過去進行形の練習が「昨夜8時に何をしていましたか」で止まってしまうのは、その課題が過去形でも答えられるからです。I watched TV. と言ってしまえば会話は成立してしまい、was 〜ing は「そう書きなさいと言われたから使う形」のままです。
このワークシートは、過去形では書けない場面を1つだけ使います。写真のキャプションです。写真にうつっているのは「し終わったこと」ではなく「している途中」——ダンスを踊り終えた事実ではなく、踊っている最中の体が写っています。だから写真の説明は was / were 〜ing でしか書けません。シャッターの瞬間だけが過去形(When the teacher took this picture)になり、背景=進行形、出来事=過去形という役割分担が、1まいの中にそのまま現れます。
この教材で解決できる悩み
- 過去進行形の練習が時刻の言いかえで終わり、過去形との違いが体感されない
- 行事(体育祭・合唱祭)のあとの英語の授業で、行事の熱を学習につなげる紙がない
- ペア活動が「読んで終わり」になり、質問が続かない
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学2年(過去進行形の初出単元のあと。ONE WORLD 2 Lesson 2ほか各教科書の過去進行形単元で使えます) |
| 形式 | 表=つくる(ゴール→お手本→表現バンク→写真選び&メモ→下書き)/裏=つたえる・ふりかえる(写真を見せずに読み合う→自己評価4観点→ふりかえり→発展) |
| 時間 | 25〜35分(行事の直後の1コマに収まります) |
| フェーズ | 活用・応用(導入・定着ドリルとセットで、中2の過去進行形が一本道になります) |
写真は「途中」しかうつさない——だから進行形が要る
STEP 3では思い出の1まいを選び、うつっている人ごとに「している途中」をメモします。写真は実物がなくてもかまいません。心の中の1まいを絵にかけば同じ活動になります(個人情報が気になる学級では「絵にかく」に統一してください)。
メモの表の主語らんに「自分・友だち・先生・もの」と書いてあるのがこの紙の隠し味です。キャプションを書かせると全部の文が I で始まりがちですが、写真には自分以外もうつっています。Aoi was holding the flag. と主語を広げた瞬間に、was と were の使い分けが練習ではなく必要になります。
写真を見せる前に、キャプションだけ読む
STEP 5は情報ギャップです。写真(絵)を見せずにキャプションだけ読み、聞き手は場面を思いうかべて What were you doing? / Were you 〜ing? で質問します。質問に2つ答えてから写真を見せて答え合わせ——思いうかべた場面と実物のズレが、そのまま「もっと説明したい」に変わります。
when節とセットで回収——未習の教科書には逃げ道つき
ONE WORLD 2 Lesson 2 は when節・if節と過去進行形が同居する単元です。この1枚は最後に〈When + 過去形の文, … was 〜ing.〉のしゅんかんの1文を書かせるので、単元の2つの文法を1枚で回収できます。when節がまだの教科書で使う場合は、STEP 4 をキャプション3文までにして、しゅんかんの1文は口頭のお手本にとどめてください(先生向けガイドに明記してあります)。
発展は、人ではなく「もの」を主語にする1文です。The flag was waving in the wind. ——旗も、写真の中では動いている途中です。ものを主語にした進行形は高校入試の絵・写真描写問題の核になるので、ここで一歩だけ先取りしておきます。
一緒に使う教材
- 過去進行形 導入『みんなの20時』授業案(導入・この1枚の前に)
- 過去進行形の定着ドリル 中2版(定着・形の練習はここで)
- ジェスチャー実況中継ゲーム(現在進行形の活用・応用ワークシート)(中1の現在進行形版・学び直しに)
