NEW CROWNは現在完了を中2で扱います——Lesson 7で経験、Lesson 8で完了・継続。新出単元の途中で点数を出して確かめたくても、世の中の現在完了の小テストは「中3の総まとめ」仕様がほとんどで、3用法の見分けまで一気に問うものばかりです。この小テストは初出の中2のための1枚——10分・20点満点・A4表裏。問うのは「have+過去分詞のセットが作れるか」と「two days agoの文で過去形を選べるか」の2点に絞ってあります。
3枚の使い分け(同じ場面・同じ測る力)
| 難易度 | 支援 | |
|---|---|---|
| 基礎 | 2択で選ぶ・対話に語群あり・書き出しヒントあり | 基礎版をダウンロード・Word |
| 標準 | 2択で選ぶ・語群なし | 標準版をダウンロード・Word |
| 発展 | 記入式(過去分詞を自分で書く)・産出2文 | 発展版をダウンロード・Word |
3枚とも大問構成・場面・配点(大問1=4問×3点/大問2=対話3空所×2点/大問3=産出2点)は共通で、変わるのは支援の量だけです。「基礎版で再テスト」「得意な子は発展版」という運用をしても、測っている力がずれません。
テストの中身(3大問・10分)
- 場面で選ぶ(12点)——中華街のぎょうざ・沖縄の友だちと雪・そうじ当番と、全問にミニ場面つき。おととい買ったマンガ(two days ago=過去形が正解)を混在させます
- 対話を完成(6点)——調理実習の計画を立てる対話。ever・never・alreadyの3語を、質問→否定→報告という会話の流れの中で置きます
- 自分の番(2点)——食べたこと・見たことの自まんを1文書く産出。裏面の解答に採点基準を明記してあります
裏面が解答と許容範囲になっているので、ペアで交換採点→自己ふり返りまで10分に収まります。
設問の実例——初出の単元で境界線を引く4問
大問1は中華街・沖縄・マンガ・そうじ当番の4場面。かなめはこの2問です。
おととい買ったマンガ(注意!): I( have bought / bought )this comic two days ago.
沖縄の友だち: My friend in Okinawa has never( seen / saw )snow.
1問目の正解はbought。習いたての単元では「とにかくhave+過去分詞にすれば正解」の構えで解きにくるので、two days ago(過去の一点)の文を1問混ぜてあります。中3で直すより、初出のいまこの境界線を引くほうがずっと簡単です。2問目の正解はseen。「沖縄の友だちは雪を見たことがない」という、意味で納得できる場面にのせてsee-saw-seenの3つ目を問います。neverの位置はすでに印刷されているので、この問題が測るのは過去分詞の形だけ——1問で問うことを1つに絞るのが初出単元の設計です。
大問2は調理実習の計画です。Have you( ① )made onigiri? → I have( ② )made it → We have( ③ )decided the menu. と進み、答えはever・never・already。3語とも置き場所はhaveと過去分詞の間で同じなので、対話を1つ完成させると「相棒の語の定位置」が体で入ります。
誤答の読み方
- I have buy this comic.——過去分詞にせず原形のまま。haveを置くところまでは届いているので、セットの片割れ(過去分詞)だけが未定着です。eat-ate-eaten、see-saw-seenの3段変化を帯で反復する段階のサインです
- I have bought this comic two days ago.——「単元の文法をとにかく使う」構え。two days ago・last night・yesterdayという時の目印を見つけたら過去形、の判断を教室の合言葉にすると、この誤答はクラスごと消えていきます
- 大問2の①②③を場所だけで埋める——語群があっても、everを否定文に置くような誤りが出ます。everは疑問文・neverは否定・alreadyは「もう」と、意味から選び直させます
学び直しには定着ドリル中2版の「まちがい診療所」が同じ誤答パターンを扱っています。単元の組み立てから見直すなら現在完了の教え方ガイドへ。現在完了を中3で扱う教科書(NEW HORIZON・SUNSHINEなど)には、3用法の見分けまで問う中3版の小テストがあります。NEW CROWN 3のLesson 1(復習単元)での学び直しにも、場面が新しい中3版がそのまま使えます。
採点の許容範囲——裏面の基準
裏面の解答には「内容は自由。文法が正しく、条件を満たしていれば正解にする」と明記してあります。大問3(食べたこと・見たことの自まんを1文)は、I have eaten curry a hundred times. のような大げさな文こそ、この大問がいちばん盛り上がる正解です。
判断に迷いやすいのは次の2つです。
- 相棒の語のない文(I have eaten sushi.)——many timesやbeforeがなくても、have+過去分詞が正しければ文として成立しています。正解にしたうえで「many timesを足すと自まんになるよ」と添えるにとどめます
- I have ate curry.——過去分詞でなく過去形を置いた形。経験を言おうとした判断は見えますが、セットの崩れは部分点にせず、3段変化の学び直しへつなげます。発展版の大問3は「経験+justの2文」条件なので、Lesson 8まで終えたクラスの再テストにも使えます
配点は大問1が各3点・大問2が各2点・大問3が2点の計20点。裏面では16点以上を合格ライン、12点未満を学び直しの目安にしています。
使い方3パターン
- Lesson 7のあとに基礎版で: 経験の言い方が出そろった時点で1回目。初出直後は支援の多い基礎版が合います
- Lesson 8のあとに標準版・発展版で: 完了(just・already)まで習ってから2回目。同じ場面・同じ配点なので、2回の点数がそのまま伸びの記録になります
- 再テスト・個別対応に: 12点未満だった生徒には定着ドリルで学び直し→別の難易度で再テスト、が定番の流れです
