第6学年 外国語科 学習指導案|NEW HORIZON Elementary 6 Unit 4 "Let's see the world."|本時=第6時/全8時間
小6「行きたい国」研究授業の細案
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- ・研究授業の細案は、校内研究・研究会で参観者に配るための印刷は自由です(ネットへの掲載・販売はご遠慮ください)。
本時(第6時)の目標・判断の基準・展開・板書計画・準備物は、単元の指導案のページにあります。細案の Word には、同じ時間の展開表(4列)が入っています。第6時の本時案を読む
単元の目標
相手に行ってみたいと思ってもらうために、行きたい国やその国でできることについて、How about ~? / You can see [eat] .... / It's .... などの表現を用いて、旅行代理店の店員としておすすめの国を伝え合うことができる。
単元の評価規準(領域別)
| 領域 | 知識・技能 | 思考・判断・表現 | 主体的に学習に取り組む態度 |
|---|---|---|---|
| 話すこと[やり取り] | 〈知識〉Where do you want to go? / I want to go to .... / You can see [eat] .... / It's .... などの表現について理解している。〈技能〉行きたい国とその国でできることについて、I want to go to .... / You can see [eat] .... などを用いて伝え合う技能を身に付けている。 | 相手に行ってみたいと思ってもらうために、行きたい国やその国でできることについて、簡単な語句や基本的な表現を用いて伝え合っている。 | 相手に行ってみたいと思ってもらうために、行きたい国やその国でできることについて、簡単な語句や基本的な表現を用いて伝え合おうとしている。 |
単元について
(1) 教材観
本単元は、行きたい国とその国でできることを扱う。学習指導要領の外国語科でいえば「話すこと[やり取り]」の領域にあたり、自分や相手の考えや気持ちについて、簡単な語句や基本的な表現を用いて伝え合う言語活動である。単元のゴールは旅行代理店のロールプレイで、子どもは店員とお客の両方の立場を経験する。
本単元の核は、You can .... の向きの切り替えにある。日本のよさを紹介した前の学年の単元では、You can .... は自分たちの国の話だった。本単元では、目の前のお客のための話になる。I want to go to .... は自分の話、You can see .... は相手のための話であり、同じ見どころでも、文のはじめが変わると相手の受け取り方が変わることに気づかせたい。
教科書が「行った国」ではなく「行きたい国」で組まれているのは、海外に行った経験の有無や家庭の事情を英語の土俵に上げないためである。本単元では「行ったことがある国」はたずねず、国はすべて早見表と絵カードから選べるようにして、全員が同じ位置から話し始められるようにする。
理由は You can see .... の1文で十分とし、接続詞でつなぐ形は扱わない。It's .... の感想まで言えたらおまけとして、文の長さで競う空気をつくらない。
(2) 児童観
学級ごとに書く欄です。細案には、完成した文と数字は置いていません。書く観点:「前の学年の単元で、You can .... を使って日本のよさを紹介した経験」・「これまでのやり取りで、自分の話から相手への問いかけに進めた場面」・「国名の言い方への慣れ(早見表を見て言える程度)」。
書き出しの型
- ①本学級の児童は、【 】の場面では【 】。一方で、【 】のときに手が止まる児童がいる。
- ②これまでの単元で、【 】の活動では【 】する姿が見られた。【 】は、まだ1往復で終わることが多い。
- ③【 】の場面で手が止まる児童がいる。そこで本時では【 】。
書かないもの:診断名や、それをうかがわせる書き方/家庭の事情/成績/英語教室に通っている人数・海外経験のある人数/個人を特定できる書き方(席の位置・出来事の細部)/「英語が苦手な子が多い」のような決めつけ
(3) 指導観
- ① Small Talk で、店員が自分の話だけをする場面を先に見せる(本時の 5–10)先生が旅行代理店の店員になって I want to go to Italy. と自分の話だけをし、子どもが「変だ」と気づいたあとで You can eat pizza. に言い直す。文法の説明をせずに I の文と You の文の向きのちがいを耳でつかませ、ロールプレイで自分の話にもどってしまったときに言い直せるようにするためである。
- ② 中間指導で「言いたかったこと」を補給表から英語にし、You can の2語を黒板に残す(本時の 24–30)1回目のロールプレイのあとに、言いたかったのに言えなかったことを日本語で集め、進行台本の補給表から近い英語を選んで黒板に書く。あわせて You can の2語を黒板の右に書き足し、第8時まで消さない。補給表は台本に決めてあるので、先生がその場で英語を考えなくてよく、子どもは補給したことばを2回目にそのまま使える。
- ③ 国と見どころを早見表と絵カードに限り、行った経験の差を土俵に上げない(単元全体)国は早見表の12か国と絵カード16枚から選べるようにし、行きたい国が決まらない子には絵カードを1枚ひかせる。絵が決まれば国が決まり、理由の You can see .... も手に入っている。海外に行った経験や知識の量にかかわらず、提案のやり取りそのものに力を使えるようにする。
①②③の印は、第6時の本時案の展開表の「研究授業の細案の手立て」と対応しています。
研究主題との関わり
研究主題は学校ごとに【 】の欄で書き入れます。細案には、よくある研究主題の型を4つ載せてあり、学校の主題に近い型を1つ選んで残し、ほかは消して使います。
- 〔伝え合う力〕
- 目的や場面、状況をはっきりさせた言語活動を単元の終わりに置き、そこまでの時間で「伝えたいのに言えない」経験と、それを補うことばの出会いを重ねる。本時はその言語活動の1回目にあたり、中間指導をはさんで同じ時間のうちにもう一度やり取りする。
- 〔主体的に学ぶ態度・振り返り〕
- 毎時間の振り返りを、めあてのことばで1行書く形にそろえ、単元を通して同じ紙に残す。自分のやり取りが前の時間より続いたか、どこで止まったかを子ども自身が見られるようにし、次の時間のめあてにつなげる。
- 〔ICT の活用〕
- 45分の流れを1本のスライドで映し、子どもが「いま何をする時間か」「あと何分か」を自分で確かめられるようにする。活動中はスライドをめくらず、やり方と会話の型を映したままにして、先生は子どもの様子を見ることに時間を使う。
- 〔すべての子が参加できる授業〕
- 指さし・絵カード・決まった型など、ことばが出ないときにも参加できる道を活動の中に用意しておく。手が止まった子への手立ては、その場でできるものを先に決めておき、1人だけを全員の前に立たせたり、全員の前で失敗させて終えたりしない。
本単元では、お客さんに行ってみたいと思ってもらうという目的のもとで、自分の話を相手のための You can .... に言いかえて、提案のやり取りを続ける姿を、研究主題に迫る姿としてとらえる。
協議の視点
- (1) Small Talk の言い直し(手立て①)は、ロールプレイで自分の話にもどったときの立て直しにつながっていたか
- (2) 中間指導で補給したことばと You can の2語が、2回目の提案の続け方を変えたか
- (3) 早見表と絵カードに限ったこと(手立て③)は、国を決められない子の話し始めを支えていたか
付録(提出しない部分)
- ・付録A 参観者用の見取りシート(第6時):班の番号で書く欄です。児童の名前は書きません。協議会では、この紙をもとに「どの手立てのあとで、どう変わったか」を話します。
- ・付録B 書き方の手引き:細案の見出しと、学校の様式でよく使う名前の対応表(教材観=題材観・単元観、児童観=児童の実態 など)、【 】の欄の書き方、児童観に書かないもの、出典の書き方。
細案の Word の配る部分は、表題・日時・学級(【 】)、単元名、単元の目標、評価規準、単元について、研究主題との関わり、指導と評価の計画、本時の学習(目標・評価規準と判断の基準・展開・板書計画・準備物)、協議の視点の順です。
日英併記版(ALT用)の全文を見る
1 Overview/概要
| 単元名 | 行きたい国をおすすめしよう(NEW HORIZON Elementary 6 Unit 4 "Let's see the world.") | Unit | Unit 4 "Let's see the world." (NEW HORIZON Elementary 6) |
|---|---|---|---|
| 単元の目標 | 相手に行ってみたいと思ってもらうために、行きたい国やその国でできることについて、How about ~? / You can see [eat] .... / It's .... などの表現を用いて、旅行代理店の店員としておすすめの国を伝え合うことができる。 | Unit goal | As travel agents, students recommend a country to customers, using "How about ...?", "You can see [eat] ...." and "It's ....", so that customers want to go there. |
| 本時の目標 | お客さんに行ってみたいと思ってもらうために、おすすめの国を伝え、お客の Why? に You can .... で見どころを返し、おすすめのやり取りを続けることができる。 | Lesson goal | Students answer the customer's "Why?" with "You can ...." and keep the recommendation going. |
| 主な表現 | Where do you want to go? / I want to go to .... / How about ...? / You can see [eat] .... / It's .... | Target expressions | Where do you want to go? / I want to go to .... / How about ...? / You can see [eat] .... / It's .... |
| 教材観(要約) | 本単元は、行きたい国とその国でできることを扱う。学習指導要領の外国語科でいえば「話すこと[やり取り]」の領域にあたり、自分や相手の考えや気持ちについて、簡単な語句や基本的な表現を用いて伝え合う言語活動である。単元のゴールは旅行代理店のロールプレイで、子どもは店員とお客の両方の立場を経験する。 | About this unit | The goal is a travel agent role play. Every student is both a travel agent and a customer. The key point is the change from "I want to go to ...." (about me) to "You can see ...." (for the customer). We never ask which countries students have been to. All countries come from the reference table and the picture cards. |
| 指導観(要約) | ①Small Talk で、店員が自分の話だけをする場面を先に見せる ②中間指導で「言いたかったこと」を補給表から英語にし、You can の2語を黒板に残す ③国と見どころを早見表と絵カードに限り、行った経験の差を土俵に上げない | Teaching points | (1) Small Talk: the teacher, as a travel agent, talks only about himself or herself, then says it again with "You can ....". (2) Mid-lesson support: students say what they wanted to say in Japanese, and we choose English from a fixed list. "You can" stays on the board until Lesson 8. (3) Countries and sights come from the reference table and the picture cards, so travel experience does not matter. |
| 児童観 | 担任が書く | Class profile (HRT writes) | 【 】 |
2 Lesson flow/展開(8 lessons: this is Lesson 6)
| Time | Activity/学習活動 | HRT(T1) | ALT(T2) |
|---|---|---|---|
| 0–5 | Greeting. Sing a song from the textbook (digital materials).あいさつ。教科書の歌(デジタル教材)のあとスライドショーへ。 | Hello, everyone! How are you?あいさつ | Greets the class with the HRT.担任と一緒にあいさつ |
| 5–10 | Small Talk: as a travel agent, the teacher talks only about himself or herself, then says it again with "You can ....". Pairs try it once.店員の先生が自分の行きたい話だけをするのを聞く→「変だった?」→You can .... に言い直すのを聞く→ペアで I の文を You の文に言い直す(1回ずつ)。 | Plays the travel agent (Small Talk script 2, topic 1).台本②話題1で店員をする | Plays the travel agent, or joins a pair that gets stuck.店員役か、止まった組に入る |
| 10–15 | Say the seven phrases on the poster: travel agents (top four) and customers (bottom three).ポスターの7文を、店員のことば(緑の4つ)とお客のことば(水色の3つ)に分けてくり返す。 | Agents, top four. Customers, bottom three.上の4つは店員、下の3つはお客 | Models the pronunciation.発音のお手本 |
| 15–17 | Read today's goal.めあてを読む。今日は旅行代理店を開く。 | Today, you are travel agents.今日は旅行代理店を開きます | Reads the goal with the class.めあてを一緒に読む |
| 17–24 | Role play, Round 1. Customers visit two or three agents (one minute each).ロールプレイ1回目。お客はほかの班の店員を2〜3人回る(1組1分)。 | Customers, go to three agents. One minute each.お客さんは3人の店員へ。1組1分 | Visits agents as a customer and asks "Why?". Does not record.お客として回り Why? とたずねる(記録しない) |
| 24–30 | Students say what they wanted to say (Japanese is OK). Each group chooses one. The class practices English from the support list, and the HRT adds "You can" to the board.言いたかったのに言えなかったことを日本語で出す(班で1つ選び、3〜4班が言う)→補給表の英語を2回ずつ言う→You can の2語を黒板の右に書き足す→となりに1回言う。 | What did you want to say? Japanese is OK.言いたかったことは? 日本語でいいよ | Models the English phrases from the list.補給表の英語のお手本 |
| 30–37 | Round 2: Students change roles and try one new phrase if they can.店員とお客を交代して2回目。使えそうなら、補給したことばを1つ使う。 | Change roles. Try one new phrase.交代。新しいことばを1つ | Visits travel agents as a customer.お客として回る |
| 37–45 | Students check if they kept talking after "Why?". Then they write one line on the reflection card.1回目より Why? のあとが続いたかを挙手で確かめる→振り返りカードの毎時間の欄に1行。 | Good job! See you next time.よくがんばりました | Gives one short, positive comment.ひとことほめる |
3 Board/板書
| Left/左 | Center/中 | Right/右:New phrases/ことばの補給 | |
|---|---|---|---|
| Date and lesson number (Lesson 6)(日付・第6時)めあて:お客さんが行きたくなるように、Why? に You can で返そう | (客)Hello. I want to travel. Which country is good?(店員)How about ~? You can see ~. It's ~.(客)Why? (店員)You can ~.(客)OK! I want to go to ~! (店員)Have a nice trip! | I want to go to .... (about me) / You can .... (for the customer) (the sentence from Small Talk)(I want to go to ~.(自分の話)⇔ You can ~.(相手の話)(Small Talk の1文))_____ __________ _____(第8時のテストまで消さない) | |
| Next to the board/黒板の横:Key phrase poster (since Lesson 1)(キーフレーズポスター(第1時から))/World map and continent cards (since Lesson 1)(世界地図と大陸のカード(第1時から))TV only/映すだけ:How to play, one minute per pair, Round 1 / Round 2 (shown on the TV only, not written on the board)(やり方・1組1分・Round 1/Round 2(映すだけで、黒板には書かない))Do not write/書かないもの:How many customers said "I want to go!" to each travel agent(店員ごとの「行きたい」の数)/Students' names(児童の名前) | |||
What to observe/見てほしいこと(記録は担任がする)
- ・Does the travel agent answer the customer's "Why?" with "You can ...."?
- ・Does the travel agent keep the recommendation going, using the card or the reference table?
(The HRT records. The ALT does not record.) 評価は担任がします。ALT に記録はつけてもらいません。
Not judged/評価に入れないこと
- ・Pronunciation of country names and the number of sentences(国名の発音・文の数)
- ・Whether students know facts about the country(国についての知識の正しさ)
- ・Which country students choose (any country is fine)(選んだ国(どの国でもよい))
- ・Voice volume, eye contact and hand-raising(声の大きさ・目線・挙手)
- ・How well the card pictures are drawn(おすすめカードの絵の出来)
Please don't/お願いしないこと
- ・Please don't ask who has traveled abroad.
- ・Please don't say which country is the best.
- ・Please don't correct how students say country names. Just model it again.
- ・Please don't count how many customers want to go with each travel agent.
- ・Please don't ask one student to stand alone in front of the class.
- ・Please don't rank students, groups or their work.
- ・学校のネットワークではセキュリティ設定によりダウンロードがブロックされることがあります。その場合はご家庭のネットワークからお試しください(アカウントは共通です)。
公開: 2026-10-12