will と be going to は、多くの文で入れかえても通じます。だから生徒は気分で選び、テストで「be going to を使って」と指定されたときだけ困ります。このワークシートは、2つを分ける場面を目印さがしに用意しました。チケットがある(決めてある予定=be going to)、電話が鳴った(その場で決めた=will)、I think(予想=will)。決め手の欄に「チケットあり」「その場で」と書けていれば、使い分けの目が育っています。
もう1つの見分けは「いつものこと」(現在形)です。I go to school by bus every day. に will を付ける生徒は、「これから」と「いつも」の区別が付いていないので、同じ紙で扱います。
この教材で解決できる悩み
- 定着ドリルでは正しく書けるのに、テストや発話で形が崩れる(どの形を使うかを決めていない)
- 「なぜまちがいか」を生徒が自分の言葉で言えず、同じ誤りがくり返される
- 正誤問題だけでは「2つとも正しい文の意味のちがい」を扱えない
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学1年(will・be going to を学んだあと。中2で未来表現を扱う教科書では中2の初めに。検定6種のどれでも) |
| 位置づけ | 文法ステップ2=定着ドリル(形を固める)のあと、応用ワークシート(自分のことを語る)の前。会員限定の「使い分けワークシート」シリーズ |
| 構成 | 生徒面A4表裏=表: ねらいと目印→①目印さがし(6問・決め手の語を書く)→②どっちも正しい(3組・意味のちがいを説明)→③実答案の診療所(5問・誤答タイプを名指し)/裏: ④ふくらませる(5段の産出)→⑤ペアで確かめる(2分の手順)→⑥仕上げの3問。3ページ目=解答・許容範囲・タイプ別の直し方・先生への指導メモ |
| 記入箇所 | 約35(決め手6・説明3・診断5+直し5・産出5段・自己採点3) |
| 時間 | 15〜20分(⑥は宿題への切り出しも可) |
I'm going to study tonight. と I'll study tonight.——いつ決めた?
どっちも正しいの①は、I'm going to study tonight.(もう決めてある予定)と I'll study tonight.(今決めた)。同じ「今夜勉強する」でも、決めた時点がちがいます。②の It will be sunny tomorrow. と It is sunny today.、③の I go to Osaka every month. と I'm going to go to Osaka next month. は、「これから」と「今・いつも」の対比です。
実答案の診療所——未来の形が崩れる4つの型
A「will+-s」(She will plays)、B「be 落ち」(I going to)、C「to のあと」(going to playing)、D「現在形のまま」(I play at the concert tomorrow.)。Dは日本語の「明日ひく」に未来の形がないことから出る誤りで、be going to でも will でも正解にしています。5問目の It will be cold next week. は will のあとの be動詞が原形(be)になる正しい文です。
使い分けワークシートとは(文法ステップ2)
定着ドリルは「正しい形を書く」練習です。ところが定期テストや発話で崩れるのは、形を知らないからではなく「この場面でどの形か」を決められないからです。使い分けワークシートは、その「決める」を練習の中心に置きました。
- 目印さがし: 正しいほうを選ぶだけでなく、決め手になった語を書きます。空欄の生徒は形を丸暗記で選んでいるので、机間で「どの語で決めた?」と聞けます。
- どっちも正しい: 2つとも正しい英文を並べて意味のちがいを日本語で説明させます。正誤問題では育たない「文法は意味の選択だ」という見方が、ここで生まれます。
- 実答案の診療所: 実際の答案に出る誤りに名前を付け(4タイプ)、診断→修正→理由の順で扱います。模範解答しか載らない問題集には作れない形式です。
- ふくらませる: 1文から2文、対比の文へと5段で産出し、ペアで読み合って自己チェックします。個人で解いて終わる紙ではなく、授業が回る紙です。
解答は生徒面の裏ではなく3ページ目にあるので、表裏をそのまま配れます。3ページ目には許容範囲と、15分で回す手順・机間で見るものを書いた指導メモがあります。
導入→定着→使い分け→応用の一本道
導入は「未来表現 be going to 導入『先生の冬休みプロデュース』授業案」、形を固めるのは「未来表現のはじめてドリル 中1版」(無料)。このワークシートで2つを分けられるようになったら、「持っていくもの会議」(無料)へ。測るなら「未来表現の10分小テスト 中1版」の標準・発展です。
