比較の文で読み落とされるのは「何と比べているか」です。Moon is smaller than Sun. を「Moon は Sun より大きい」(F)と読む生徒は、than の前後の向きを見ていません。この1枚の本文は駅前の3つのカフェを比べる10文で、比較級4・最上級6・as 〜 as 2 の12が出ます。①のあとに3つのカフェを黒板に「大きさ・静かさ・値段」で図にすると、②の1が全員取れます。
③の①では主語を入れかえて Sun is bigger than Moon. にし、③の③では not as 〜 as(〜ほど…ではない)を作ります。④は教科の比較が書きやすいです。
この教材で解決できる悩み
- ドリルでは形が書けるのに、本文の中でその文法を見つけられない・意味が取れない
- 教科書の本文以外に、その文法が「意味を運んでいる」まとまった英文がない
- 読解の問いに「なんとなく」で答える生徒に、根拠の文を指さす習慣をつけたい
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学2年(比較級・最上級・as 〜 asを習ったあと。検定6種のどれでも) |
| 本文 | "Three Cafés Near the Station"(オリジナル・10文・約108語)に比較の表現が12回 |
| ①の分け方 | 比較級(〜より)/最上級(いちばん)/as 〜 as(同じくらい) |
| 構成 | 生徒面A4表裏(表: ねらい→本文(文番号・語注つき)→①見つけて分ける→②根拠で読む→③言い換える/裏: ④パラレルライティング→⑤1分リテリング→豆ポイント)+3ページ目=解答・全訳・指導メモ・次の1枚 |
| 時間 | 50分(20分版=本文+①②) |
本文——"Three Cafés Near the Station"
There are three cafés near the station: Sun, Moon, and Star. Sun is the biggest of the three, and it is always the most crowded. Moon is smaller than Sun, but its cakes are better. Star is the smallest, and it is as quiet as a library. The coffee at Star is more expensive than the coffee at Sun. But the staff at Star are as kind as my grandmother. For me, Star is the best place for reading. … Which café is the most popular among students? Sun, of course. It is the closest to school.
5つの問いの見どころ
②は「Moon は Sun より大きい(F・③)」「Star は図書館と同じくらい静かだ(T・④)」「Which café has better cakes, Sun or Moon?(Moon.)」「Why is Sun the most popular among students?(Because it is the closest to school.)」。③は「③を Sun 主語で(bigger)」「⑤を Sun のコーヒーは安い に(cheaper)」「⑥を not as 〜 as に」「⑦を Moon はケーキを食べるのにいちばん に」。④は「3つの紹介→いちばん〜(最上級)→〜より〜(比較級)→同じくらい(as 〜 as)→自分にとっていちばん」の5行で、比較の文を4回以上。⑤のキーワードは three cafés・biggest・cakes・quiet・school です。
文法を読むとは
文法の練習は1文単位になりがちで、生徒が「本文の中でその文法が何をしているか」を読む機会は、教科書の本文を除くとほとんどありません。このシリーズは、目標文法が7〜13回出るオリジナルの本文(中1は60〜90語、中2・中3は100〜130語)を読み、次の5つの問いで「読む→形を見る→使う」を1コマに収めるPremiumの紙です。中1から中3まで20の文法を、教科書の配列に近い順に並べてあります。
- ① 見つけて分ける: 本文の目標文法に全部下線を引き、種類ごとの表(be動詞なら am / is / are、過去形なら規則・不規則・was / were…)に書き出す。本文に「◯回あります」と印刷してあるので、生徒は数が合うまでさがす
- ② 根拠で読む: 文法の読み取りで答えが決まる問い4つ(T / F 2問+英語で答える2問)。答えを決めた文の番号を書く欄があり、「なんとなく」の正解を防ぐ
- ③ 言い換える: 本文の文を材料に、主語・時・肯定否定・疑問を操作する4問。本文を見てよいので、形の練習が文脈つきになる
- ④ パラレルライティング: 本文と同じ骨組み(役割+ヒント)で自分のことを5文書く。目標文法の最低回数を指定
- ⑤ 1分リテリング: キーワード5つだけを見て本文の内容を1分で話す。聞く人は目標文法が出た回数を正の字で数える
裏面の最後に豆ポイント(その文法を読むときの1つの視点)。3ページ目は①〜④の解答(根拠の文番号と理由つき)、全訳、先生向けの指導メモ(50分の流れと20分版)、次の1枚です。解答が生徒面の裏にないので、表裏をそのまま配れます。
| 学年 | 文法(20本) |
|---|---|
| 中1 | ①be動詞・②一般動詞・③三単現・④命令文・⑤過去形・⑥現在進行形・⑦can・⑧未来表現 |
| 中2 | ⑨過去進行形・⑩助動詞・⑪接続詞・⑫不定詞・⑬動名詞・⑭比較・⑮受け身・⑯現在完了(経験) |
| 中3 | ⑰現在完了3用法・⑱関係代名詞・⑲分詞・⑳仮定法 |
前後の教材
形の練習は「比較の定着ドリル」(無料)。「比較級・最上級・as 〜 as の使い分けワークシート」(Premium)で than・the の有無を深める。前の1枚は「文法を読む⑬——動名詞」、次は「文法を読む⑮——受け身」(Premium)。
