受け身の練習が書き換えで終わると、「で、いつ使うの?」が残ります。受け身がいちばん自然に働くのは、モノが主語になる説明の場面——つまりガイドです。このワークシートは、導入と定着ドリルのあとに置く応用の1枚で、わが校の「じまん」をガイドツアー風に紹介します。These pictures were painted by the art club.(美術部がかいた絵)、This room is used every day.(毎日使われている部屋)——学校のモノを主語にして語り始めた瞬間、受け身は書き換え問題ではなく、説明のための道具になります。
この教材で解決できる悩み
- 受け身の練習が書き換えで終わり、使う場面まで届かない
- 「by 〜は省略できる」を教えたが、いつ付けるのかを体感させられていない
- 中2の受け身単元に置けるアウトプット活動を毎回考える時間がない
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学2年(受け身の学習後。NEW HORIZON 2ほか、受け身を中2で扱う教科書に対応) |
| 形式 | 表=つくる(ゴール→お手本→表現バンク→じまんメモ→台本)/裏=つたえる・ふりかえる(グループツアー→投票→自己評価4観点) |
| 時間 | 25〜35分(台本までを1時間目、ツアーを2時間目に分割も可) |
| フェーズ | 活用・応用(導入・定着ドリルとセットで一本道になる設計) |
ガイドの説明は「モノが主語」——受け身の必然を作る
活動の流れはシンプルです。案内する「じまん」を2つ選び(美術室の絵・体育館・じまんの給食・学校のシンボルツリー、なんでもOK)、あいさつ→じまん①→じまん②→締めの台本を書いて、グループでガイドツアーをします。ツアー客は1人1つ質問するルール(When was it built?)なので、受け身の疑問文の語順まで、聞く側にも出番があります。最後は「行ってみたくなったガイド」に投票し、代表がクラスでもう一度ガイドして締めます。
現在と過去、2つのbe動詞を使い分ける
ガイドの説明には、今のこと(is used / is loved)と歴史(was built / were painted)が自然に混ざります。受け身の時制はbe動詞が背負う——この使い分けが、1つの台本の中で必然的に起こるのがこの活動の核です。机間指導の見どころは、be動詞の時制の選択と、byを付けるかどうかの判断(美術部がかいた=byが大事/毎日使われている=byは不要)です。
導入・定着との一本道
同じ中2の受け身には定着ドリル 中2版と10分小テスト 中2版があります。導入→ドリル→小テスト→このガイドツアーと並べると、形の練習から場面での運用までが一本道になります。つまずき別の指導は受け身の教え方ガイドへ。中3で受け身を扱う教科書(NEW CROWNなど)には、町へ出る版の観光案内の応用タスクがあります。
