不定詞の発展でつまずくのは、to のあとの形ではなく「to の前に何があるか」を見ないことです。It is fun to learn(本当の主語は to 以下)、asked me to teach(教えるのは me)、how to use(どう使うか)——同じ to+動詞でも、前の語で読み方が変わります。この1枚の本文は、祖父にスマートフォンの使い方を教えた11文で、It is … to 3・人+to 5・疑問詞+to 3の11が出ます。①の1文に asked me to teach と how to use の2つがあり、⑪の want to see(人が入らないふつうの不定詞)が罠です。
②の「画面が黒くなったとき、祖父は何をすればよいかすぐ分かった」(F)は he didn't know what to do が根拠。③では not easy→difficult、wanted→asked、what to do→which button to press(疑問詞+名詞+to)、for him の挿入と、4つの操作を本文の文で行います。2学期中間の範囲(It is … to・want 人 to・疑問詞+to)に合わせて、テスト前 総復習プリント(中3・2学期中間)と同じ文法をそろえてあります。
この教材で解決できる悩み
- ドリルでは形が書けるのに、本文の中でその文法を見つけられない・意味が取れない
- 教科書の本文以外に、その文法が「意味を運んでいる」まとまった英文がない
- 読解の問いに「なんとなく」で答える生徒に、根拠の文を指さす習慣をつけたい
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学3年(不定詞の発展を習ったあと。検定6種のどれでも) |
| 本文 | "Teaching My Grandfather"(オリジナル・11文・約129語)に不定詞の発展が11回 |
| ①の分け方 | It is … (for 人) to …(〜することは)/want・ask・tell+人+to …(人に)/疑問詞+to …(どう〜すべきか) |
| 構成 | 生徒面A4表裏(表: ねらい→本文(文番号・語注つき)→①見つけて分ける→②根拠で読む→③言い換える/裏: ④パラレルライティング→⑤1分リテリング→豆ポイント)+3ページ目=解答・全訳・指導メモ・次の1枚 |
| 時間 | 50分(20分版=本文+①②) |
本文——"Teaching My Grandfather"
Last month, my grandfather asked me to teach him how to use his smartphone. It was not easy for me to explain everything simply. First, I showed him where to find the camera. He wanted me to write every step in his notebook. It is important for him to practice every day, so we practiced after dinner. On day three, he didn't know what to do when the screen went black. I told him to press the side button, and it came back. Now he sends me a garden photo every morning. Yesterday he said, "It is fun to learn new things at my age." Then he asked me to visit again next Sunday. I want him to enjoy it, but I also want to see his garden myself. ——⑪の want to see は人が入らないので、①の表には入れません。
5つの問いの見どころ
②は「使い方を教えてほしいと頼んだのは祖父のほうだ(T・①)」「画面が黒くなったとき、祖父は何をすればよいかすぐ分かった(F・⑥)」「What did the grandfather want the writer to do?(To write every step in his notebook.)」「When did the grandfather ask the writer to visit again?(Next Sunday.)」。③は「②を difficult で」「④を ask で」「⑥の what to do を which button to press に」「⑨に for him を入れて his age に」。④は「だれが何を頼んだか(ask 人 to)→むずかしかったこと(It was … for me to)→教えたこと(疑問詞+to)→うまくいった場面(tell 人 to)→いまの願い(want 人 to)」の5行で、3つの形を1回ずつ以上。⑤のキーワードは grandfather・smartphone・notebook・side button・garden です。
文法を読むとは
文法の練習は1文単位になりがちで、生徒が「本文の中でその文法が何をしているか」を読む機会は、教科書の本文を除くとほとんどありません。このシリーズは、目標文法が7〜13回出るオリジナルの本文(中1は60〜90語、中2・中3は100〜130語)を読み、次の5つの問いで「読む→形を見る→使う」を1コマに収めるPremiumの紙です。中1から中3まで21の文法を、教科書の配列に近い順に並べてあります。
- ① 見つけて分ける: 本文の目標文法に全部下線を引き、種類ごとの表(be動詞なら am / is / are、過去形なら規則・不規則・was / were…)に書き出す。本文に「◯回あります」と印刷してあるので、生徒は数が合うまでさがす
- ② 根拠で読む: 文法の読み取りで答えが決まる問い4つ(T / F 2問+英語で答える2問)。答えを決めた文の番号を書く欄があり、「なんとなく」の正解を防ぐ
- ③ 言い換える: 本文の文を材料に、主語・時・肯定否定・疑問を操作する4問。本文を見てよいので、形の練習が文脈つきになる
- ④ パラレルライティング: 本文と同じ骨組み(役割+ヒント)で自分のことを5文書く。目標文法の最低回数を指定
- ⑤ 1分リテリング: キーワード5つだけを見て本文の内容を1分で話す。聞く人は目標文法が出た回数を正の字で数える
裏面の最後に豆ポイント(その文法を読むときの1つの視点)。3ページ目は①〜④の解答(根拠の文番号と理由つき)、全訳、先生向けの指導メモ(50分の流れと20分版)、次の1枚です。解答が生徒面の裏にないので、表裏をそのまま配れます。
| 学年 | 文法(21本) |
|---|---|
| 中1 | ①be動詞・②一般動詞・③三単現・④命令文・⑤過去形・⑥現在進行形・⑦can・⑧未来表現 |
| 中2 | ⑨過去進行形・⑩助動詞・⑪接続詞・⑫不定詞・⑬動名詞・⑭比較・⑮受け身・⑯現在完了(経験) |
| 中3 | ⑰現在完了3用法・⑱関係代名詞・⑲分詞・⑳仮定法・㉑不定詞の発展 |
前後の教材
形の練習は「不定詞の発展の使い分けワークシート」(Premium)で It is … to・want 人 to・let/make の区別を深める。テスト前は「2学期中間 テスト前 総復習プリント(中3)」(Premium)。前の1枚は「文法を読む⑳——仮定法」(Premium)。
