面談で保護者に「英語だけ点が上がらないんですが」と言われたとき、いちばん悪い答えは「本人は頑張っています」です。事実でも、保護者が聞きたいのは評価ではなく理由と次の手です。英語は数学と違って「どこで落としているか」が答案から見えにくい教科なので、塾の側で見える形にしておく必要があります。
上がらない理由は3つのどれか
英語の点が動かない生徒は、ほとんど次の3つのどれかです。
- 形が入っていない。三単現の s、be動詞と一般動詞の混在、過去形の原形。確認テストの大問1(選択)で落とします。
- 語順が組めない。日本語の順に単語を置く。大問2(並べかえ)で落とします。
- 書く量が足りない。選ぶ・並べる問題は正解なのに、英作文で白紙。大問3で落とします。
定期テスト対策パックの確認テストは、この3つを大問ごとに分けて測る作りです。落とした大問がそのまま型で、型ごとに戻し方が解答のページに書いてあります。詳しくは個別指導で伸びない生徒の3つの型に。
面談で言う順番
- 「確認テストで、どの大問で落としているかを見ています」と、紙を出す
- 「大問2、つまり語順で落としています。形は入っています」と、型を1つに絞って言う
- 「次の1か月は、並べかえと宿題プリントで語順を固めます。確認テストbで14点を越えたら報告票でお知らせします」と、期限と見せ方を言う
3つ目が大事です。保護者は「上がるかどうか」より「いつ、何で分かるか」を知りたがっています。報告票の日付を先に言うと、面談はそこで終わります。
報告票を月1回、必ず返す
上がらない時期こそ、報告票を止めないでください。点数が同じでも「できたこと」の欄は増えます。「三単現の s は入った。次は語順」と書いてあれば、保護者は進んでいることを知ります。点数だけを見せる塾は、点が動かない月に見放されます。
保護者報告票は確認テストの4ページ目にあり、塾名・点数・合格ライン・できたこと・次にやること・講師のひとことの欄があります。面談の資料も、この紙で足ります。