中3の不定詞は、人が間に入る形が一度に3つ出ます。want 人 to …(人に〜してほしい)、let / make 人+原形(させる)、It is 〜 for 人 to …(〜することは…だ)。答案で目立つのは My mother let me to go out.(let に to)と I want you come to my house.(want 人 の to 落ち)で、どちらも「人のあとに to があるかないか」を動詞で決めていないことから出ます。このワークシートは「to あり組(want・ask・tell)」と「to なし組(let・make・help)」を分け、It is 〜 for 人 to … の for も同じ紙で扱います。
目印さがしの(5) help me carry は原形も to 不定詞も取れる動詞で、解答に「to carry も可」と添えました。
この教材で解決できる悩み
- 定着ドリルでは正しく書けるのに、テストや発話で形が崩れる(どの形を使うかを決めていない)
- 「なぜまちがいか」を生徒が自分の言葉で言えず、同じ誤りがくり返される
- 正誤問題だけでは「2つとも正しい文の意味のちがい」を扱えない
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学3年(It is … for 人 to、want 人 to、let / make+人+原形を学んだあと。検定6種のどれでも) |
| 位置づけ | 文法ステップ2=定着ドリル(形を固める)のあと、応用ワークシート(自分のことを語る)の前。会員限定の「使い分けワークシート」シリーズ |
| 構成 | 生徒面A4表裏=表: ねらいと目印→①目印さがし(6問・決め手の語を書く)→②どっちも正しい(3組・意味のちがいを説明)→③実答案の診療所(5問・誤答タイプを名指し)/裏: ④ふくらませる(5段の産出)→⑤ペアで確かめる(2分の手順)→⑥仕上げの3問。3ページ目=解答・許容範囲・タイプ別の直し方・先生への指導メモ |
| 記入箇所 | 約35(決め手6・説明3・診断5+直し5・産出5段・自己採点3) |
| 時間 | 15〜20分(⑥は宿題への切り出しも可) |
My father let me use his camera. と made me use his camera.——許可と強制
どっちも正しいの③は、let(使わせてくれた=許可)と make(使わせた=強制)。同じ「使わせた」でも、let はやさしく、make は強い。①の It is difficult for me to speak English. と Speaking English is difficult for me. は「同じ」が正解で、It が to … を指すことが分かります。②の I want to go と I want you to go は「だれが行くか」——want 人 to の人が、to … の主語になる例です。
実答案の診療所——to あり組と to なし組
A「let / make に to」(let me to go)、B「want 人 の to 落ち」(I want you come)、C「for と to の取りちがえ」(It is easy to me to 〜)、D「It の代わりに主語」(「私にとって早起きは難しい」を I am difficult to get up early.)。Dは日本語の直訳から出る誤りで、「私=難しい」ではなく「早起きすること=難しい」と気づけば It is の形を選べます。5問目の The news made her happy. は make+人+形容詞の正しい文です。
使い分けワークシートとは(文法ステップ2)
定着ドリルは「正しい形を書く」練習です。ところが定期テストや発話で崩れるのは、形を知らないからではなく「この場面でどの形か」を決められないからです。使い分けワークシートは、その「決める」を練習の中心に置きました。
- 目印さがし: 正しいほうを選ぶだけでなく、決め手になった語を書きます。空欄の生徒は形を丸暗記で選んでいるので、机間で「どの語で決めた?」と聞けます。
- どっちも正しい: 2つとも正しい英文を並べて意味のちがいを日本語で説明させます。正誤問題では育たない「文法は意味の選択だ」という見方が、ここで生まれます。
- 実答案の診療所: 実際の答案に出る誤りに名前を付け(4タイプ)、診断→修正→理由の順で扱います。模範解答しか載らない問題集には作れない形式です。
- ふくらませる: 1文から2文、対比の文へと5段で産出し、ペアで読み合って自己チェックします。個人で解いて終わる紙ではなく、授業が回る紙です。
解答は生徒面の裏ではなく3ページ目にあるので、表裏をそのまま配れます。3ページ目には許容範囲と、15分で回す手順・机間で見るものを書いた指導メモがあります。
導入→定着→使い分け→応用の一本道
導入は「原形不定詞(let / make+人+動詞の原形)導入『うらやましメーター』授業案」、自分のことを語るなら「道案内スキット&パフォーマンステスト」(無料)。3用法の基本は「不定詞3用法の使い分けワークシート」(中2・会員)が受け持ちます。
