中2の2学期、動詞のまわりが急ににぎやかになります。toが付く形、〜ingになる形、原形のままの形。1学期を乗り切った生徒でも、ここで「どれを付ければいいのか分からない」という迷子が生まれます。この基礎版のねらいはシンプルで、規則の分類はまだ怪しい生徒が、Jackとのチャットの流れと語群を頼りに正解へたどり着ける道を用意することです。I want to try kendo. を「作れる」前に、「この場面ならこれだ」と選べる——その成功体験が、期末までの学び直しの燃料になります。
この教材で解決できる悩み
- 不定詞・動名詞の使い分けでつまずいた生徒が、テストで全滅してしまう
- 支援は必要だが、標準版と別内容のテストでは成績処理に困る
- 1学期の抜け(三単現・過去形)を責めずに、2学期の内容で再スタートさせたい
基礎版の支援設計
標準版と同じ場面・同じ測る力のまま、支援の量だけを変えています。
| 大問 | 基礎版の支援 |
|---|---|
| 1 リスニング | 英作文に書き出しヒント(I want to show you ______.) |
| 2 チャット | 語群つき(to・taking・cooking など。同じ語を何度使ってもOK)——「分類」でなく「文脈で選ぶ」 |
| 4 資料読解 | 理由・プランも選択式(記述は標準版から) |
| 6 ライティング | 書き出しヒント3本(Hi, Jack! I'm ______. / I want to ______ with you. / Do you like ______?) |
配点の枠組み(知技53点・思判表47点)は標準版・発展版と共通なので、版をまたいでも同じものさしで採点できます。
語群の「to」をあえて何度も使わせる理由
大問2の語群には to が1つだけ入っていて、注記に「同じ語を何度使ってもOK」とあります。正解ではtoを3回使います。これは手抜きではなく仕掛けです。不定詞のつまずきの核心は、toという語を知らないことではなく、「動詞の前にもう1つ動詞が来たらtoでつなぐ」という感覚が身についていないこと。空所のたびに「ここもtoか?」と自問する過程そのものが、want to/places to visit/to see you の型を体にしみ込ませます。
期末(比較)の前に、動詞まわりを整理しておく
このテストには比較は出ません(期末版で「日本のおすすめ比べ」の文法として初登場します)。2学期後半は better・best など形容詞の変化が主役になるので、その前に動詞まわり(to+原形・〜ing)を一度整理しておく——中間でつまずいた生徒には、不定詞の定着ドリルのまちがい診療所を1枚。「中間でできなかった→期末でできた」の実感が、2学期を乗り切る一番の薬です。