中2の1年間で、生徒の英語は一気に「道具」らしくなります。未来の予定を伝え、理由をbecauseでつなぎ、したいことを不定詞で、楽しんでいることを動名詞で言い、2つのものを比較して選ぶ。1つ1つは単元として学びましたが、実際のコミュニケーションでは全部が同時に出てきます。学年末テストは、この「同時に使う」をはじめて本格的に測れる機会です。この教材は、テスト全体を「春休みのニュージーランド海外研修(10日間)の準備」で貫いた中2・学年末テストの標準版サンプルです。説明会で予定(will)と条件(if)を聞き取り、ホスト家庭の中学生ライアンとのチャットで2年分の文法を使い分け、週末コースを比較して友だちに提案し、はじめて会うホストファミリーに自己紹介を書く——全部が「研修の準備のための英語」として必然性を持つ設計です。
この教材で解決できる悩み
- 学年末テストが単元別の縦割りになり、2年分の「同時に使う」力が測れていない
- 受験学年を前に、思考・判断・表現の比重を上げた出題へ移行したい
- 自己表現の英作文が「自由に書きなさい」で終わり、文法の引き出しにつながらない
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学2年・学年末(2年間の総まとめ:未来・接続詞・動名詞・不定詞・比較。全教科書対応) |
| 形式 | 生徒用4ページ+教師用2ページ(テスト設計表・リスニング台本2本・解答と許容範囲・評価規準/評価基準・カスタマイズガイド) |
| 配点 | 100点満点・全小問に配点明記(知識・技能2点/思考・判断・表現3点/応用4点/ライティング10点) |
| 難易度 | 標準版(基礎版・発展版と同一場面・同一設計。作り分けは発展版ページ参照) |
| 編集 | Word版で固有名詞・範囲・本文・配点を自校に合わせて差し替え可 |
「行く側」の英語で、必然性を作る
これまでの当サイトのテストは「日本に来た相手」(転校生・ホームステイの客・帰国するALT)を迎える英語でした。中2の学年末は向きを反転させ、自分が海外へ行く準備の英語にしています。この設定にすると、2年分の文法が全部必然になります。研修の予定はwillとbe going toでしか語れず、「もし晴れたら海に行こう」はifが要り、応募も自己紹介も「なぜなら」(because)と「したいこと」(不定詞)と「楽しんでいること」(動名詞)でできていて、コースや気候の話は比較そのものです。大問2のチャットには、If it(is)sunny——条件のifの中は現在形——のような、中2の学年末に確認しておきたい判断も自然に混ぜてあります。
ライティング(大問6)は、はじめて会うホストファミリーへの自己紹介メッセージです。「ふだん楽しんでいること」という条件が動名詞を、「現地でしたいこと」という条件が不定詞を、指定なしで自然に引き出します。言語材料を指定しない内容条件の作り方は、このシリーズ共通の設計です。
52対48——中3の比重への最後の一歩
配点の刻みは全学年共通です(知識・技能の小問2点、思考・判断・表現3点、応用記述4点、ライティング10点。全小問に明記し100点ちょうど)。観点の比率は、中2の1学期54対46、2学期53対47から、学年末は52対48へ。そして中3では51対49、学年末には50対50に到達します。学年が上がるほど思考型に配点を移すこの階段の、中2側の最後の段です。受験学年の思考型比重を、学年末のうちに半歩だけ先取りしておく設計です。
自校のオリジナルテストに育てる
教師用ページには、リスニング台本2本(ポーズ秒数つき)、解答と許容範囲、ライティングの評価規準・評価基準(国立教育政策研究所の参考資料の様式に準拠)、カスタマイズガイドを同梱しています。受け身を2年生の終わりに学習する教科書(SUNSHINE・ONE WORLDなど)向けの差し替え例、海外行事がない学校向けに「来日する海外校の受け入れ準備」へ読み替える案も載せました。研修を自校の実際の行事(修学旅行の英語プログラム・姉妹都市交流)に差し替えれば、そのまま自校の物語になります。テスト設計全体の考え方は中1・1学期標準版のページで説明しています。同じ範囲の基礎版・発展版、当サイトのテスト作りの相談(定期テスト作問・難易度と平均点の設計)とあわせてご覧ください。