受け身は「される側」を主語にする文なので、物の物語と相性がよい文法です。この1枚の本文は祖父が毎日使う古いいすの11文で、is used・was made・was painted・is carried・are told・was broken・was fixed と、現在5・過去5・否定/疑問3の13の受け身が出ます。by 〜 があるのは4つだけで、「する側を言いたいときだけ by」も本文で見えます。
②の3・4(Who broke one leg? / Who fixed the chair?)は by のあとの「する側」を取り出す問いで、③の①(It was made in 1965 by his father. → His father made it in 1965.)で受け身の作り方を逆算します。
この教材で解決できる悩み
- ドリルでは形が書けるのに、本文の中でその文法を見つけられない・意味が取れない
- 教科書の本文以外に、その文法が「意味を運んでいる」まとまった英文がない
- 読解の問いに「なんとなく」で答える生徒に、根拠の文を指さす習慣をつけたい
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学2年(受け身を習ったあと。検定6種のどれでも) |
| 本文 | "The Story of a Chair"(オリジナル・11文・約101語)に受け身が13回 |
| ①の分け方 | 現在(is / are+過去分詞)/過去(was / were+過去分詞)/否定・疑問(is not 〜ed / Is 〜 -ed?) |
| 構成 | 生徒面A4表裏(表: ねらい→本文(文番号・語注つき)→①見つけて分ける→②根拠で読む→③言い換える/裏: ④パラレルライティング→⑤1分リテリング→豆ポイント)+3ページ目=解答・全訳・指導メモ・次の1枚 |
| 時間 | 50分(20分版=本文+①②) |
本文——"The Story of a Chair"
This old chair is used by my grandfather every day. It was made in 1965 by his father. The wood was cut from a tree in their garden. The chair was painted blue, but the paint is almost gone now. It is not sold in any shop. Is it still loved? Yes! Every summer, it is carried to the porch, and stories are told on it. Last year, one leg was broken by my little cousin. But it was fixed by my grandfather in one afternoon. Old things are not thrown away in our family. They are repaired and used again. ——④の is almost gone は be動詞+形容詞(状態)で、受け身ではありません。
5つの問いの見どころ
②は「店で売られている(F・⑤)」「祖父の父によって作られた(T・②)」「Who broke one leg last year?(The writer's little cousin.)」「Who fixed the chair?(The writer's grandfather.)」。③は「②を能動態に」「①を疑問文に」「④の blue を red に」「⑧を The window 主語で」。④は「何で・だれに使われているか→いつ・だれに作られた(買われた)か→何でできているか・色→今どうあつかわれているか→家族の考え」の5行で、受け身を4回以上。⑤のキーワードは chair・1965・blue・leg・repaired です。
文法を読むとは
文法の練習は1文単位になりがちで、生徒が「本文の中でその文法が何をしているか」を読む機会は、教科書の本文を除くとほとんどありません。このシリーズは、目標文法が7〜13回出るオリジナルの本文(中1は60〜90語、中2・中3は100〜130語)を読み、次の5つの問いで「読む→形を見る→使う」を1コマに収めるPremiumの紙です。中1から中3まで20の文法を、教科書の配列に近い順に並べてあります。
- ① 見つけて分ける: 本文の目標文法に全部下線を引き、種類ごとの表(be動詞なら am / is / are、過去形なら規則・不規則・was / were…)に書き出す。本文に「◯回あります」と印刷してあるので、生徒は数が合うまでさがす
- ② 根拠で読む: 文法の読み取りで答えが決まる問い4つ(T / F 2問+英語で答える2問)。答えを決めた文の番号を書く欄があり、「なんとなく」の正解を防ぐ
- ③ 言い換える: 本文の文を材料に、主語・時・肯定否定・疑問を操作する4問。本文を見てよいので、形の練習が文脈つきになる
- ④ パラレルライティング: 本文と同じ骨組み(役割+ヒント)で自分のことを5文書く。目標文法の最低回数を指定
- ⑤ 1分リテリング: キーワード5つだけを見て本文の内容を1分で話す。聞く人は目標文法が出た回数を正の字で数える
裏面の最後に豆ポイント(その文法を読むときの1つの視点)。3ページ目は①〜④の解答(根拠の文番号と理由つき)、全訳、先生向けの指導メモ(50分の流れと20分版)、次の1枚です。解答が生徒面の裏にないので、表裏をそのまま配れます。
| 学年 | 文法(20本) |
|---|---|
| 中1 | ①be動詞・②一般動詞・③三単現・④命令文・⑤過去形・⑥現在進行形・⑦can・⑧未来表現 |
| 中2 | ⑨過去進行形・⑩助動詞・⑪接続詞・⑫不定詞・⑬動名詞・⑭比較・⑮受け身・⑯現在完了(経験) |
| 中3 | ⑰現在完了3用法・⑱関係代名詞・⑲分詞・⑳仮定法 |
前後の教材
形の練習は「受け身の定着ドリル」(無料)。「受け身と能動態の使い分けワークシート」(Premium)で by の有無を深める。前の1枚は「文法を読む⑭——比較」、次は「文法を読む⑯——現在完了(経験)」(Premium)。
