小学生の英語教室がやめられる理由は、成果が見えないことです。中学生なら定期テストの点で見せられますが、小学生には点がありません。歌って、ゲームをして、楽しそうに帰ってくる。それが3か月続くと、保護者は「楽しいだけで身についているのか」と思い始めます。
教材は小学校版をそのまま
塾で使う紙は、小学校版の単元まるごとパックで足ります。小5・小6の16単元は、教科書が違ってもテーマが共通です(自己紹介・誕生日・できること・道案内・注文・日常生活・週末・行きたい国・思い出・将来の夢)。Small Talkの台本、活動シート、振り返りカード、4線のワークまでそろっているので、塾が紙を作る必要はありません。
塾に足りないのは教材ではなく、記録です。
3枚で成果を見せる
塾限定の小学生の記録票は3枚1組です。
- 学習の記録。16単元×聞く・話す・読む・書くの表。できた日に印をつけます。半年で表が埋まっていくのが、そのまま成果になります。
- 授業の記録。1回1行。やったことと、その日にできた言い方を英語で1文。「I can play the piano.」のように、生徒が言えた文をそのまま書きます。
- 保護者報告票。この期間にやった単元、できるようになった言い方(英語で)、4つの力の様子、次の1か月、家庭でできること。
報告票の芯は「できるようになった言い方」の欄です。点数がない代わりに、英語の文を3つ書いて渡します。保護者は、子どもがその文を家で言えるかどうかで、教室の成果を確かめられます。
家庭に頼むことは1つだけ
報告票の「ご家庭でできること」には、1つだけ書きます。「今日やった言い方、教えて」と聞いてもらうこと。「英語で言ってみて」と言われると子どもは黙りますが、「教えて」なら言います。書く練習は中学からで間に合うので、家庭に書かせる宿題は出しません。
中学の入口で回収する
小学生の教室の本当の成果は、中1の最初の定期テストで出ます。記録票で「聞く・話す」が埋まっている子は、中1の be動詞と一般動詞の区別が早いです。小6の冬から中1の先取りに入るときも、記録票を見て「話す」が埋まっている単元から始めると崩れません。小学生の教室と中学生の教室を、この1枚でつなげてください。