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英語教材ラボ 小学校版

第5学年 外国語科 学習指導案|NEW HORIZON Elementary 5 Unit 3 "Can you play dodgeball?"|本時=第5時/全8時間

小5「できること」研究授業の細案

この細案は、このページと単元の指導案のページで、どなたでも読めます。書き換えられるWord(細案と日英併記版)のダウンロードはPremium(月980円・年9,800円)です。

  • ・研究授業の細案は、校内研究・研究会で参観者に配るための印刷は自由です(ネットへの掲載・販売はご遠慮ください)。

本時(第5時)の目標・判断の基準・展開・板書計画・準備物は、単元の指導案のページにあります。細案の Word には、同じ時間の展開表(4列)が入っています。第5時の本時案を読む

単元の目標

クラスの友だちのことをもっとよく知るために、自分や友だちのできること・できないことについて、Can you ...? / Yes, I can. / No, I can't. / I can [can't] .... などの表現を用いて伝え合うことができる。

単元の評価規準(領域別)

領域知識・技能思考・判断・表現主体的に学習に取り組む態度
話すこと[やり取り]〈知識〉Can you ...? / Yes, I can. / No, I can't. / I can [can't] .... などの表現について理解している。〈技能〉自分や友だちのできること・できないことについて、Can you ...? / I can [can't] .... などを用いて伝え合う技能を身に付けている。クラスの友だちのことをもっとよく知るために、できることやできないことについて、簡単な語句や基本的な表現を用いて伝え合っている。クラスの友だちのことをもっとよく知るために、できることやできないことについて、簡単な語句や基本的な表現を用いて伝え合おうとしている。

単元について

(1) 教材観

本単元は、自分や友だちのできること・できないことをたずね合う単元である。学習指導要領の外国語科でいえば「話すこと[やり取り]」の領域にあたり、自分のことや身近で簡単な事柄について、簡単な質問をしたり質問に答えたりして伝え合う言語活動である。単元のゴールは「できることビンゴ」でたずね合い、クラスの友だちの意外なできることを見つけることである。

主な表現の can は、文の中では弱く短く発音され、can't は強くはっきり発音されて、最後の t で息が止まる。本単元では文法の説明はせず、先生が同じ動作で I can .... と I can't .... を続けて言ったり、聞き分けかるたで取る・取らないを決めさせたりして、音のちがいに耳で気づかせる。

この単元は「できること自慢」になりやすい。できることの数や上手さをくらべると、習い事や道具の有無という家庭の差が教室に出る。そこで、先生が先にできないことを言い、できないことは言わなくてよいと約束する。ビンゴのマスには道具のいらない動作を混ぜ、第7時のマップで数えるのも動作ごとの手の数だけにして、can't の人数は数えない。

終盤には He [She] can .... の形に出会わせる。can の文は三単現の -s が出ないので、次の単元の身近な人の紹介に、文法の壁なしにつながる。本単元では出会うだけにとどめ、評価には入れない。

(2) 児童観

学級ごとに書く欄です。細案には、完成した文と数字は置いていません。書く観点:「これまでの単元で、Yes / No のあとにやり取りが止まりがちだった場面」・「「できない」と答えることをためらう様子が見られた場面」・「歩いて相手をさがし、相手を替えてたずねる活動への慣れ」。

書き出しの型

  1. ①本学級の児童は、【 】の場面では【 】。一方で、【 】のときに手が止まる児童がいる。
  2. ②これまでの単元で、【 】の活動では【 】する姿が見られた。【 】は、まだ1往復で終わることが多い。
  3. ③【 】の場面で手が止まる児童がいる。そこで本時では【 】。

書かないもの:診断名や、それをうかがわせる書き方/家庭の事情/成績/英語教室に通っている人数・海外経験のある人数/個人を特定できる書き方(席の位置・出来事の細部)/「英語が苦手な子が多い」のような決めつけ

(3) 指導観

  • ① No, I can't. を全員で先に言い、No と言われたら Thank you! で次へ行く姿を見せる(本時の 10–15)ビンゴでは、できないと答えることをためらったり、No と言われて止まったりして、やり取りが切れやすい。先生の親指に合わせて全員で Yes, I can. と No, I can't. を言い分け、先生が No と言われて Thank you! と次の相手へ行く姿を見せておくことで、どちらの答えも同じ重さのことばとして使えるようにする。
  • ② 中間指導で、Yes / No のあとに言いたかったことを補給表から英語にする(本時の 23–29)1回目のビンゴは、答えを聞いて名前を書くだけの作業になりやすい。1回目のあとに、言いたかったのに言えなかったことを日本語で集め、進行台本の補給表から近い英語(Wow! Really? / I can, too! / A little! など)を選んで黒板に書く。表にないことばは英語にしないので、英語が専門でない担任でも同じ形で進められ、2回目にすぐ使える。
  • ③ できないことは言わなくてよいと約束し、マスに道具のいらない動作を混ぜる(単元全体)第1時に先生ができないことを先に言い、言うか言わないかは本人が決めてよいと約束する。ビンゴのマスの3つは走る・とぶ・歌うなど道具のいらない動作から選び、マップでも can't の人数は数えない。家庭の差が教室に出ない形にしておくことで、全員がたずね合いに力を使えるようにする。

①②③の印は、第5時の本時案の展開表の「研究授業の細案の手立て」と対応しています。

研究主題との関わり

研究主題は学校ごとに【 】の欄で書き入れます。細案には、よくある研究主題の型を4つ載せてあり、学校の主題に近い型を1つ選んで残し、ほかは消して使います。

〔伝え合う力〕
目的や場面、状況をはっきりさせた言語活動を単元の終わりに置き、そこまでの時間で「伝えたいのに言えない」経験と、それを補うことばの出会いを重ねる。本時はその言語活動の1回目にあたり、中間指導をはさんで同じ時間のうちにもう一度やり取りする。
〔主体的に学ぶ態度・振り返り〕
毎時間の振り返りを、めあてのことばで1行書く形にそろえ、単元を通して同じ紙に残す。自分のやり取りが前の時間より続いたか、どこで止まったかを子ども自身が見られるようにし、次の時間のめあてにつなげる。
〔ICT の活用〕
45分の流れを1本のスライドで映し、子どもが「いま何をする時間か」「あと何分か」を自分で確かめられるようにする。活動中はスライドをめくらず、やり方と会話の型を映したままにして、先生は子どもの様子を見ることに時間を使う。
〔すべての子が参加できる授業〕
指さし・絵カード・決まった型など、ことばが出ないときにも参加できる道を活動の中に用意しておく。手が止まった子への手立ては、その場でできるものを先に決めておき、1人だけを全員の前に立たせたり、全員の前で失敗させて終えたりしない。

本単元では、友だちのことをもっとよく知るという目的のもとで、Yes / No のあとに一言返したり、もう一度たずねたりして、やり取りを自分で続ける姿を、研究主題に迫る姿としてとらえる。

協議の視点

  1. (1) 中間指導で補給したことばが、2回目のビンゴで Yes / No のあとのやり取りを変えたか
  2. (2) No, I can't. を全員で先に言っておく手立て(手立て①)は、できないと答えることのためらいを減らしていたか
  3. (3) マスの動作の選び方と、can't を数えない約束(手立て③)は、家庭の差を見せずに全員が参加できる形になっていたか

付録(提出しない部分)

  • ・付録A 参観者用の見取りシート(第5時):班の番号で書く欄です。児童の名前は書きません。協議会では、この紙をもとに「どの手立てのあとで、どう変わったか」を話します。
  • ・付録B 書き方の手引き:細案の見出しと、学校の様式でよく使う名前の対応表(教材観=題材観・単元観、児童観=児童の実態 など)、【 】の欄の書き方、児童観に書かないもの、出典の書き方。

細案の Word の配る部分は、表題・日時・学級(【 】)、単元名、単元の目標、評価規準、単元について、研究主題との関わり、指導と評価の計画、本時の学習(目標・評価規準と判断の基準・展開・板書計画・準備物)、協議の視点の順です。

日英併記版(ALT用)の全文を見る

1 Overview/概要

単元名できることビンゴ・クラスのすごい人発見(NEW HORIZON Elementary 5 Unit 3 "Can you play dodgeball?")UnitUnit 3 "Can you play dodgeball?" (NEW HORIZON Elementary 5)
単元の目標クラスの友だちのことをもっとよく知るために、自分や友だちのできること・できないことについて、Can you ...? / Yes, I can. / No, I can't. / I can [can't] .... などの表現を用いて伝え合うことができる。Unit goalStudents ask and answer about what they can and cannot do, using "Can you ...?", "Yes, I can.", "No, I can't." and "I can [can't] ....", so that they get to know their classmates better.
本時の目標友だちのできることを知るために、ビンゴのマスの動作について相手を替えながら Can you ...? とたずね、たずねられたら Yes, I can. / No, I can't. で答えることができる。Lesson goalStudents ask classmates "Can you ...?" about the actions on their bingo sheets, and answer "Yes, I can." or "No, I can't." when they are asked.
主な表現Can you ...? / Yes, I can. / No, I can't. / I can .... / I can't ....Target expressionsCan you ...? / Yes, I can. / No, I can't. / I can .... / I can't ....
教材観(要約)本単元は、自分や友だちのできること・できないことをたずね合う単元である。学習指導要領の外国語科でいえば「話すこと[やり取り]」の領域にあたり、自分のことや身近で簡単な事柄について、簡単な質問をしたり質問に答えたりして伝え合う言語活動である。単元のゴールは「できることビンゴ」でたずね合い、クラスの友だちの意外なできることを見つけることである。About this unitThe goal is a "can-do bingo": students walk around, ask classmates, and find surprising things their classmates can do. We do not explain grammar. Students notice the weak "can" and the strong "can't" by hearing the teacher say both, one after the other. Students do not have to say what they cannot do. We never count how many students cannot do something.
指導観(要約)①No, I can't. を全員で先に言い、No と言われたら Thank you! で次へ行く姿を見せる ②中間指導で、Yes / No のあとに言いたかったことを補給表から英語にする ③できないことは言わなくてよいと約束し、マスに道具のいらない動作を混ぜるTeaching points(1) Before the bingo, the whole class practices "No, I can't.", and the HRT shows how to say "Thank you!" after a "No" and move on. (2) Mid-lesson support: students say what they wanted to say in Japanese, and we choose English from a fixed list. (3) Each bingo sheet has at least three actions that need no lessons or special tools (run fast, sing, draw, etc.).
児童観担任が書くClass profile (HRT writes)【 】

2 Lesson flow/展開(8 lessons: this is Lesson 5)

TimeActivity/学習活動HRT(T1)ALT(T2)
0–5Greeting. Sing a song from the textbook (digital materials).あいさつ。教科書の歌(デジタル教材)のあとスライドショーへ。Hello, everyone! How are you?あいさつGreets the class with the HRT.担任と一緒にあいさつ
5–10Chant from the textbook (digital materials): weak "can", strong "can't".教科書のチャンツ(デジタル教材)。can と can't の音を思い出す。Plays the chant.チャンツを流すChants with the students.子どもと一緒にチャンツ
10–15The HRT asks "Can you ...?" and shows thumbs up or down. The class answers "Yes, I can." or "No, I can't."先生の Can you ~? に、親指(上=できる・下=できない)に合わせて全員で Yes, I can. と No, I can't. を言い分ける→No と言われた先生が Thank you! で次へ行くのを見る。Can you ride a unicycle?親指で答えを決めてたずねるAnswers "No, I can't.", then says "Thank you!" and moves on.No, I can't. のお手本と、Thank you! で次へ行く姿
15–17Read today's goal. Students without a partner raise their hands and pair up.めあてを読む。相手がいないときは手をあげ、手をあげた人どうしで組むと聞く。If you have no partner, raise your hand.相手がいないときは手をあげようReads the goal with the class.めあてを一緒に読む
17–23Bingo, Round 1 (6 min). Students walk and ask "Can you ...?". If the answer is "Yes", they write the classmate's name in the square.ビンゴ1回目(6分)。Can you ~? →Yes ならマスに名前を書く・No なら Thank you! で次の人へ(1人1マスまで)。Ask your friends. Go!友だちにたずねようPairs up with students who have no partner. Does not record.相手のいない子の相手になる(記録はしない)
23–29Students say what they wanted to say (Japanese is OK). Each group chooses one, and three or four groups say it. The class practices the English from the support list.席にもどる→言いたかったのに言えなかったことを日本語で出す(班で1つ選び、3〜4班が言う)→補給表の英語を2回ずつ言う→となりに1回言う。What did you want to say? Japanese is OK.言いたかったことは? 日本語でいいよModels the English phrases from the list.補給表の英語のお手本
29–37Bingo, Round 2 (8 min). Students talk to new classmates and try one new phrase if they can.ビンゴ2回目(8分)。まだ話していない友だちへ。使えそうなら、補給したことばを1つ使う。Go! Use a new phrase if you can.使えそうなら新しいことばを1つAsks students "Can you ...?" and reacts with "Wow!" or "Me, too!".Can you ~? とたずね、Wow! / Me, too! で受ける
37–45Students write one line on the reflection card.振り返りカードの毎時間の欄に1行(Yes / No のあとに続けられたか)。Good job! See you!よくがんばりましたGives one short, positive comment.ひとことほめる

3 Board/板書

Left/左Center/中Right/右:New phrases/ことばの補給
Date and lesson number (Lesson 5)(日付・第5時)めあて:Can you ~? でたずねて、友だちのできることを見つけようCan you ...?Yes, I can. / No, I can't.(No のあと)Thank you!_____ __________ _____(第8時のテストまで消さない)
Next to the board/黒板の横:Key phrase poster (since Lesson 1)(キーフレーズポスター(第1時から))/Three phrase strips (since Lesson 3)(短冊3枚(第3時から))TV only/映すだけ:How to play, and the minutes for Round 1 and Round 2 (shown on the TV only, not written on the board)(ビンゴのやり方・1回目と2回目の分(映すだけで、黒板には書かない))Do not write/書かないもの:Names or numbers of students who got a bingo(ビンゴになった人の名前・数)/How many students cannot do something(できない人の数)

What to observe/見てほしいこと(記録は担任がする)

  • ・Does the student ask "Can you ...?" about an action on the bingo sheet?
  • ・Does the student answer "Yes, I can." or "No, I can't." when asked?

(The HRT records. The ALT does not record.) 評価は担任がします。ALT に記録はつけてもらいません。

Not judged/評価に入れないこと

  • ・How many squares are filled, or whether the student gets a bingo(マスの数・ビンゴになったか)
  • ・Whether the student can or cannot do the action(できる・できないの答えの中身)
  • ・Spelling in the squares(マスの英語のつづり)
  • ・Voice volume, eye contact and hand-raising(声の大きさ・目線・挙手)

Please don't/お願いしないこと

  • ・Please don't ask students what they cannot do.
  • ・Please don't compare how many things students can do.
  • ・Please don't count how many students cannot do something.
  • ・Please don't correct grammar or pronunciation during the bingo.
  • ・Please don't ask one student to stand alone in front of the class.
  • ・Please don't rank students, groups or their work.

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公開: 2026-10-12