am / is / are の3列に9つを書き出し、②では「ケンはうれしくない」(F)のような否定の問いで根拠の文を指させます。③で主語をかえると be動詞もかわる(They are / She is)ことを本文の文で確かめ、④では同じ骨組みで自分のクラスの先生を紹介します。
この教材で解決できる悩み
- ドリルでは形が書けるのに、本文の中でその文法を見つけられない・意味が取れない
- 教科書の本文以外に、その文法が「意味を運んでいる」まとまった英文がない
- 読解の問いに「なんとなく」で答える生徒に、根拠の文を指さす習慣をつけたい
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学1年(be動詞を習ったあと。検定6種のどれでも) |
| 本文 | "Who Is the New Teacher?"(オリジナル・10文・約79語)にbe動詞が9回 |
| ①の分け方 | am/is/are |
| 構成 | 生徒面A4表裏(表: ねらい→本文(文番号・語注つき)→①見つけて分ける→②根拠で読む→③言い換える/裏: ④パラレルライティング→⑤1分リテリング→豆ポイント)+3ページ目=解答・全訳・指導メモ・次の1枚 |
| 時間 | 50分(20分版=本文+①②) |
本文——"Who Is the New Teacher?"
Today is the first day of school. Our new English teacher is Ms. Hill. She is from Australia. … Ken and I are big fans of animals, so we are very happy. "Are kangaroos strong?" Ken asks. "Yes, they are. They are good boxers, too," she says with a smile. ——⑦の Yes, they are. のように、あとに何もなくても be動詞であることが、①の仕分けでいちばん迷うところです。
5つの問いの見どころ
②の4問は「ヒル先生は新しい先生だ(T・②)」「ケンはうれしくない(F・⑤)」「Where is Ms. Hill from?」「Are kangaroos strong?」で、答えの文にも be動詞が出ます。③は「③の文を They で」「②を否定文に」「⑤を you の疑問文に」「④の I am を She で」の4問。④は「今日は何の日か→先生の名前→出身→気持ち→質問と答え」の5行で、be動詞を3回以上使います。⑤のキーワードは first day・Ms. Hill・Australia・kangaroos・strong です。
文法を読むとは
文法の練習は1文単位になりがちで、生徒が「本文の中でその文法が何をしているか」を読む機会は、教科書の本文を除くとほとんどありません。このシリーズは、目標文法が7〜13回出るオリジナルの本文(中1は60〜90語、中2・中3は100〜130語)を読み、次の5つの問いで「読む→形を見る→使う」を1コマに収めるPremiumの紙です。中1から中3まで20の文法を、教科書の配列に近い順に並べてあります。
- ① 見つけて分ける: 本文の目標文法に全部下線を引き、種類ごとの表(be動詞なら am / is / are、過去形なら規則・不規則・was / were…)に書き出す。本文に「◯回あります」と印刷してあるので、生徒は数が合うまでさがす
- ② 根拠で読む: 文法の読み取りで答えが決まる問い4つ(T / F 2問+英語で答える2問)。答えを決めた文の番号を書く欄があり、「なんとなく」の正解を防ぐ
- ③ 言い換える: 本文の文を材料に、主語・時・肯定否定・疑問を操作する4問。本文を見てよいので、形の練習が文脈つきになる
- ④ パラレルライティング: 本文と同じ骨組み(役割+ヒント)で自分のことを5文書く。目標文法の最低回数を指定
- ⑤ 1分リテリング: キーワード5つだけを見て本文の内容を1分で話す。聞く人は目標文法が出た回数を正の字で数える
裏面の最後に豆ポイント(その文法を読むときの1つの視点)。3ページ目は①〜④の解答(根拠の文番号と理由つき)、全訳、先生向けの指導メモ(50分の流れと20分版)、次の1枚です。解答が生徒面の裏にないので、表裏をそのまま配れます。
| 学年 | 文法(20本) |
|---|---|
| 中1 | ①be動詞・②一般動詞・③三単現・④命令文・⑤過去形・⑥現在進行形・⑦can・⑧未来表現 |
| 中2 | ⑨過去進行形・⑩助動詞・⑪接続詞・⑫不定詞・⑬動名詞・⑭比較・⑮受け身・⑯現在完了(経験) |
| 中3 | ⑰現在完了3用法・⑱関係代名詞・⑲分詞・⑳仮定法 |
前後の教材
形の練習は「be動詞の定着ドリル」(無料)。一般動詞と分ける練習は「be動詞と一般動詞の使い分けワークシート」(Premium)。次の1枚は「文法を読む②——一般動詞」(Premium)。
