比較の答案で目立つのは、This question is more easier than that one.(-er と more の重ね)と I can run as faster as my brother.(as 〜 as の中が比較級)です。どちらも「比較の文だから比較級」という考え方から出ます。このワークシートの合言葉は「比べる数で形が決まる」。2つ→比較級+than、3つ以上→the 最上級+in / of、同じ→as 〜 as(形容詞はそのまま)。
目印さがしでは than・in our class・of the three・as 〜 as を決め手として書き、(3)(5)では interesting・famous が長い形容詞だから more / most、と語の長さも決め手にします。
この教材で解決できる悩み
- 定着ドリルでは正しく書けるのに、テストや発話で形が崩れる(どの形を使うかを決めていない)
- 「なぜまちがいか」を生徒が自分の言葉で言えず、同じ誤りがくり返される
- 正誤問題だけでは「2つとも正しい文の意味のちがい」を扱えない
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学2年(比較級・最上級・as 〜 as を学んだあと。検定6種のどれでも) |
| 位置づけ | 文法ステップ2=定着ドリル(形を固める)のあと、応用ワークシート(自分のことを語る)の前。会員限定の「使い分けワークシート」シリーズ |
| 構成 | 生徒面A4表裏=表: ねらいと目印→①目印さがし(6問・決め手の語を書く)→②どっちも正しい(3組・意味のちがいを説明)→③実答案の診療所(5問・誤答タイプを名指し)/裏: ④ふくらませる(5段の産出)→⑤ペアで確かめる(2分の手順)→⑥仕上げの3問。3ページ目=解答・許容範囲・タイプ別の直し方・先生への指導メモ |
| 記入箇所 | 約35(決め手6・説明3・診断5+直し5・産出5段・自己採点3) |
| 時間 | 15〜20分(⑥は宿題への切り出しも可) |
Tom is taller than Ken. と Ken is not as tall as Tom.——同じ意味の言い換え
どっちも正しいの①は「同じ意味」が正解です。not as 〜 as は「〜ほど…ではない」で、比較級の言い換えになります。②の the most popular song in Japan と more popular than any other song in Japan も同じ意味(一番人気)。比較級で最上級の意味を表せると気づけると、入試の整序問題でも効きます。③の like dogs better than cats(2つの比較)と like dogs the best of all animals(全部の中で一番)は、比べる数のちがいです。
実答案の診療所——in と of、the、重ね
A「-er と more の重ね」、B「than 抜け・in と of」(the tallest of our class)、C「the 落ち」(Mt. Fuji is highest mountain)、D「as 〜 as の中が比較級」。Bの in と of は「in+場所・集団、of+複数・all」で、解答に規則を添えました。5問目の This is the most beautiful picture of all. は正しい文です。
使い分けワークシートとは(文法ステップ2)
定着ドリルは「正しい形を書く」練習です。ところが定期テストや発話で崩れるのは、形を知らないからではなく「この場面でどの形か」を決められないからです。使い分けワークシートは、その「決める」を練習の中心に置きました。
- 目印さがし: 正しいほうを選ぶだけでなく、決め手になった語を書きます。空欄の生徒は形を丸暗記で選んでいるので、机間で「どの語で決めた?」と聞けます。
- どっちも正しい: 2つとも正しい英文を並べて意味のちがいを日本語で説明させます。正誤問題では育たない「文法は意味の選択だ」という見方が、ここで生まれます。
- 実答案の診療所: 実際の答案に出る誤りに名前を付け(4タイプ)、診断→修正→理由の順で扱います。模範解答しか載らない問題集には作れない形式です。
- ふくらませる: 1文から2文、対比の文へと5段で産出し、ペアで読み合って自己チェックします。個人で解いて終わる紙ではなく、授業が回る紙です。
解答は生徒面の裏ではなく3ページ目にあるので、表裏をそのまま配れます。3ページ目には許容範囲と、15分で回す手順・机間で見るものを書いた指導メモがあります。
導入→定着→使い分け→応用の一本道
導入は「比較導入『どっちが○○?』実測クイズ授業案」、形を固めるのは「比較の定着ドリル」(無料)。このワークシートで比べる数から形を決められるようになったら、「おすすめ対決!2つを比べてすすめよう」(無料)へ。測るなら「比較の10分小テスト」の標準・発展です。
