「文法を読む㉓——受け身の運用」の替えシートです。3列の表・4つの問い・5行の骨組みは㉓と同じで、本文だけを別にしました。㉓を1度やったクラスの2枚目、7点以下のやり直し、宿題、テスト前の自習——「答えを覚えているから2回目は解けてしまう」問題を、この1枚が解決します。本文は、校庭の桜の木の下から2001年のタイムカプセルが見つかった11文で、助動詞つき4・by 以外の前置詞つき4・ふつうの受け身4の12が出ます。
罠は㉓(場所の by・手段の by・現在完了)から入れかえました。⑤の everyone was waiting は be動詞のあとが -ing の進行形で、受け身ではありません。⑨の Some letters written in pencil は過去分詞があるのに be動詞がなく、名詞を後ろから説明する分詞(中3で習ったばかりの形)です。②⑥⑦の by は3つとも「する側」なので、㉓で身についた「by を疑う」目を、今度は「be動詞があるか」「そのあとが過去分詞か」の2つに戻します。
この教材で解決できる悩み
- ドリルでは形が書けるのに、本文の中でその文法を見つけられない・意味が取れない
- 教科書の本文以外に、その文法が「意味を運んでいる」まとまった英文がない
- 読解の問いに「なんとなく」で答える生徒に、根拠の文を指さす習慣をつけたい
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学3年(受け身の運用を習ったあと。検定6種のどれでも) |
| 本文 | "The Box Under the Cherry Tree"(オリジナル・11文・約130語)に受け身が12回 |
| ①の分け方 | 助動詞+be+過去分詞/by 以外の前置詞つき/be+過去分詞(by 〜 など) |
| 構成 | 生徒面A4表裏(表: ねらい→本文(文番号・語注つき)→①見つけて分ける→②根拠で読む→③言い換える/裏: ④パラレルライティング→⑤1分リテリング→豆ポイント)+3ページ目=解答・全訳・指導メモ・次の1枚 |
| 時間 | 50分(20分版=本文+①②) |
本文——"The Box Under the Cherry Tree"
Last month, an old box was found under our school's cherry tree. It was buried by the students of 2001, and it was covered with mud. The box is made of metal, so the letters were dry. Someone wrote on the lid, "This box must be opened in 2026." The students carried it to the gym, and everyone was waiting. One letter was written by a boy who is now our teacher. He wrote, "I hope this school is still loved by everyone." We were surprised at his words, and the gym was filled with laughter. Some letters written in pencil were hard to read. "Can our letters be kept for twenty-five years, too?" someone asked. A new box will be buried next spring and should be opened in 2051. ——⑤の was waiting(進行形)と⑨の written in pencil(be動詞がない)は、①の表には入れません。
5つの問いの見どころ
②は「箱の中の手紙は、泥でぬれていた(F・②③)」「手紙の1通は、今この学校の先生である人が書いたものだった(T・⑥)」「What was written on the lid?("This box must be opened in 2026.")」「When should the new box be opened?(In 2051.)」。1問目は、泥におおわれたのは箱で手紙は dry という、受け身の主語の取りちがえを見る問いです。③は「⑤の前半を The box was carried to the gym by the students. に」「⑦の " " の中を I hope everyone still loves this school. に」「⑨を Some letters which were written in pencil were hard to read. に」「⑪の後半を Should it be opened in 2051? に」で、能動→受け身で「される側」が主語に立ち する側が by のあとへ行くこと、受け身→能動で三単現の s が戻ること、後置修飾が「関係代名詞+be動詞」の省略であること、助動詞つきの疑問文は助動詞を前に出すだけであることを1問ずつ。㉓の③(能動に戻す3問+Can を平叙文に)と向きを逆にしてあるので、2枚で往復になります。④は「見つかった・埋められたもの→何でできているか→書いてあった決まり→おどろいたこと→これからのこと」の5行で、受け身4回以上+助動詞つき1回以上。⑤のキーワードは old box・cherry tree・2026・our teacher・2051 です。
文法を読むとは
文法の練習は1文単位になりがちで、生徒が「本文の中でその文法が何をしているか」を読む機会は、教科書の本文を除くとほとんどありません。このシリーズは、目標文法が7〜13回出るオリジナルの本文(中1は60〜90語、中2・中3は100〜130語)を読み、次の5つの問いで「読む→形を見る→使う」を1コマに収めるPremiumの紙です。中1から中3まで24の文法を、教科書の配列に近い順に並べてあります。よく引かれる文法には、同じ3列・同じ設問構成で本文だけ別の替えシート(㉕〜)を足しています。
- ① 見つけて分ける: 本文の目標文法に全部下線を引き、種類ごとの表(be動詞なら am / is / are、過去形なら規則・不規則・was / were…)に書き出す。本文に「◯回あります」と印刷してあるので、生徒は数が合うまでさがす
- ② 根拠で読む: 文法の読み取りで答えが決まる問い4つ(T / F 2問+英語で答える2問)。答えを決めた文の番号を書く欄があり、「なんとなく」の正解を防ぐ
- ③ 言い換える: 本文の文を材料に、主語・時・肯定否定・疑問を操作する4問。本文を見てよいので、形の練習が文脈つきになる
- ④ パラレルライティング: 本文と同じ骨組み(役割+ヒント)で自分のことを5文書く。目標文法の最低回数を指定
- ⑤ 1分リテリング: キーワード5つだけを見て本文の内容を1分で話す。聞く人は目標文法が出た回数を正の字で数える
裏面の最後に豆ポイント(その文法を読むときの1つの視点)。3ページ目は①〜④の解答(根拠の文番号と理由つき)、全訳、先生向けの指導メモ(50分の流れと20分版)、次の1枚です。解答が生徒面の裏にないので、表裏をそのまま配れます。
| 学年 | 文法(24本+替えシート) |
|---|---|
| 中1 | ①be動詞・②一般動詞・③三単現・④命令文・⑤過去形・⑥現在進行形・⑦can・⑧未来表現 |
| 中2 | ⑨過去進行形・⑩助動詞・⑪接続詞・⑫不定詞・⑬動名詞・⑭比較・⑮受け身・⑯現在完了(経験) |
| 中3 | ⑰現在完了3用法・⑱関係代名詞・⑲分詞・⑳仮定法・㉑不定詞の発展・㉒間接疑問・㉓受け身の運用・㉔接続詞 that |
| 替え | ㉕間接疑問「早すぎたチャイム」(㉒の替えシート)・㉖不定詞の発展「たこ焼き200個」(㉑の替えシート)・㉗受け身の運用「桜の木の下の箱」(㉓の替えシート) |
前後の教材
1枚目は「文法を読む㉓——受け身の運用「チョコレート工場の見学」」(Premium)。形の練習は「受け身の発展の使い分けワークシート」(Premium)で by 以外の前置詞と助動詞つきを深める。テスト前は「2学期中間 テスト前 総復習プリント(中3)」(Premium)。分詞の後置修飾との境目は「文法を読む⑲——分詞」(Premium)。
