can の文は形が単純なのに、He can plays(三単現を習った直後に増える)、Do you can swim?(疑問文に do を足す)、I can to swim(to を足す)と、周りの文法を引きずった誤りが出ます。このワークシートは can を「動詞の前に置くできるカード」という1つの絵で扱います。カードを置いたら動詞は原形、疑問文はカードを頭へ、否定はカードに not——絵が1つなら、誤りの直し方も1つで済みます。
目印さがしの(1)(2)は、同じ swim で「できる」(very fast)と「する」(every Sunday)が分かれる問いです。決め手の欄に very fast / every Sunday と書けていれば、使い分けの目が育っています。
この教材で解決できる悩み
- 定着ドリルでは正しく書けるのに、テストや発話で形が崩れる(どの形を使うかを決めていない)
- 「なぜまちがいか」を生徒が自分の言葉で言えず、同じ誤りがくり返される
- 正誤問題だけでは「2つとも正しい文の意味のちがい」を扱えない
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学1年(助動詞 can の肯定・否定・疑問を学んだあと。検定6種のどれでも) |
| 位置づけ | 文法ステップ2=定着ドリル(形を固める)のあと、応用ワークシート(自分のことを語る)の前。会員限定の「使い分けワークシート」シリーズ |
| 構成 | 生徒面A4表裏=表: ねらいと目印→①目印さがし(6問・決め手の語を書く)→②どっちも正しい(3組・意味のちがいを説明)→③実答案の診療所(5問・誤答タイプを名指し)/裏: ④ふくらませる(5段の産出)→⑤ペアで確かめる(2分の手順)→⑥仕上げの3問。3ページ目=解答・許容範囲・タイプ別の直し方・先生への指導メモ |
| 記入箇所 | 約35(決め手6・説明3・診断5+直し5・産出5段・自己採点3) |
| 時間 | 15〜20分(⑥は宿題への切り出しも可) |
Can you open the window? と Do you open the window?——お願いと習慣
どっちも正しいの②は、Can you open the window?(開けてくれる?=お願い)と Do you open the window?(ふだん開けますか?=習慣の質問)。Can you 〜? がお願いに使えることを、正誤問題ではなく意味の比較で気づかせます。①の I can cook. と I cook.、③の She can't come today.(事情で来られない)と She doesn't come on Mondays.(習慣)も、「できる/する」の対比です。
実答案の診療所——周りの文法を引きずった4つの誤り
A「can のあとに -s」(He can plays)、B「do と混ぜる」(Do you can swim?)、C「to 足し」(I can to swim)、D「語順」(I can swim not.)。どれも「できるカード」の絵で直せます。カードを置いたら原形、カードは頭へ、not はカードに。5問目の My brother can't drive a car. は正しい文です。
使い分けワークシートとは(文法ステップ2)
定着ドリルは「正しい形を書く」練習です。ところが定期テストや発話で崩れるのは、形を知らないからではなく「この場面でどの形か」を決められないからです。使い分けワークシートは、その「決める」を練習の中心に置きました。
- 目印さがし: 正しいほうを選ぶだけでなく、決め手になった語を書きます。空欄の生徒は形を丸暗記で選んでいるので、机間で「どの語で決めた?」と聞けます。
- どっちも正しい: 2つとも正しい英文を並べて意味のちがいを日本語で説明させます。正誤問題では育たない「文法は意味の選択だ」という見方が、ここで生まれます。
- 実答案の診療所: 実際の答案に出る誤りに名前を付け(4タイプ)、診断→修正→理由の順で扱います。模範解答しか載らない問題集には作れない形式です。
- ふくらませる: 1文から2文、対比の文へと5段で産出し、ペアで読み合って自己チェックします。個人で解いて終わる紙ではなく、授業が回る紙です。
解答は生徒面の裏ではなく3ページ目にあるので、表裏をそのまま配れます。3ページ目には許容範囲と、15分で回す手順・机間で見るものを書いた指導メモがあります。
導入→定着→使い分け→応用の一本道
導入は「can導入『ヒント3つでだれでしょう?』Guessing Game授業案」、形を固めるのは「can の文の定着ドリル」(無料)。このワークシートで「できる」と「する」を決められるようになったら、「できることインタビュー&すごい人しょうかい」(無料)へ。測るなら「can の文の10分小テスト」の標準・発展です。
