間接疑問の誤りは2段階で出ます。I know where does he live.(疑問文の語順のまま中に入れる)と、語順は直せた生徒が次に書く I know where he live.(does を消したのに -s を動詞に返していない)。このワークシートは、その2段階を別のタイプとして診断させます。合言葉は「疑問詞+主語+動詞。消したぶんは動詞に返す」。
目印さがしでは、文頭の Where(直接)と know のあと(間接)を決め手として書き、(4)では did が消えて left、(6)では who が主語なので語順が変わらない、という発展まで扱います。
この教材で解決できる悩み
- 定着ドリルでは正しく書けるのに、テストや発話で形が崩れる(どの形を使うかを決めていない)
- 「なぜまちがいか」を生徒が自分の言葉で言えず、同じ誤りがくり返される
- 正誤問題だけでは「2つとも正しい文の意味のちがい」を扱えない
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学2年(間接疑問を学んだあと。中3で扱う教科書では中3で。検定6種のどれでも) |
| 位置づけ | 文法ステップ2=定着ドリル(形を固める)のあと、応用ワークシート(自分のことを語る)の前。会員限定の「使い分けワークシート」シリーズ |
| 構成 | 生徒面A4表裏=表: ねらいと目印→①目印さがし(6問・決め手の語を書く)→②どっちも正しい(3組・意味のちがいを説明)→③実答案の診療所(5問・誤答タイプを名指し)/裏: ④ふくらませる(5段の産出)→⑤ペアで確かめる(2分の手順)→⑥仕上げの3問。3ページ目=解答・許容範囲・タイプ別の直し方・先生への指導メモ |
| 記入箇所 | 約35(決め手6・説明3・診断5+直し5・産出5段・自己採点3) |
| 時間 | 15〜20分(⑥は宿題への切り出しも可) |
What time is it? と Do you know what time it is?——同じ内容、ていねいさがちがう
どっちも正しいの①と③は「同じことを聞いている・間接のほうがていねい」が正解です。②の I don't know where he is.(今いる場所)と I don't know where he lives.(住んでいる場所)は、同じ語順で動詞だけがちがう——間接疑問の中の動詞を意味で選ぶ問いです。
実答案の診療所——語順と、返し忘れ
A「語順そのまま」(I know where does he live.)、B「-s・過去形の返し忘れ」(I know where he live.)、C「be動詞の位置」(Do you know what is this?)、D「疑問詞主語をひっくり返す」(I wonder who did break the window.)。AとBは直した文が同じ(I know where he lives.)で、原因がちがうことを解答で示します。5問目の I don't know why she was late. は be動詞が主語のあとにある正しい間接疑問です。
使い分けワークシートとは(文法ステップ2)
定着ドリルは「正しい形を書く」練習です。ところが定期テストや発話で崩れるのは、形を知らないからではなく「この場面でどの形か」を決められないからです。使い分けワークシートは、その「決める」を練習の中心に置きました。
- 目印さがし: 正しいほうを選ぶだけでなく、決め手になった語を書きます。空欄の生徒は形を丸暗記で選んでいるので、机間で「どの語で決めた?」と聞けます。
- どっちも正しい: 2つとも正しい英文を並べて意味のちがいを日本語で説明させます。正誤問題では育たない「文法は意味の選択だ」という見方が、ここで生まれます。
- 実答案の診療所: 実際の答案に出る誤りに名前を付け(4タイプ)、診断→修正→理由の順で扱います。模範解答しか載らない問題集には作れない形式です。
- ふくらませる: 1文から2文、対比の文へと5段で産出し、ペアで読み合って自己チェックします。個人で解いて終わる紙ではなく、授業が回る紙です。
解答は生徒面の裏ではなく3ページ目にあるので、表裏をそのまま配れます。3ページ目には許容範囲と、15分で回す手順・机間で見るものを書いた指導メモがあります。
導入→定着→使い分け→応用の一本道
導入は「間接疑問 導入『だれか知ってる?』授業案」、形を固めるのは「間接疑問の定着ドリル 中2版」(無料)。このワークシートで語順を決められるようになったら、「しつもんの箱」(無料)で先生への質問を包む段へ。測るなら「間接疑問の10分小テスト 中2版」の標準・発展です。
