定期テストを作ると、あるときは平均が高すぎ、あるときは低すぎて、難易度が安定しません。難しくしすぎて平均が40点台になったこともあります。実力を正しく測れて、平均点もある程度そろうテストを作るには、どうすればいいでしょうか。(中2担当)
平均点は、狙って作れる。配分と配列を先に決める
平均点がぶれるのは、思いついた順に問題を並べ、結果として難易度が偏るからです。テストは、作ってから難易度を確かめるのではなく、難易度の設計図を先に描いてから作るものです。基礎・標準・発展をどの割合で入れるかを決め、易しい問題から並べる。この順で作ると、平均点はかなりの精度で狙ったところに収まります。行き当たりばったりをやめるだけで、安定します。
対策1: 配点の設計図を、作問より先に描く
問題を作る前に、難易度ごとの配点割合を決めておきます。
- 基礎6・標準3・発展1くらいの割合を先に決める(基礎で6割取れる設計)
- その割合に合わせて、各大問の配点を先に振る
- 決めた枠に問題を当てはめていく(枠から作る)
割合を先に固定すると、難問の入れすぎ・易問だらけを防げます。
対策2: 易しい問題から並べる
配列も難易度に影響します。最初でつまずかせない順にします。
- 最初の大問を、全員が手をつけられる基礎にする
- 難しい問題は後半に置く(時間切れでも基礎は解ける)
- いきなり難問で心を折らない
入口を通れると、実力どおりの点が出やすくなります。
対策3: 過去の平均から、逆算して調整する
一度作ったら、次に生かします。
- 前回の平均を見て、高すぎたら発展を1問増やす、低すぎたら減らす
- 難問の量が平均を動かす、と理解して微調整する
- 平均点の目安(おおむね60〜70点)を自分の基準として持つ
難易度は、設計でコントロールする
平均点がぶれるのを運や生徒のせいにせず、設計の問題としてとらえると、安定します。配点の割合を先に決め、易しい問題から並べ、過去の平均から逆算して調整する。この3つで、実力を測れて平均もそろうテストに近づきます。作ってから難易度を心配するのをやめ、難易度から作り始めることを、次のテストで試してみてください。