中1の like 〜ing がやっかいなのは、直前の単元で習ったばかりの進行形と、形がまったく同じことです。ing は作れるのに、be動詞とセットの「今まさに」なのか、like のうしろの「〜すること」なのかが混ざる。この小テストは、その境界線まで含めて測る1枚です——10分・20点満点・A4表裏。
3枚の使い分け(同じ場面・同じ測る力)
| 難易度 | 支援 | |
|---|---|---|
| 基礎 | 2択で選ぶ・対話に語群あり・書き出しヒントあり | 基礎版をダウンロード・Word |
| 標準 | 2択で選ぶ・語群なし | 標準版をダウンロード・Word |
| 発展 | 記入式(正しい形を自分で書く)・産出2文 | 発展版をダウンロード・Word |
3枚とも大問構成・場面・配点(大問1=4問×3点/大問2=対話3空所×2点/大問3=産出2点)は共通で、変わるのは支援の量だけです。
テストの中身(3大問・10分)
- 場面で選ぶ(12点)——ing の直づけ、making のつづり、want の相棒、進行形との見分け。全問にミニ場面つき
- 対話を完成(6点)——転校生との昼休みの対話に3空所。be good at の at まで、会話の流れの中で入れます
- 自分の番(2点)——「自分の好きなこと」を like 〜ing で1文書く産出。裏面に採点基準を明記してあります
設問の実例——進行形との境界線を測る
大問1のかなめは後半の2問です。
友だちのゆめ: Mika( wants to visit / wants visiting )Australia someday.
プールサイドで(注意!): Look! Ken( is swimming / likes swimming )very fast.
前者の正解は wants to visit——like の相棒は ing、want の相棒は to。ドリルで整えた相棒ルールに、三単現の s まで重ねて見ます。
後者の正解は is swimming です。「動名詞の単元だから like+ing」の構えで来た生徒は、ここで止まります。Look! は「今まさに」の合図——be動詞とセットなら進行形、like・enjoy のうしろなら「すること」。導入『同じ好き、ちがう好き』で引いた線引きが残っているかを、この1問で確かめます。
誤答の読み方
- I like play games.(ing の直づけ落ち)——「どう好きかを言おうとした」姿勢は認めつつ、like のうしろの動きは ing、に戻します
- makeing——「ing にする」判断はできているので、e をとるつづりの問題と分けて伝えます。run → running の重ね型とセットで覚え直すのが早道です
- Mika wants visiting 〜.——相棒ルールの混線。「like は ing・want は to」の対比表に戻ります
- Look! Ken likes swimming.——今まさに泳いでいる場面に「好き」を答えた形。「be動詞とセットなら今まさに」の線引きを、もう一度床に引き直します
学び直しにはlike 〜ing のはじめてドリルが同じ誤答パターンを扱っています。単元の組み立てから見直すなら動名詞の教え方ガイドへ。
採点の許容範囲——裏面の基準
大問3(自分の好きなこと)は、I like listening to music in the bath. のように〈like+動詞ing〉の形になっていれば内容は自由に正解です。判定に迷いやすいのは swiming・runing などのつづり——ing にする判断はできているので、×にする場合も「言い分けはできている。つづりの問題」と分けて伝えると、生徒は何を覚え直せばいいか分かります。発展版の大問3は be good at 〜ing の1文が条件に加わるので、at の脱落まで見られます。
配点は大問1が各3点・大問2が各2点・大問3が2点の計20点。裏面では16点以上を合格ライン、12点未満を学び直しの目安にしています。
使い方3パターン
- 単元の途中で: 導入→ドリルのあと、応用活動に進む前のチェックポイントとして
- 帯テストとして: 毎週金曜の最初の10分など、定点観測に
- 再テスト・個別対応に: 12点未満だった生徒にはドリルで学び直し→別の難易度で再テスト
一緒に使う教材
- 動名詞 like 〜ing 導入『同じ好き、ちがう好き』授業案(導入・この小テストの前に)
- like 〜ing のはじめてドリル 中1版(定着・つづりと相棒はここで)
- 日曜日の相棒さがし(応用・テストのあとのアウトプットに)
