過去進行形の答案で目立つのは、The phone was ringing, and I was answering it.(一度きりの出来事まで進行形)と、I was doing my homework when my father was coming home.(when の文の両方を進行形)です。どちらも「過去の話は全部 was 〜ing」という考え方から出ます。このワークシートは、過去進行形を「線」、過去形を「点」という2つの絵で扱います。
when の文は「長い線の途中に短い点が刺さる」形——点のほう(took・came・rang)が過去形です。目印さがしでは at eight(途中)・rang(一度きり)・knew(状態)を決め手として書かせ、線か点かを自分で判定させます。
この教材で解決できる悩み
- 定着ドリルでは正しく書けるのに、テストや発話で形が崩れる(どの形を使うかを決めていない)
- 「なぜまちがいか」を生徒が自分の言葉で言えず、同じ誤りがくり返される
- 正誤問題だけでは「2つとも正しい文の意味のちがい」を扱えない
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学2年(過去進行形を学んだあと。中1で扱う教科書では中1の終わりに。検定6種のどれでも) |
| 位置づけ | 文法ステップ2=定着ドリル(形を固める)のあと、応用ワークシート(自分のことを語る)の前。会員限定の「使い分けワークシート」シリーズ |
| 構成 | 生徒面A4表裏=表: ねらいと目印→①目印さがし(6問・決め手の語を書く)→②どっちも正しい(3組・意味のちがいを説明)→③実答案の診療所(5問・誤答タイプを名指し)/裏: ④ふくらませる(5段の産出)→⑤ペアで確かめる(2分の手順)→⑥仕上げの3問。3ページ目=解答・許容範囲・タイプ別の直し方・先生への指導メモ |
| 記入箇所 | 約35(決め手6・説明3・診断5+直し5・産出5段・自己採点3) |
| 時間 | 15〜20分(⑥は宿題への切り出しも可) |
When I got home, my mother cooked dinner. と was cooking dinner.——順番が意味を変える
どっちも正しいの②は、When I got home, my mother cooked dinner.(帰ってから母が料理した=2つの点)と、When I got home, my mother was cooking dinner.(帰ったとき、料理はもう始まっていた=線の途中に帰宅の点)。同じ when の文で、進行形かどうかが出来事の順番を変えます。①の I read a book last night.(読んだ・点)と I was reading a book at nine last night.(9時には読んでいる最中・線)、③の It rained yesterday. と It was raining when I left home. も、線と点の対比です。
実答案の診療所——線と点を決めてから直す
A「点まで線」(The phone was ringing, and I was answering it.)、B「be動詞が現在」(I am watching TV at eight last night.)、C「状態に ing」(I was knowing)、D「when の中を線」(when my father was coming home)。Dは黒板に長い線と短い点を描いて「刺さるほうが過去形」と一言で直せます。5問目の We were playing soccer when it started to rain. は正しい文で、線(were playing)と点(started)が分かれています。
使い分けワークシートとは(文法ステップ2)
定着ドリルは「正しい形を書く」練習です。ところが定期テストや発話で崩れるのは、形を知らないからではなく「この場面でどの形か」を決められないからです。使い分けワークシートは、その「決める」を練習の中心に置きました。
- 目印さがし: 正しいほうを選ぶだけでなく、決め手になった語を書きます。空欄の生徒は形を丸暗記で選んでいるので、机間で「どの語で決めた?」と聞けます。
- どっちも正しい: 2つとも正しい英文を並べて意味のちがいを日本語で説明させます。正誤問題では育たない「文法は意味の選択だ」という見方が、ここで生まれます。
- 実答案の診療所: 実際の答案に出る誤りに名前を付け(4タイプ)、診断→修正→理由の順で扱います。模範解答しか載らない問題集には作れない形式です。
- ふくらませる: 1文から2文、対比の文へと5段で産出し、ペアで読み合って自己チェックします。個人で解いて終わる紙ではなく、授業が回る紙です。
解答は生徒面の裏ではなく3ページ目にあるので、表裏をそのまま配れます。3ページ目には許容範囲と、15分で回す手順・机間で見るものを書いた指導メモがあります。
導入→定着→使い分け→応用の一本道
導入は「過去進行形 導入『みんなの20時』授業案」、形を固めるのは「過去進行形の定着ドリル 中2版」(無料)。このワークシートで線と点を決められるようになったら、「思い出の1まいのキャプション」(無料)で写真の中の「途中」を語る段へ。測るなら「過去進行形の10分小テスト 中2版」の標準・発展です。
