現在完了の3用法は、have+過去分詞という1つの形が、いっしょに使われる語(since・for・never・once・just・already・yet)で3つの意味を運ぶ、という読み方で入ります。この1枚の本文は2016年から学校の図書館に住むネコの11文で、継続3・経験4・完了3の10が出ます。①の3列の仕分けがこの回のすべてで、迷った生徒には「決め手の語に○」を先にやらせます。
③の have read(決め手の語なし)は「回数を足せるか」で経験と判定します。②の「まだ動物病院から戻っていない」(F)は has just come back の just(もう戻っている)で決まります。
この教材で解決できる悩み
- ドリルでは形が書けるのに、本文の中でその文法を見つけられない・意味が取れない
- 教科書の本文以外に、その文法が「意味を運んでいる」まとまった英文がない
- 読解の問いに「なんとなく」で答える生徒に、根拠の文を指さす習慣をつけたい
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学3年(現在完了3用法を習ったあと。検定6種のどれでも) |
| 本文 | "Ten Years with Hana, the Library Cat"(オリジナル・11文・約108語)に現在完了が10回 |
| ①の分け方 | 継続(ずっと〜している・since / for)/経験(〜したことがある・ever / never / 回数)/完了(〜したところだ・just / already / yet) |
| 構成 | 生徒面A4表裏(表: ねらい→本文(文番号・語注つき)→①見つけて分ける→②根拠で読む→③言い換える/裏: ④パラレルライティング→⑤1分リテリング→豆ポイント)+3ページ目=解答・全訳・指導メモ・次の1枚 |
| 時間 | 50分(20分版=本文+①②) |
本文——"Ten Years with Hana, the Library Cat"
Hana is our library cat. She has lived in the school library since 2016. She has been our friend for ten years. Many students have read books with her on their laps. She has never scratched anyone. Last week, Hana got sick, and everyone was worried. But she has just come back from the animal hospital. The library club has already made a "Welcome back" poster. Have you ever seen her sleeping on the dictionary? Everyone has seen it at least once. I have known Hana since my first year, and I haven't said goodbye to her yet. I hope she stays with us for many more years.
5つの問いの見どころ
②は「2016年から住んでいる(T・①)」「まだ戻っていない(F・⑥)」「What has the library club already made?(A "Welcome back" poster.)」「How long has the writer known Hana?(Since his/her first year.)」。③は「①の since 2016 を for ten years に」「⑥を まだ戻っていない に(yet)」「⑧を Ken の疑問文に(Has 〜?)」「⑩を We で」。④は「いつから続いているか(継続)→経験→一度もないこと→最近終わったこと(完了)→まだのこと(yet)と願い」の5行で、3用法を1回ずつ以上。⑤のキーワードは library cat・2016・laps・hospital・poster です。
文法を読むとは
文法の練習は1文単位になりがちで、生徒が「本文の中でその文法が何をしているか」を読む機会は、教科書の本文を除くとほとんどありません。このシリーズは、目標文法が7〜13回出るオリジナルの本文(中1は60〜90語、中2・中3は100〜130語)を読み、次の5つの問いで「読む→形を見る→使う」を1コマに収めるPremiumの紙です。中1から中3まで20の文法を、教科書の配列に近い順に並べてあります。
- ① 見つけて分ける: 本文の目標文法に全部下線を引き、種類ごとの表(be動詞なら am / is / are、過去形なら規則・不規則・was / were…)に書き出す。本文に「◯回あります」と印刷してあるので、生徒は数が合うまでさがす
- ② 根拠で読む: 文法の読み取りで答えが決まる問い4つ(T / F 2問+英語で答える2問)。答えを決めた文の番号を書く欄があり、「なんとなく」の正解を防ぐ
- ③ 言い換える: 本文の文を材料に、主語・時・肯定否定・疑問を操作する4問。本文を見てよいので、形の練習が文脈つきになる
- ④ パラレルライティング: 本文と同じ骨組み(役割+ヒント)で自分のことを5文書く。目標文法の最低回数を指定
- ⑤ 1分リテリング: キーワード5つだけを見て本文の内容を1分で話す。聞く人は目標文法が出た回数を正の字で数える
裏面の最後に豆ポイント(その文法を読むときの1つの視点)。3ページ目は①〜④の解答(根拠の文番号と理由つき)、全訳、先生向けの指導メモ(50分の流れと20分版)、次の1枚です。解答が生徒面の裏にないので、表裏をそのまま配れます。
| 学年 | 文法(20本) |
|---|---|
| 中1 | ①be動詞・②一般動詞・③三単現・④命令文・⑤過去形・⑥現在進行形・⑦can・⑧未来表現 |
| 中2 | ⑨過去進行形・⑩助動詞・⑪接続詞・⑫不定詞・⑬動名詞・⑭比較・⑮受け身・⑯現在完了(経験) |
| 中3 | ⑰現在完了3用法・⑱関係代名詞・⑲分詞・⑳仮定法 |
前後の教材
形の練習は「現在完了の定着ドリル」(無料)。「現在完了3用法の使い分けワークシート」(Premium)で決め手の語を深める。前の1枚は中2の「文法を読む⑯——現在完了(経験)」、次は「文法を読む⑱——関係代名詞」(Premium)。
