第5学年 外国語科 学習指導案|NEW HORIZON Elementary 5 Unit 7 "Welcome to Japan!"|本時=第6時/全8時間
小5「日本のすてき紹介」研究授業の細案
この細案は、このページと単元の指導案のページで、どなたでも読めます。書き換えられるWord(細案と日英併記版)のダウンロードはPremium(月980円・年9,800円)です。
- ・研究授業の細案は、校内研究・研究会で参観者に配るための印刷は自由です(ネットへの掲載・販売はご遠慮ください)。
本時(第6時)の目標・判断の基準・展開・板書計画・準備物は、単元の指導案のページにあります。細案の Word には、同じ時間の展開表(4列)が入っています。第6時の本時案を読む
単元の目標
日本を知らない人に興味をもってもらうために、日本の季節の行事、その季節にできること、感想を、We have ... in .... / You can .... / It's .... などを用いて、グループのポスターで伝え合うことができる。
単元の評価規準(領域別)
| 領域 | 知識・技能 | 思考・判断・表現 | 主体的に学習に取り組む態度 |
|---|---|---|---|
| 話すこと[発表] | 〈知識〉Welcome to Japan. / We have ... in .... / You can .... / It's .... などの表現について理解している。〈技能〉日本の季節や行事、その季節にできることについて、We have ... in .... / You can .... などを用いて話す技能を身に付けている。 | 日本に興味をもってもらうために、日本の季節や行事、できることについて、簡単な語句や基本的な表現を用いて伝えている。 | 日本に興味をもってもらうために、日本の季節や行事、できることについて、簡単な語句や基本的な表現を用いて伝えようとしている。 |
| 話すこと[やり取り] | 〈知識〉What can I eat? / What can I see? / You can .... などの表現について理解している。〈技能〉紹介を聞いて、What can I eat? などを用いて質問したり、You can .... で答えたりする技能を身に付けている。 | 日本に興味をもってもらうために、日本の季節や行事、できることについて、簡単な語句や基本的な表現を用いて伝え合っている。 | 日本に興味をもってもらうために、日本の季節や行事、できることについて、簡単な語句や基本的な表現を用いて伝え合おうとしている。 |
単元について
(1) 教材観
本単元は、日本の季節ごとの行事、その季節にできること、感想を、日本を知らない人に向けてグループのポスターで紹介する単元である。学習指導要領の外国語科でいえば「話すこと[発表]」と、発表を聞いて質問する「話すこと[やり取り]」の領域にあたる。単元のゴールはポスター発表で、子どもは紹介する側と、聞いて質問を返す側の両方を経験する。
紹介の文は「季節と行事 → できること → 感想」の3点セット(We have ... in .... / You can .... / It's ....)の順に固定し、子どもが何を言うかを選ぶことに力を使えるようにした。have は「持っている」と訳さず、「日本には〜がある」を伝えるかたまりとして扱う。
紹介するのは「行ったことがある場所」ではなく「日本にあるもの」とし、過去形を出さない。旅行や家庭の行事の経験の差が教室に出ないようにするためである。冬休みのあとに学ぶことが多い単元なので、休みの間に何をしたか・どこへ行ったかも、教室ではたずねない。
もちつき・ぼんおどりのような行事の名前は、無理に英語にしない。日本のことばのまま伝え、指さしや絵で補う。先生がその場で英語を作らなくてよいので、英語が専門でない担任でも同じ形で進められる。
(2) 児童観
学級ごとに書く欄です。細案には、完成した文と数字は置いていません。書く観点:「これまでの単元で、発表が1文で終わりがちだった場面」・「聞き手として反応や質問を返せた場面」・「季節や行事のことばへの慣れ」。
書き出しの型
- ①本学級の児童は、【 】の場面では【 】。一方で、【 】のときに手が止まる児童がいる。
- ②これまでの単元で、【 】の活動では【 】する姿が見られた。【 】は、まだ1往復で終わることが多い。
- ③【 】の場面で手が止まる児童がいる。そこで本時では【 】。
書かないもの:診断名や、それをうかがわせる書き方/家庭の事情/成績/英語教室に通っている人数・海外経験のある人数/個人を特定できる書き方(席の位置・出来事の細部)/「英語が苦手な子が多い」のような決めつけ
(3) 指導観
- ① Small Talk で「つたわらない」場面を先に経験させ、3つの手を見せる(本時の 5–10)日本語の分からない人の役の先生が、手をあげた子の1文に Sorry, I don't understand. と返し、ゆっくり言う・指して Look! と言う・別のことばで言う、の3つの手を見せる。同じ子が言い直して通じるところまでを全体で見せる。リハーサルで聞き手に伝わらなかったときに、だまり込まずに言い直せるようにするためである。
- ② 中間指導で、聞きたかったこと・言えなかったことを補給表から英語にする(本時の 24–30)1回目のリハーサルのあとに、聞きたかったのに聞けなかったこと、言えなかったことを日本語で集め、進行台本の補給表から近い英語を選んで黒板に書く。補給は聞く側のことばに寄せ、2回目に質問が返って紹介がもう1文続くようにする。行事の名前は英語にしないので、先生がその場で英語を作らずに進められる。
- ③ 3点セットの順を黒板とポスターに固定し、紹介の型を変えない(単元全体)季節と行事 → できること → 感想の順を、第2時のすごろくから第8時のテストまで変えずに使う。言う順に迷う時間を減らし、本時は伝わらないときの手と、質問を返すことに力を使えるようにする。1人1文でよく、言えない子はポスターを指して1語でも参加できる。
①②③の印は、第6時の本時案の展開表の「研究授業の細案の手立て」と対応しています。
研究主題との関わり
研究主題は学校ごとに【 】の欄で書き入れます。細案には、よくある研究主題の型を4つ載せてあり、学校の主題に近い型を1つ選んで残し、ほかは消して使います。
- 〔伝え合う力〕
- 目的や場面、状況をはっきりさせた言語活動を単元の終わりに置き、そこまでの時間で「伝えたいのに言えない」経験と、それを補うことばの出会いを重ねる。本時はその言語活動の1回目にあたり、中間指導をはさんで同じ時間のうちにもう一度やり取りする。
- 〔主体的に学ぶ態度・振り返り〕
- 毎時間の振り返りを、めあてのことばで1行書く形にそろえ、単元を通して同じ紙に残す。自分のやり取りが前の時間より続いたか、どこで止まったかを子ども自身が見られるようにし、次の時間のめあてにつなげる。
- 〔ICT の活用〕
- 45分の流れを1本のスライドで映し、子どもが「いま何をする時間か」「あと何分か」を自分で確かめられるようにする。活動中はスライドをめくらず、やり方と会話の型を映したままにして、先生は子どもの様子を見ることに時間を使う。
- 〔すべての子が参加できる授業〕
- 指さし・絵カード・決まった型など、ことばが出ないときにも参加できる道を活動の中に用意しておく。手が止まった子への手立ては、その場でできるものを先に決めておき、1人だけを全員の前に立たせたり、全員の前で失敗させて終えたりしない。
本単元では、日本に興味をもってもらうという目的のもとで、伝わらないときに手を選んで言い直し、質問を返し合いながら紹介を最後まで続ける姿を、研究主題に迫る姿としてとらえる。
協議の視点
- (1) Small Talk の3つの手(手立て①)は、リハーサルで伝わらなかったときの言い直しにつながっていたか
- (2) 中間指導で補給した聞く側のことばが、2回目の紹介の続き方(質問が返り、もう1文続いたか)を変えたか
- (3) 3点セットの固定(手立て③)は、言う順に迷う時間を減らし、伝え方の工夫に力を向けられていたか
付録(提出しない部分)
- ・付録A 参観者用の見取りシート(第6時):班の番号で書く欄です。児童の名前は書きません。協議会では、この紙をもとに「どの手立てのあとで、どう変わったか」を話します。
- ・付録B 書き方の手引き:細案の見出しと、学校の様式でよく使う名前の対応表(教材観=題材観・単元観、児童観=児童の実態 など)、【 】の欄の書き方、児童観に書かないもの、出典の書き方。
細案の Word の配る部分は、表題・日時・学級(【 】)、単元名、単元の目標、評価規準、単元について、研究主題との関わり、指導と評価の計画、本時の学習(目標・評価規準と判断の基準・展開・板書計画・準備物)、協議の視点の順です。
日英併記版(ALT用)の全文を見る
1 Overview/概要
| 単元名 | 日本のすてきポスターで Welcome to Japan!(NEW HORIZON Elementary 5 Unit 7 "Welcome to Japan!") | Unit | Unit 7 "Welcome to Japan!" (NEW HORIZON Elementary 5) |
|---|---|---|---|
| 単元の目標 | 日本を知らない人に興味をもってもらうために、日本の季節の行事、その季節にできること、感想を、We have ... in .... / You can .... / It's .... などを用いて、グループのポスターで伝え合うことができる。 | Unit goal | With a group poster, students introduce Japan's seasons, events, things to do and their feelings, using "We have ... in ....", "You can ...." and "It's ....", so that people who don't know Japan become interested in it. |
| 本時の目標 | 日本を知らない人に興味をもってもらうために、伝わらないときはポスターの絵を指したり言い直したりしながら、グループの紹介のうち自分の担当の文を、聞き手に最後まで伝えることができる。 | Lesson goal | To get people who don't know Japan interested, students say their part of the group introduction to the end. When the listener doesn't understand, they point at the poster or say it again. |
| 主な表現 | Welcome to Japan. / We have ... in .... / You can .... / It's .... / What can I eat? / What can I see? | Target expressions | Welcome to Japan. / We have ... in .... / You can .... / It's .... / What can I eat? / What can I see? |
| 教材観(要約) | 本単元は、日本の季節ごとの行事、その季節にできること、感想を、日本を知らない人に向けてグループのポスターで紹介する単元である。学習指導要領の外国語科でいえば「話すこと[発表]」と、発表を聞いて質問する「話すこと[やり取り]」の領域にあたる。単元のゴールはポスター発表で、子どもは紹介する側と、聞いて質問を返す側の両方を経験する。 | About this unit | The goal is a group poster presentation. Every student is both a presenter and a listener. The introduction always has three steps: season and event, things to do, and feelings. "We have ..." is a set phrase; we do not teach it as grammar. Students introduce things in Japan, not places they have been to. Event names like mochitsuki stay in Japanese. |
| 指導観(要約) | ①Small Talk で「つたわらない」場面を先に経験させ、3つの手を見せる ②中間指導で、聞きたかったこと・言えなかったことを補給表から英語にする ③3点セットの順を黒板とポスターに固定し、紹介の型を変えない | Teaching points | (1) Small Talk: the teacher plays a visitor who doesn't understand and shows three ways to get the message across: say it slowly, point and say "Look!", or use another word. (2) Mid-lesson support: students say in Japanese what they wanted to ask or say. We choose English from a fixed list. (3) The three-step order never changes, so students can focus on getting the message across. |
| 児童観 | 担任が書く | Class profile (HRT writes) | 【 】 |
2 Lesson flow/展開(8 lessons: this is Lesson 6)
| Time | Activity/学習活動 | HRT(T1) | ALT(T2) |
|---|---|---|---|
| 0–5 | Greeting. A song from the textbook.あいさつ。教科書の歌(デジタル教材)のあとスライドショーへ。 | Hello, everyone! How are you?あいさつ | Greets the class with the HRT.担任と一緒にあいさつ |
| 5–10 | Small Talk: a volunteer tells "Anna", a visitor who doesn't speak Japanese, about Japan. The class sees three ways to get the message across. Pairs try it.わからない人の役の先生に、手をあげた子が1文→3つの手を見せ、同じ子が言い直して通す→ペアで1回ずつ。 | Calls on a volunteer and points to the three ways on the board.手をあげた子を当て、黒板の3つの手を指す | Plays Anna (the visitor in the script). Says "Sorry, I don't understand." once and waits.台本のアンナさん役。「わからない」と1回言って待つ |
| 10–15 | Poster: top four (presenters) and bottom three (listeners).ポスターの上の4つ(紹介する人)と下の3つ(聞く人)を分けてくり返す。 | Let's say the top four. Now, the bottom three.上の4つ、次に下の3つ | Models the pronunciation.発音のお手本 |
| 15–17 | Read today's goal.めあてを読む。つたわらないときの3つの手を思い出す。 | Let's try the three ways.3つの手を使ってみよう | Reads the goal with the class.めあてを一緒に読む |
| 17–24 | Round 1: two groups face each other. One group presents, and the other asks one question. Then they switch.リハーサル1回目。となりの班と組み、発表する班が台本の順に紹介→聞く班が質問を1つ→交代(1班約3分)。 | Listeners, ask one question.聞く班は、質問を1つ | Visits groups as a listener. Asks one question. No records.聞き手として班を回り、質問を1つ(記録はしない) |
| 24–30 | Students say what they wanted to say (Japanese is OK). The class practices English from the list.聞きたかった・言えなかったことを日本語で(班で1つ選び、3〜4班が言う)→補給表の英語を2回ずつ→2回目に使う1つを決め、となりに1回。 | What did you want to say? Japanese is OK.言いたかったことは? 日本語でいいよ | Models the English phrases from the list.補給表の英語のお手本 |
| 30–37 | Round 2 with a new group (the HRT tells them which). Students try one new phrase or one of the three ways.別の班と組みかえて2回目(先生が組み合わせを言う)。補給したことばか、3つの手を1つ使う。 | Change groups. Use a new phrase.別の班と。新しいことばを1つ | Visits groups as a listener.聞き手として班を回る |
| 37–45 | Students raise their hands if their message got across better than in Round 1. Then they write one line on the reflection card.1回目より伝わったかを挙手で確かめる→振り返りカードの毎時間の欄に1行。 | Good job! See you!よくがんばりました | Gives one short, positive comment.ひとことほめる |
3 Board/板書
| Left/左 | Center/中 | Right/右:New phrases/ことばの補給 | |
|---|---|---|---|
| Date and lesson number (Lesson 6)(日付・第6時)めあて:つたわらないときも、指して言い直して、さいごまで伝えよう | Hello! Welcome to Japan!We have ... in .... / You can .... / It's ....(聞く人)What can I eat? / What can I see? | 1 Slowly. 2 Look! 3 Another word. (the three ways from Small Talk)(① Slowly. ② Look! ③ べつのことばで(Small Talk で書いた手))_____ __________ _____(第8時のテストまで消さない) | |
| Next to the board/黒板の横:Key phrase poster (since Lesson 1)(キーフレーズポスター(第1時から))/The person we are telling (since Lesson 1)(伝える相手(第1時から))TV only/映すだけ:How to do it, Round 1 / Round 2 (shown on the TV only, not written on the board)(やり方・1回目/2回目(映すだけで、黒板には書かない))Do not write/書かないもの:How many questions each group asked(班ごとの質問の数)/Students' names(児童の名前) | |||
What to observe/見てほしいこと(記録は担任がする)
- ・Does the student say their part to the end, pointing at the poster?
- ・When the listener doesn't understand, does the student say it again or use another word?
(The HRT records. The ALT does not record.) 評価は担任がします。ALT に記録はつけてもらいません。
Not judged/評価に入れないこと
- ・Missing a / the, and how students pronounce the months(a や the の抜け・月名の発音)
- ・Whether students know a lot about the events or have been to the places(行事にくわしいか・行ったことがあるか)
- ・How many questions students ask(質問した回数)
- ・Voice volume, eye contact and hand-raising(声の大きさ・目線・挙手)
- ・How well the poster pictures are drawn(ポスターの絵の出来)
Please don't/お願いしないこと
- ・Please don't help right away after you say "I don't understand."
- ・Please don't translate event names like mochitsuki.
- ・Please don't ask students where they have been or what they did during the holidays.
- ・Please don't correct a/an, the, or plurals during the activity.
- ・Please don't compare groups or choose the best poster.
- ・Please don't ask one student to stand alone in front of the class.
- ・Please don't rank students, groups or their work.
- ・学校のネットワークではセキュリティ設定によりダウンロードがブロックされることがあります。その場合はご家庭のネットワークからお試しください(アカウントは共通です)。
公開: 2026-10-12