不定詞を本当に理解しているかは、3用法の分類問題では分かりません。to try を「名詞的用法」と答えられることと、What do you want to do with me first? という質問を読み取って、自分の希望をto付きで返せることは、別の力です。発展版の大問7は、Jackからの追伸——不定詞の質問2つ——に返信する読んで書く統合問題。「したいこと」を聞き取って「したいこと」で返す、交流の英語のいちばん自然な往復を測ります。
この教材で解決できる悩み
- 上位層向けの問題が「用法の分類・書き換え」になりがちで、思考を測れていない
- 読んで書く統合問題を出したいが、入試素材は中2の2学期には重すぎる
- 希望者チャレンジ・再テスト用の「同じ範囲のもう一段」がほしい
発展版が変える2つのつまみ
範囲は標準版と同じ(不定詞・動名詞+1学期の復習)のまま、支援と統合だけを変えます。
- 支援を外す——チャットの語群なし。to・taking・cooking を文脈から自力で取り出します。資料読解は「リストの希望(剣道・料理)の両方に応える1週間のプラン」を資料から構想する記述に
- 統合を足す——大問7で、Jackの追伸(What do you want to do with me first? / Is there anything to bring from Australia?)を読み取り、3文以上で返信。2つ目の質問は anything to bring——形容詞的用法を「読んで」使う場面です
観点比率は50:50(標準版53:47)。場面がすべて歓迎の準備なので、無理な難問ではなく「たくさん伝える」方向の負荷になっています。
「持ってくるものある?」に答えられるか
大問7の2問目 Is there anything to bring? は、この回でいちばん奥行きのある問題です。anything to bring(持ってくる(べき)もの)という形容詞的用法を正しく読めないと、質問の意味そのものがつかめません。そして答えは Yes/No だけでは終われない——Please bring photos of your family! のように、歓迎の文脈に沿った提案まで書けて初めて「読んで応じた」ことになります。用法の知識が、読解の入口と表現の出口の両方で試される設計です。
3版そろえた運用
基礎版・標準版と同一場面・同一設計です。一斉テストは標準、支援が必要な生徒に基礎、返却後の希望者チャレンジに発展——版をまたいでも解説は1回で済みます。年間の物語は期末版(来日したJack・比較の初登場)へ続きます。