中3の2学期は、関係代名詞・分詞・不定詞の発展と、名詞を後ろから説明する文が一気に増える時期です。the girl playing the guitar、a photo taken at the festival、the teacher who teaches us science——主語や目的語が急に長くなり、苦手な生徒はどこで文が切れるのか分からず手が止まります。ここで基礎版として識別問題だけを渡すと、その生徒は「人やものを説明して伝える」という単元の中心から切り離されてしまいます。この基礎版は、標準版と同じNinaを案内するストーリー・同じ大問・同じ場面のまま、支援だけを足した版です。留学生の自己紹介を聞き取り、案内チャットの説明の文を組み立て、体験クラスのポスターから希望に合うものを選ぶ。やることは標準版とまったく同じで、そこに語群と選択肢と書き出しヒントが添えてあります。
この教材で解決できる悩み
- 関係代名詞・分詞で名詞が長くなり、苦手な生徒が文の切れ目を見失って白紙を出す
- 支援したいが、別のテストを一から作る時間がない
- ヒントを入れると「何を測っているか」がぶれてしまう気がする
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学3年・2学期(不定詞の発展・分詞・関係代名詞の範囲。全教科書対応) |
| 形式 | 生徒用4ページ+教師用2ページ(設計表・台本2本・解答・評価規準/評価基準・カスタマイズガイド) |
| 配点 | 100点満点・全小問に配点明記(知識・技能の小問2点/思考・判断・表現3点/ライティング10点) |
| 難易度 | 基礎版(同一場面・同一設計の標準版・発展版は別ページ) |
| 編集 | Word版で固有名詞・範囲・本文・配点を自校に合わせて差し替え可 |
変えているもの・変えていないもの
基礎版で変えているのは支援の量だけです。チャットとメモの空所補充には語群(who / which / that / to / playing / taken など、同じ語を2回使うこともある10か所ぶん)をつけ、資料読解の提案は選択式にし、本文読解の主張も選択式、英作文には書き出しヒントと条件の絞り込みを入れています。一方で、場面・ストーリー・大問構成・配点・測る力は標準版と同一です。語群があっても、the man( )is talking に who を選ぶには、これが人を後ろから説明する関係代名詞だと会話から読み取る必要があります。選択式でも、Ninaの「筆を使いたい・持ち帰りたい・水曜が空いている」という希望に合う体験を選ぶ思考は残っています。支援は答えを教えるものではなく、思い出す手がかりと、解答の入口を用意するものです。
ゼロ回答を出さない設計
基礎版の目標は、全員が最後の大問まで手をつけて返ってくることです。リスニングの⑤は「書き出し You should ______.」があるので、聞き取れた生徒は必ず1文書けます。ライティングは書き出しヒント(This is a ___ that ___. / I want you to ___.)と条件2つで、説明の文と不定詞の文を組み立てられます。関係代名詞や分詞を「思い出せる形」で置くことで、名詞が長くなる文に苦手な生徒がスタートラインに立てます。最後の見直しチェック(大文字・ピリオド・who/which/that・分詞は名詞の後ろ・不定詞のto)も印刷済みです。
標準版・発展版との接続
テスト全体の設計思想(後置修飾を「説明する英語」として運用させること、全大問への目的・場面・状況の設定、妥当性・信頼性)は標準版のページで、難易度3段階の作り分けは発展版のページで説明しています。作問の土台となる妥当性・信頼性の考え方は中1標準版のページにもあります。当サイトのテスト作りの相談(テスト平均点が低かったときの返却・学力差の大きい教室)とあわせてご覧ください。