不定詞の最初の一歩(名詞的用法)は、「to+動詞の原形で『〜すること』」という変換規則より先に、want to を「欲しいものリストの書き方」として出会わせるのが近道です。この授業案は、教師の「人生でやりたいことリスト」の公開という自己開示ネタを核に、I want to 〜. を1時間で生徒の道具にします。教師の人間味が伝わる導入は、2学期中盤のクラスの空気づくりにも効きます。
この教材で解決できる悩み
- I want to のあとに動詞の原形が来る感覚が定着しない(× I want to played)
- 「名詞的用法」の説明で導入が文法講義になってしまう
- want ばかりで like to / try to への広がりが作れない
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学2年(SUNSHINE 2 PROGRAM 6) |
| 文法項目 | 不定詞・名詞的用法(want / like / try to 〜) |
| 形式 | 授業案A4・3ページ+やりたいことリストシート |
| 所要時間 | 50分×1コマ |
| 準備物 | 教師の「やりたいことリスト」5項目(本気で作るほど効く) |
授業の流れ(50分)
導入: 先生のやりたいことリスト公開(12分)
「先生が人生でやりたいこと、ベスト5」をもったいぶって発表します。
- I want to visit Hawaii.
- I want to eat 100 kinds of ramen.
- I want to speak Chinese.
- I want to run a full marathon.(→ でも今は走りたくない、と本音を添える)
- I want to see your graduation.(最後は少ししんみり系を1つ)
発表後、Which is No.1? とクイズにして内容確認。I want to が10回以上、意味と一緒に耳へ入る構成です。
気づき: 「したいことリスト」の書式(8分)
板書のリストを見せ、「want のあとに続く形は?」と問います。to+動詞の原形(変身しない形)がそろっていることを確認し、この日は「やりたいことは to+原形 で書く。これがリストの書式」の一言だけで通します。「〜すること」という訳語や用法名は次時以降で十分です。
展開: 自分のやりたいことTop3(22分)
シートに自分の Top3 を書き(動詞バンクつき: visit / eat / buy / be / play / make...)、ペアで見せ合いながら1位を紹介し合います。聞き手は Me too! / Sounds nice! / Why? のリアクションカードで反応。最後に「ペアのやりたいこと」を1文で報告(He wants to buy new shoes.)させると、三単現 wants to への変換まで自然に踏めます。
まとめ(8分)
数名の Top1 を全体で共有し、「実は want 以外もリストに使える」と like to(好きでしていること)/ try to(挑戦したいこと)を1例ずつ見せて次時へつなぎます。
定着・活用への接続
書いたTop3はそのまま次時の帯活動(ペアを替えてもう一度紹介)に再利用できます。活用フェーズは、当サイトの『運命の相棒をさがせ!』(like to / want to / hope to の分岐インタビュー)が同じ文型群の続きとして機能します。
投影版パワーポイント(Premium)
この授業案には、導入用のヒントクイズ投影版パワーポイント「だれの夢?クイズ」(6問・夢が1つずつ増える→クリックで正解・話者ノートつき)が付属します。I want to 〜. のヒントだけで職業を当てる形式で、want to+動詞の原形が導入だけで30回耳に入ります。クイズの締めがそのまま「きみのバケットリストを3つ」への助走になり、授業案の本編に接続します。ダウンロードはPremium特典です。